子どもの精神科看護師@こど看(@kodokanchildpsy)さんの人気ツイート(リツイート順)

よ〜く考えよ〜♪ 大人も未熟だよ〜♪
「死にたい」と「生きたい」を毎日何度も行き来して、心も体もヘトヘトになる。そんな毎日でも「生きたい」と願い、誰かに「死にたい」と言えたらいいなと思っている。 こんな思いを抱えている子がいるからこそ、「死にたいなんて言っちゃダメ」なんて、言っちゃダメなんじゃない?と思うんですよね。
「〇〇生なんだから」「〇〇歳なんだから」という言葉は、目の前の子どもではなく、その子の周り子どもを起点とした言葉です。 子どもは「もう〇〇生なんだよな…」「もう〇〇歳なんだよな…」と【時のプレッシャー】を強く感じているので、「〇〇なんだから」シリーズを口にするのはお控え下さい…。
あなたが使う言葉は、子どもが使う言葉です。
今日の一言
子どもに「いつでも相談してね」とだけ伝えると、「ん?相談してもいいっぽいけど…どのタイミングで?」と思わせてしまう可能性があります。 なので、「ちょくちょく声かけるからさ、もしその時に話せたらちょっと話聞かせてよ〜」と、相談のタイミングを子どもに丸投げしない形で声をかけています。
子どもから将来の夢を無理やり聞き出す事は、「3ヶ月後の夕飯に何食べたいか」を無理やり聞き出す事と同じくらい意味の無い行動だと思っています。
子どもとする『くだらない話』はくだらなくないのです。 肩の力を抜いて、その子がその子として話せる『くだらない話』の時間は、その子が「自分でいいんだ」と感じられる大切な時間です。 『くだらない話』を大切にすることは、その子を大切にすることでもある。私は本気でそう思っています。
高田純次さんが「歳とってやっちゃいけないことは説教と昔話と自慢話」という言葉を残しています。 私はこの言葉を「子どもからの説教と昔話と自慢話は真剣に聞きなさい」と勝手に解釈して、病棟の子ども達の話を真剣に聞いています。
『子どもがおびやかされない環境』は、『大人がおびやかされていない環境』だと思います。
私の経験上ほぼ間違いなく言えるのは、大人のゆとりを確保する事は、子どもの長期的な安心感につながるという事です。
退院した子と久しぶりに会った時、「久しぶり〜、元気〜?」的な感じの声かけは避けています。 元気度を聞くような声かけは、「元気な自分じゃなきゃいけない」と子どもに思わせる可能性があるので、「今日アホ暑ぃ」とか、「寝ても眠ぃ」みたいな、『マジでしょうもない話』をするようにしています。
子どもに「昨日眠れた?」とだけ伝えると、「ん?眠れたって言ってほしい感じ?」と、言葉の裏にある大人の期待を感じさせ、眠れてないのに「眠れた」と答えさせてしまう可能性があります。 なので、「眠いわぁ…、〇〇君は昨日眠れたりしたの?」と、フリートーク感丸出しで睡眠状態を聞いています。
子ども達は言葉の温度にとても敏感です。 ・で? ・へ〜 ・そっか ・それで? ・すごいね ・なにそれ? 声の出し方ひとつで、これらの言葉を冷たく感じさせる事も、温かく感じさせる事もできるのです。 子ども達には言葉の温かさを感じてもらいたい。だからこそ、私は声の出し方にこだわるのです。
悩んだ時、辛い時の窓口・サイトまとめ ・子どもの人権110番 ・24時間子どもSOS窓口 ・チャイルドライン ・児童相談所虐待対応ダイヤル ・いのちの電話 ・Mex(ミークス) ・引きこもり地域支援センター ・こころの健康相談統一ダイヤル ・よりそいホットライン ・精神保健福祉センター ご参考までに
高田純次さんの「歳とってやっちゃいけないことは説教と昔話と自慢話」という言葉。 私はこの言葉を「子どもからの説教と昔話と自慢話は真剣に聞きなさい」と勝手に解釈して、子ども達の話を真剣に聞いています。
甘えたいけど甘えたくない。 認めてほしいけど認めてほしくない。 死にたいけど生きたい。 こういった子どもの気持ちを目の当たりにした時、「結局どっちなの?」と言いたくなりますが、その子自身も「結局どっちなの?」と頭を抱えていたりするので、「どっちもなんだな」と理解してあげてください。
疲れている様子の子どもに「疲れてる?」とだけ伝えると、「疲れてちゃいけないんだ」と思わせてしまう可能性があります。 なので私は、「疲れてる様に見えるけど…休んでもいいって思えてる?」と、子どもの疲れを肯定する形で声をかけ、どうやって休むのかを子どもと一緒に考えるようにしています。
子どもが頑張っている時、大人にしてほしいのは『叱咤激励』ではなく、『現在への肯定』です。
子どもとの意味のない会話ほど、意味のある事はないと思うんです。
今日の一言
子どもの言動にイライラした時は、「心は鬼にしても、言葉は鬼にしない」と心の中で3回唱えています。
子どものゆっくりとした歩みに焦りを感じた時は、「丁寧に土を耕して種を蒔く。そして毎日水をやるのさ。芽が出て花が咲く瞬間はお目にかかれないかもしれねぇけどよぉ、それが子どもを支援するって事だろ?気づいたか?アンタがいなきゃ花は咲かないんだぜ…?」と自分を励ましています。アンタ誰だ。
子どもがこれから進む道を舗装するのではなく、子どもがこれから進む道に休憩所と逃げ道をめっちゃ設置しまくるイメージで看護を展開しています。
「生きてりゃいいことあるよ」という言葉を聞くと、希望ではなく絶望を感じる子もいるということをお忘れなきよう。