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松原みき「真夜中のドア/Stay With Me」の海外人気について、現代ビジネスに書きました。インドネシアのレイニッチさん、韓国のNight Tempoさん、ポニーキャニオンの担当者の方に取材して、現象の全貌を追いつつ、シティ・ポップ人気のこの先の可能性を探っています。 gendai.ismedia.jp/articles/-/813…
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King Gnu、素晴らしかった。たぶん番組側もわかってたんだろうけれど、番組が始まってようやくの「背後で誰も踊らないし、何のコンテンツもイメージ映像も流れない」演出も印象的だった。曲の強さだけ、バンドの演奏と歌だけで、数分間をちゃんと魅せるという強度を持っていることを示したと思う。
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こういう年だったということもあって「みんなで」とか「共に」みたいなキャッチフレーズが基本のトーンを占める紅白歌合戦において、
「生きて踊ろう 僕らずっと独りだと諦め進もう」
と歌う星野源。この勇気と知性たるや。 twitter.com/shiba710/statu…
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星野源の「Same Thing」。「すべての歌は、応援歌だ」をキャッチフレーズにした今年の紅白でこの曲を歌って、歌詞の「Fuck You」を「Screw You」に変えて(放送コードには引っかからないけど意味は同じ)、和訳で「ほんと最低だよ」とちゃんと載せたの、すごく意味ある行為だと思った。ほんと批評的。
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「不快なものをわざわざ覗きに行って不快だと表明する行為」は微量ながらも報酬系を刺激するので、「みんながやってるから」「タイムラインで見かけるから」と深くコミットする意思もなく話題に乗っかっていると、簡単に行動嗜癖化するよ。波に飲まれないよう気をつけて。
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自分は”たまたま”家で執筆できる運のいい職種だけど、あの場にいた音響、照明、舞台、運営、飲食、すべての小規模事業者やフリーランスのスタッフにとって、フェスはたとえば商業施設や建築現場と同じような”職場”という理解でいる。それが昨年98%消失したということも。
corporate.pia.jp/news/detail_li…
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BE:FIRSTの「Gifted.」がビルボード週間初登場1位。ちょっと今のタイミングで予言しておくと、この曲、2022年上半期チャート1位になる可能性もかなりあるんじゃないかと思ってる。それくらいの曲の強度。最初のインパクトだけじゃなく耐久性が高い。
billboard-japan.com/chart_insight/
youtube.com/watch?v=hwc6dE…
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ライブハウス「FEVER」がYouTubeの投げ銭システムを使うべく
・1000人以上のチャンネル登録数
・4000時間の再生回数
をクリアする必要があるとのこと。これからライブハウス支援が必要になってくると思うので、僕も協力したいです。
instagram.com/p/B9oo6pjpEcD/
チャンネル登録→
youtube.com/user/LIVEHOUSE…
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「日本人は〜」「女は〜」「男は〜」「最近の若者は〜」みたいな主語の大きい言説のことは、最近は「解像度が低い」と言い表すことにしてます。記号化することでグラデーションが「見えなくなる」。そして「解像度の低さ」を「わかりやすさ」と混同しているむきも見られますが、本来まったく別物です。
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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021開催中止。1ヶ月前の申し入れ。渋谷社長の文章からも無念さと怒りが伝わってくる。
「コロナ禍にあって障害はありますが、あの祝祭空間を私たちは守っていかなければなりません。そんな思いでこの文章も書かせていただいています」
rijfes.jp/2021/info/
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これ本当に大事だと思う。「ヒットの法則」か「音楽じゃ食えない」的な話がバズりがちだけど重要なのはこっち→《産業側の商業主義に過度に巻き込まれることなく、かつ、生活を犠牲にしたり、趣味として割り切るアプローチでもなく、創作活動を続けていくための仕組みや方法》
note.com/zokuzoku_mag/n…
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「THE FIRST TAKE」運営スタッフとクリエイティブディレクターの清水恵介さんに取材しました。メディア論としてもとても興味深い内容です。
「本質的であること、深いコミュニケーションであることを大事にして、再生回数だけに捉われないコンテンツを長く作り続けたい」
gendai.ismedia.jp/articles/-/806…
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BE:FIRST「Gifted.」の楽曲レビューを書きました。
qjweb.jp/column/61308/
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すごくいいインタビューでした。取材は小熊俊哉さん。”僕は、昔から「みんなでひとつになろう」的な言い方が好きじゃないんです。人と人はひとつにはなれない。死ぬまで1人だと思う。でも、手を取り合ったり、想いを重ね合うことはできる。そこに一つの大事なものが生まれる”
rollingstonejapan.com/articles/detai…
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ヨネダ2000のM-1決勝ネタ、ちゃんと測ったら「♪ぺったんこ〜」「♪あーい!」のリズムがBPM159をキープしていて、テクノにおけるこのくらいのテンポ領域のジャンルはハッピー・ハードコア〜UKハードコア。なので「ロンドンで餅つき」にちゃんと意味がある。ヤバいわこれ。
youtube.com/watch?v=m9WzUS… twitter.com/shiba710/statu…
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連載「平成ヒット曲史」。最新回はSMAP「世界に一つだけの花」です。語られ尽くした感のあるこの曲について、「赦し」という観点から考察しました。
《筆者は、SMAPが本当の意味で「平成のクレージーキャッツ」になったのは、この曲が生まれてからだと考えている》
bookbang.jp/heiseijpop/art…
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藤井風の「grace」と米津玄師の「KICK BACK」が同じ週に配信リリースされるの、白魔法と黒魔法の頂上決戦という感じがして2022年の日本すごい。
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恩義のある関係なので言いづらいことですが、この時点で出版社のコメントが何もなく、今後も第三者の検証に協力しないのであれば、道義としての「取材相手を守る」ことを放棄したと取られ、今後アーティストが心理的安全性を保ったまま「2万字インタビュー」を受けることは難しいであろうと思います。
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米津玄師「M八七」、ポップソングとしては有り得ないほどの転調が曲中に仕込まれてるんだけど、それが単なる音楽的な技巧というより、曲の主題と深く結びついてるのが素晴らしいと思う。一人称〈僕〉と二人称〈君〉の視点の切り替わり、そしてめくるめく転調の部分で主語が〈僕ら〉になるという。
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ヨルシカ、YOASOBI、ずっと真夜中でいいのに。、yamaなどについてコラム寄稿しました。
「これらのアーティストに特徴的なサウンドは、“リリースカットピアノ”とも言われる残響音の少ないピアノの音色にある」 billboard-japan.com/special/detail…
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くるり「ばらの花」×サカナクション「ネイティブダンサー」
二階堂ふみ×染谷将太
yui×odolミゾベリョウ
びっくりするくらいクオリティ高い。ギリギリのコード感でマッシュアップしてるコバソロの編曲も。相鉄がこんなクリエイティブ繰り出してくるとは。
youtube.com/watch?v=tUe6Ye…
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Yahoo!ニュース個人に記事を公開しました。この動き、広まってほしいなと願ってます。
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無観客ライブから投げ銭や電子チケット制有料配信へ。アーティストやライブハウス支援の動き、始まる- Y!ニュース news.yahoo.co.jp/byline/shibato…
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米津玄師「STRAY SHEEP」インタビュー担当しました。
アルバムについて、いち早くたっぷりと語ってもらった内容です。長いですが、ぜひ最後まで読んでみてください。
natalie.mu/music/pp/yonez…
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感染拡大で「CDが売れないからミュージシャンはライブで食っていく」というこれまでの価値観が成立しなくなり、大きな打撃を受けている今。些細ではあれど「サブスクで”聴く”こと自体がリスナー側からの支援になる」というポイントはもう少し広く伝われば、と思います。
cinra.net/interview/2020…
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とても興味深い記事。スポーツ新聞や週刊誌は、出場者発表の時から視聴率の話題まで一貫して見当外れの識者とか匿名のテレビ関係者とかにとんちんかんなコメントをとって「視聴者の紅白離れ」の論を張ってたけど、このデータ以上に読む価値ある分析は一切なかった印象。note.com/tsurezure_cat/…