主人公がいよいよ気象予報士を目指し始めたNHK連続テレビ小説「#おかえりモネ」。番組の最後に雲や風から天気を予想する「観天望気」が載せられますが、月に暈(ハロ、光の輪)がかかるのは観天望気では近いうちに雨が降るとされます。太田記念美術館「江戸の天気」展、前期6/26~7/25にて展示予定。
歌川広重が描いた、窓辺にちょこんと座る猫。いったい何を眺めているのでしょうか?オンライン展覧会「浮世絵動物園ー歌川広重「名所江戸百景」」で解説しています→otakinen-museum.note.jp/n/nf56226741bd7
【展覧会情報】那珂川町馬頭広重美術館@batohiroshigeでは「帰ってきた!猫じゃ猫じゃ展」を6/19~8/29に開催。猫を描いたさまざまな浮世絵が大集合。詳しくは美術館HP→hiroshige.bato.tochigi.jp
鰭崎英朋(ひれざき・えいほう)による、泉鏡花『続風流線』の口絵。船が転覆して湖に落ちた美樹子を、泳ぎの達者な多見次が救出する場面。水の動きと、水の中に透けてみえる人体の描写が秀逸。木版画とは思えない高度な技術です。太田記念美術館の「鏑木清方と鰭崎英朋」展にて展示。6/20(日)まで。
浮世絵の女性たちからは感情があまり伝わってこないという印象はありませんか?そんな中、明治末~大正に制作された鰭崎英朋の口絵は、女性たちの表情を感情豊かに捉えています。太田記念美術館にて6/20まで開催の「鏑木清方と鰭崎英朋」展では、英朋の魅力あふれる口絵を紹介。いずれも木版画です。
月岡芳年が「月百姿」で描いた、源博雅と朱雀門の鬼が笛を吹き合うシーン。夢枕獏氏の小説『陰陽師』や、岡野玲子氏による漫画でご記憶されている方も多いのでは。この作品について詳しく紹介しました。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n6e63aa3fe315
月岡芳年の猫がカワイイという話|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/na2cf65abea8a
【展覧会情報】たばこと塩の博物館@tabashio_museumでは「シブい工芸 たばこ盆」展を7/4まで開催中。職人たちの確かな技術によって作られた、たばこ盆の魅力を紹介。たばこ盆が描かれた浮世絵も展示。詳しくは→tabashio.jp/exhibition/202… ※月曜日は休館日です。
妖怪たちの楽しい影絵。ろくろ首、唐傘お化け、河童など。幾英の「しん板かげゑづくし」より。太田記念美術館のオンライン展覧会「異世界への誘いー妖怪・霊界・異国」展otakinen-museum.note.jp/n/n3a7456974703にて紹介しています。
明治23年(1890)6月18日に現れた竜巻状の黒雲を描きます。画中には「龍の昇ならん」として通行人が眺めていたと記され、珍しい気象現象へ対する当時の人々の認識がうかがわれます。太田記念美術館「江戸の天気」6/26~8/29(前後期全点展示がえ)にて展示予定。
太田記念美術館では6/26(土)より「江戸の天気」展を開催いたします。雨、雪、虹――。浮世絵に描かれた様々な気象現象をご覧ください。前後期で全点展示替えいたします。詳しくは→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/ten
手拭いをグッと噛みしめ、痛みをこらえている遊女。愛しい恋人の名前を刺青にしている最中です。恋する相手を想えば、その痛みも我慢できるのでしょうか。オンライン展覧会「月岡芳年―血と妖艶」展では、この作品を含む芳年の美人画の代表作「風俗三十二相」24点を紹介→otakinen-museum.note.jp/n/n1ae035bb12ae
【書籍紹介】太田記念美術館が所蔵する動物の浮世絵が丸ごと1冊の画集に収録。猫や犬はもちろん、さまざまな動物たちが盛りだくさん。B5判128頁、小学館より税込2640円で発売中。美術館受付、もしくは、お近くの本屋さんかネット通販にて→amazon.co.jp/%E6%B5%AE%E4%B…
月岡芳年が描いた猫の絵を集めてみました。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/na2cf65abea8a
読書をしていたら、いつのまにかお昼寝。何気ない日常のワンシーンを洒落た構図で捉えた、梶田半古の「うたたね」です。雑誌『文芸倶楽部』の口絵として制作されました。太田記念美術館で開催中の「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」にて展示。会期終了が近づいてきました。6/20(日)までです。
北斎による夕景。対岸の富士山や両国橋は輪郭線を用いずに摺られており、少しずつ夕闇に包まれていくなか、次第に物の色の形が失われていく様子が表現されています。太田記念美術館「江戸の天気」6/26~8/29(前後期全点展示がえ)にて展示予定。
まるで半島のような地形の上野付近。右はその感じが良くわかる歌川豊春の作品。地形図と一緒に浮世絵を見ると、新たな世界が見えてきます。2019年に太田記念美術館で開催の「江戸の凸凹」展がオンライン展覧会で復活!→otakinen-museum.note.jp/n/n1e5bbc983fa… 有料800円で全作品と解説が無期限でご覧いただけます。
太田記念美術館は本日6/11(金)、10時30分より開館しております。「鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵」展を開催中。6/20までですのでお見逃しなく。事前予約は不要。会場は空いておりますので、密になることなくご鑑賞できます。入館は16時まで、閉館は16時30分となります。
【展覧会紹介】少し先ですが、7/10(土)より町田市立国際版画美術館では「浮世絵風景画ー広重・清親・巴水 三世代の眼ー」展を開催。3人の表現を比較しながら江戸から昭和、100年にわたる日本の風景が楽しめます。詳しくは→hanga-museum.jp/exhibition/sch…
鰭崎英朋の木版口絵をご紹介。離縁を決意した女性が、涙ぐみながら家を立ち去るシーン。髪の毛の部分、単に黒一色に見えますが、斜めから光を当てると線が浮かび上がるという、木版画ならではのテクニックが用いられています。太田記念美術館の「鏑木清方と鰭崎英朋」展にて6/20まで展示中。
6/9は月岡芳年の命日なので「月百姿」をご紹介。笛の名手である源博雅が、朱雀門の鬼と言葉を交わすことなく笛を吹き合い、互いの笛を交換するという逸話。月の輝く静かな夜、二人の笛の音だけが美しく響き渡ります。背中を向けている方が源博雅。オンライン展覧会でも紹介→otakinen-museum.note.jp/n/n9bb628ce688a
本日6/9は月岡芳年の命日ということで、芳年の描いた少女と猫の絵をご紹介。タイトルに「うるさそう」とあるように、少女は騒ぎながら大好きな猫に抱きついています。猫も「やれやれ仕方ないな」といった表情。太田記念美術館監修『浮世絵動物園』(小学館)に掲載しています→amazon.co.jp/%E6%B5%AE%E4%B…
明日6月9日は月岡芳年の命日。1892年に亡くなりましたので、今年は没後129年です。芳年が描いた、ネコが大好き過ぎる花魁をご紹介します。otakinen-museum.note.jp/n/na9bcc6b4a334
明日6月9日は月岡芳年の命日。明治25年(1892)に亡くなりましたので、今年は没後129年となります。こちらは芳年の美人画の代表作である「風俗三十二相」より「つめたさう」。寒い夜の季節、女性が冷たい水で手を洗っています。新型コロナ感染予防のために、しっかりとした手洗いはかかせませんね。
水野年方による、小栗風葉の小説『恋慕流し』の口絵。師匠に破門され、貧しい生活を送る尺八の演奏家・純之介。日銭を稼ぐため、妻の葉子と流しの演奏をしています。背景の人通り、筆で描いているように見えますが、木版画です。太田記念美術館の「鏑木清方と鰭崎英朋」展にて6/20まで展示。