明け方の月をとらえた月岡芳年「月百姿 神事残月」。山王祭の山車(だし)行列を題材にした1図で、山車の最上部に乗るのは加茂能人形。はかなげに輝く月と、華やかな山車の対比も秀逸です。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
太田記念美術館では10/29~12/19に「河鍋暁斎 躍動する絵本」展を開催予定。これまで紹介される機会の少なかった、河鍋暁斎の絵本を大量に展示します。小さな画面に詰まった、人間や動物、妖怪たちのお祭り騒ぎをお楽しみに。
蛍狩を楽しむ浴衣姿の女性たち。右の女性は手の中に捕まえたようです。周囲では桔梗やススキが風に揺れていて、秋の気配も漂います。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
晴れた空に美しい布が映えます。天日干しの工程が欠かせない染織は、天候に大きく左右される仕事のひとつでした。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。ネット上で作品をご観賞いただけるオンライン展覧会も配信中です→otakinen-museum.note.jp/n/n15c7b65581ea
雨があがったばかりのようで、空には虹がかかります。虹を見上げる武士は長合羽を着ていますから、屋敷を出る時はまだ雨が降っていたのでしょう。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
小林清親が新選組の土方歳三と戊辰戦争で共に戦ったという話。NHK大河ドラマ #青天を衝け ではすぐに終わってしまった、鳥羽伏見の戦い、上野戦争について触れました。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/nfe2deaf01383
大盛りあがりの猫の宴会。手ぬぐいを持って踊る楽しげな猫をまわりの猫たちが眺めています。お酒のおつまみが盛られるのはアワビの貝殻の皿。早くこんな宴会ができるようになるといいものです。太田記念美術館で9/4より開催の「没後160年記念 歌川国芳」で9/4~26に展示。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kun…
傘を持っていてもずぶ濡れになるような大雨だったようです。着物がはりつき不快なのか、女性は袖から手ぬぐいを通して背中を拭いています。当時こうした姿が見られたようで、浮世絵にしばしば描かれます。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
太田記念美術館がツイッターを開設してから、本日8/16で9周年を迎えることになりました。15万5000人以上という大勢の方にフォローいただいており、誠にありがとうございます。これからも浮世絵に関する情報を発信していきますので、引き続きご愛顧ください。
太田記念美術館では9/4より「没後160年記念 歌川国芳」展を開催予定。PARTⅠ「憂き世を笑いに!戯画と世相」(9/4~26)、PARTⅡ「江戸っ子を驚かす!武者と風景」(10/1~26)と展示を2部にわけ、国芳の作品の魅力を紹介します。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kun…
江戸時代のウマが蹄鉄ではなく草鞋(わらじ)を履いていたという話|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n5eac14de8153
太田記念美術館は本日8/15(日)開館しております。「江戸の天気」展を開催中。広重の雨、北斎の雪、清親の夕暮れなど、風景画の名品を展示中。激しい雨が続き、外出するのが難しいという方は、ネット上で作品をご観賞いただけるオンライン展覧会をご利用ください→otakinen-museum.note.jp/n/n15c7b65581ea
浮世絵のキツネたちをご紹介します|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n8a881bfaab84
広重の夕立、北斎の雪景色、清親の夕暮れ。太田記念美術館「江戸の天気」展では、風景画の名手たちが鋭い観察眼と感性で、天候や季節のうつろい、人々の生活をとらえた作品を8/29まで展示中です。
【書籍紹介】朝里樹編著『玉藻前アンソロジー 殺之巻』(文学通信、税込2,090円)。九尾の狐の化身である玉藻前にまつわる中近世の物語のいくつかを現代語訳。詳しくは→bungaku-report.com/books/ISBN978-… ちなみに右の浮世絵は、本書の冒頭に出てくる、九尾の狐が寿羊(妲己)になりかわろうとする場面です。
太田記念美術館では、公式twitterのアイコンにもなっている不思議な生き物「虎子石」のLINEスタンプを発売中です→line.me/S/sticker/1524… 虎子石がゆるく日常に溶けこんでくれます。虎子石って何?という方はこちらの記事をどうぞ→otakinen-museum.note.jp/n/n528cf1ecd945
雨の夜道を描く小林清親「柳原夜雨」。うつむき加減に傘をさし道を急ぐ人々、客寄せをする車夫、濡れた犬の姿が浮かびあがります。清親はぬかるんだ地面に提灯や建物の灯りが反射する様子を細やかにとらえました。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
大磯の雨景を描いた広重作品の副題は「虎ヶ雨」。これは前Tweetで触れた曽我兄弟の兄、祐成(すけなり)の命日に降る雨を、愛妾であった大磯の遊女、虎御前の悲しみの涙とし「虎が雨」と呼んだことにちなみます。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
雨の夜の、曽我兄弟の仇討ちで有名な「十番切り」の場面。源頼朝が富士の巻狩を催した建久4年(1193)5月28日、兄弟は亡父の仇をとるため工藤祐経の寝所に押し入り、これを打ち取ります。騒ぎを聞きつけた人々と兄弟が十人続けて斬りあいました。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
雨が続くお盆休み。おうちでじっくりと浮世絵を観賞するのはいかがでしょうか。これまで配信した11のオンライン展覧会をまとめてご紹介します。気分に合わせてお好きな展覧会をお楽しみください。 #おうちで浮世絵 otakinen-museum.note.jp/n/ne375af7d9c72
国芳がとうもろこしを擬人化。歌舞伎に登場する累(かさね)という幽霊を演じています。とうもろこしの粒で表現された顔がちょっと怖いです。累を殺した夫、与右衛門は瓜でしょうか。太田記念美術館で9/4より開催の「没後160年記念 歌川国芳」で9/4~26に展示。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kun…
2年前に開催した「異世界への誘い―妖怪・霊界・異国」展が、オンライン展覧会として復活しました→otakinen-museum.note.jp/n/n3a7456974703。展示作品71点+オンライン展覧会のみの追加作品5点が、800円でいつでもどこでも無期限で見放題です。暑い夏の日に、妖怪や幽霊の浮世絵を眺めてみるのはいかがでしょうか。
星がきらめく歳の暮れ。職人たちが道具を持ち歩き、注文のある家に行って餅をつく「ひきづり餅」の様子と思われます。にぎやかなその音は、冬の空によく響いたことでしょう。太田記念美術館「江戸の天気」展にて8/29まで展示中。オンライン展覧会も開催中です。→otakinen-museum.note.jp/n/n15c7b65581ea
川瀬巴水が「遙か沖の山かげ淡く、飛び交う鴉の声も哀れな、夕暮れ近い晩夏曇りの日を画」いたと説明する作品。宿泊した旅館の近くを描いた「旅みやげ第一集 小浜 堀川」で、薄暗い水面がわずかに揺らぐ様子も、どこか物寂しさを感じさせます。太田記念美術館「江戸の天気」展にて8/29まで展示中。
雨雲の移動を表現するにはどうするか?小林清親は、画面手前のしずくが滴る雨後の座敷から、大きな雨雲が激しく雨を降らせている様子を眺めることで表現しました。太田記念美術館「江戸の天気」展にて8/29まで展示中。