276
「恵まれている」というのはいつから他人を責める言葉になったのか。
277
じっさいに各大学で教養課程をつぶしたのは国や文部省ではなくて「非教養の教員たち」であったということはよく覚えておくべきラジよね。それも大喜びでつぶした。
278
少し前までプロジェクターのスクリーンを下ろすためのかぎ付きの棒が各教室にあったんだけど,それを見るたびに「こんな凶器になりうるものを教室に置いておいても平気なんだから大学も平和になったよなあ」と思った。
279
障害のある子の親だということを明かしていると「社会の役に立たない障害者の存在は税金の無駄遣い」みたいな@コメントが定期的に来るのだけど,そういうことを言う人自身も「自分は社会の役に立つのか」という問いに苦しめられているのではないかと思うのラジよね。
280
大学入試では「学力」だけででなく面接で社会経験などを評価しろと言ったら親が裕福な子どもほど有利になるのは目に見えているラジよね。
281
自分は基本的に「子どもの頃に苦労しちゃった人はダメ」と思っている。自分のダメなところの多くはそれだもんね。
282
鈴木知事は「先鞭をつけた」のではなく政権とよく連絡を取り合っていて「全国でやりたいことをまず北海道で試す」役をやっている,というのが地元民の見立てラジね。それでうまくいったこともよくなかったこともあるけどなにしろ「試される大地」なので。
283
これは前にも書いたことだけど,「先生」に限らず中高年でなにかの責任のある立場についている人が自分の言ってることを他人から否定されたり批判されたりすることってネットの外側ではごく稀なのラジよね。みんな「しょうがねえなあ」と思いながら調子を合わせたりスルーしたりしている。
284
自宅から通える大学がない以前に自宅から通える範囲に「大学に行ける高校」がない,大学進学のためには高校から家を出て下宿する必要がある,という地域がたくさんあるのラジよね。
285
「工夫してお金をかけずにやる」ことができるのはその人の中に経験や技術があってそれを「利用」しているんで,その経験や技術は「利用料タダ」で使おうという話が大杉。
286
「上皇さまが論文を投稿されましたが,審査の結果不採択となったことがわかりました」みたいなことがあれば一部にファンが増えると思う。
287
老害というのは本人の意識とは関係なく歳をとったらみんな老害になっちゃうからこそ残酷なのだと思う。歳をとって老害にならない方法は「引っ込む」こと以外ないラジよ。
288
飲まないと死ぬ薬を飲んで生きている人にとって戦争やさまざまな災害、経済的混乱などはすべて「薬がなくなって死ぬ恐怖」につながる。
289
「学問の問題」としては「研究者の流動性を高める」と言って任期制や非正規雇用を推進したのは国の政策だったので「なにをいまさら」としか言いようがない。外国にどんどん流れるほど「流動化」したのだから政策の成功なのでは。
290
こういうのあまり簡単に謝罪したらいけないと思う。犯罪の社会的背景を考えることが「犯罪者を擁護している」ことになるというのは明確な間違い。
291
前の戦争の時も昭和19年の春くらいまでは東京でもほとんどの人はかなり「普通の生活」をしていたのラジよね。それがほんとに数ヶ月単位であれよあれよという間に「戦争中の暮らしの記録」のようなことになる。
292
1万人にひとりしかかからない病気に自分がかかる,という経験をすると「統計は統計,個人は個人」としか考えられなくなるラジよ。
293
もしかしてテレビの人たちはいま日本の多くの大学にすでに9月卒業や10月入学の制度があることを知らないのではないラジか?ツイッターにいる人たちも知らない?
294
いまでも「文学部」を持つ国立大学は86大学中13大学しかない。
295
この「自分にはとくに損にならなくても、得をしてる人がいると許せない」という感覚というのは根強いラジね。進化心理学か行動経済学で研究がありそう。
296
日本人が英語を話したくなくなるのは日本人がケチをつけるからで日本人がいないとのびのびデタラメ英語を話せる。
297
それはほんとにその通りで,最初は教養部や文系だけいじめられていてもしばらくすると同じことが理系分野にもやってくる。そして予算や人員が削られることのインパクトは理系のほうが明確なのラジよね。
298
自分はSNSは「ラジオ」だと思ってますね。勝手に放送して届いたハガキから気に入ったのを読む。
299
それよりなにより昔の奨学金は「教員などの免除職につけば返さなくてよかった」んですよ。それはほんとに大きかったよ。
300
昔の大学ですごかったのは「ひとつのテーマを数年かけて話していくような授業」があったこと。履修する学生は毎年変わるのに「去年はここまでやったから今年はここから」と言って進んでいく。それでなぜか毎年出ている学生がいる。