金精軒(@kinseiken_jp)さんの人気ツイート(新しい順)

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1800円のカキ氷を職人さんが考えてくださったので1日だけ並べることになりました。 桃を美味しくする方法を考えうる限り注ぎ込んみました。お菓子を手頃にする技術より、高みを目指す技術の方が難しいので本番が楽しみです。 お連れの方とシャアできるようスプーンを多めにご用意しておきます。
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「信玄餅が美味しかった」といった旨のお手紙をいただきました。 墨を磨り、紙を選び、文字通り筆を執ってお気持ちをしたためていただいたこと厚く御礼申し上げます。 これからも精進いたします。
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きほんはまる。
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菓子専門店は「同じお菓子を短時間で1000個作る技術」には誰よりも長けていますが「時間も採算も度返しで渾身のひと品を作る技術」には疎くなりがちです。商売になり難いからです。 その逆となる、美味しさだけを追い求めて技術を磨いた素人さんのお菓子はとても怖いです。 プロ顔負けは実在します。
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今日は和菓子の日だそうです。 日本は食材に恵まれた国ではありません。豆や雑穀ばかりの環境で、少しでも美味しい甘味を楽しもうと編み出した工夫が和菓子の成り立ちです。 環境への不満で腐ることもできますが、配られたカードで勝負をしてきた先人達の努力を今一度噛み締めたいです。 もぐもぐ。
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お菓子は家庭料理でもあることをお伝えするため、今日は自宅できんつばを焼きました。 市販の餡子は水分が多過ぎるので、自宅できんつばを焼けるのは自家製餡がある方だけの特権です。 硬く締めた餡子を水溶き小麦粉に付け、薄く胡麻油をしいたフライパンでジリジリと低音で焼いていきます。
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武田信玄は「一般兵にも良い物食べさせたら勝率上がるでしょ」などの発想で、高価なお餅を皆に持たせたそうです。 当時のお餅は硬くお菓子とは程遠い食べ物なため、静岡の安倍川餅に似せて信玄餅が生まれました。 そうなると安倍川餅を名物にしたのは徳川家康なので家康餅が正しいのかもしれません。
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よもぎを入れたしっとりモチモチの焼き皮で、餡子を包んだ和菓子を並べました。日持ちがしないため、職人さんが付きっきりで焼き続けられる日にだけ並べています。 命名は「蓬巻き」でも良かったのですが、せっかくの特別なお菓子なので「伊達巻」から消えた半分を貰って「政宗」と命名しました。
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ショートケーキをイメージしたピノを、よりショートケーキに近付けて食べました。 反則技だと思いつつも美味しくて頬が落ちそうです。 次食べるならホイップクリームにフォンデュしながらやっつけてやりたいです。
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柏餅の季節が近づいてきました。 多くの柏餅は「上新粉」と呼ばれるお米の粉を使って生地を作りますが、当店は地元のお米が冷めても美味しい品種なので「炊いたご飯」をそのまま擦り潰して生地にしています。 お米の味がパワフルに残るこれぞ田舎の味といった柏餅です。
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ウサギがトレードマークになっている可愛い御奉行所が現存していると聞き、見学してきました。 屋敷に打った釘をウサギの飾りで隠しており、匠の心遣いがその正体でした。隠れミッキーを思わせる心遣いです。 膝の上に石を乗せる部屋には隠れていませんでした。
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栗羊羹に大きく2種類あります。ひとつは餡子の羊羹に栗を浮かべたものです。 もうひとつは「栗のペーストを固めたもの」になり、殆どが栗で出来た大変贅沢な羊羹です。 多くは菓子専門店でしか見かけませんが、長野県など栗が美味しい地域ではサービスエリアでも見かけます。 味は間違いないです。
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絞りの最後に「クッ」と絞り袋を回すのが格好良いです。
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「苺だけだと苺味にならない」そんな話をしたことがありましたが、そんな中モスバーガーさんのいちごシェイクをいただきました。 味の為か、食感を出す為か分かりませんが、イチジクも入っているのが美味しい理由のようです。 日本らしい和のフルーツを足す発想に感銘を受けています。ご馳走様です。
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職人さんがスフレを焼いていました。 普段は和菓子を焼いている銅板に、ふわふわの洋菓子が乗っていると何だか不思議な気持ちです。 銅板も何処となく照れくさそうにしていました。
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苺味だけだと苺味になりにくい話です。 苺を熱で加工すると、蒸気と一緒に香りや酸味が飛んで腑抜けた味になってしまいます。 今回は正規品として並ばない苺をお手頃な値段でいただいたので、砂糖を塗して30分ほど放置しました。苺の水分が出てきたところで水を足して軽く煮ます。
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「花より団子」は嫌味として生まれた言葉だそうですが、団子の力を知っている身としては「あまり責めてやってはくれるなよ」と思ってしまいます。 写真にしても「花3、団子1」程度にしないと絵力のパワーバランスが釣り合わないほどです。
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市内の神代桜が今年も花を咲かせました。 樹齢1000年とも云われる古木は、目覚めると表現した方が相応しい雰囲気を放っています。ずっと眺めていると魂を吸われそうです。 田舎育ちの作家さんが、ただ美しいだけではない自然風系を描写するのも、このような存在に触れているからなのかもしれません。
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春のお彼岸になりお店に牡丹餅を並べるようになりました。 昔はお供物などに使われていましたが、昨今では季節のお菓子として並べる意味合いが強くなりました。 バームクーヘンから結婚式のイメージがなくなっているように、美味しいものがそのまま独立するのは現代らしい文化だなと思います。
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ここまで手の込んだお菓子は滅多にないので、理由を聞いたところ「なんとなく」とのご返答がありました。 この世の中には本当にきまぐれ以外の何者でもないメニューがあると知りとても驚いています。 きまぐれなので再度作る予定はないそうです。今日韮崎店にご来店くださった方は幸運でした。
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最後に桜のパウダーと、塩抜きした桜の塩漬けを乗せてあります。
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その上に、桜のムースと桜の花びらから作ったゼリーを更に乗せ…
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このお菓子のためだけに焼いた「桜の葉を刻んで香りを付けたどら焼きの皮」の上に桜餡を乗せ…
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「シェフのきまぐれサラダ」なるメニューを見るたびに「多めに仕入れた食材をその時々で効率よく使っているのだろう」などと想像していていましたが、考えを改める出来事がありました。 今日はヤケに力を入れた桜のお菓子を職人さんが作っていたので説明をお願いしたところ…
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元から甘い物に砂糖を足すと、味がボヤけるかくどくなる可能性が高いです。特に糖度の高い苺は美味しいお菓子にするのが難しい素材になります。 富山県の中尾清月堂さんで、そんな難しいはずの甘い甘いあまおうを使った苺大福をいただきました。 こんな凄い苺大福が食べられて心の底から幸せです。