女子カーリング3位決定戦。日本のストーンがハウスの中央に留まったとき、一瞬の落胆もなく、すぐに手袋を脱いで握手に行ったイギリスの選手の姿勢が「これがカーリング」だったなぁ。 #mitazo
「いっしょに、いたっけなぁ」と、思うこと。 「いっしょに、いたっけなぁ」と、泣きじゃくること。 そういうやつがいただけで、わたしたちはしあわせだ。 別れることは、いっしょにいたということ。 ── 糸井重里『思えば、孤独は美しい。』より twitter.com/nekonoboris/st…
朝、久々に母から着信があり、どきっとしながら出ると「誕生日おめでとう」と。電話を代わった父が何歳になったかと訊くので「50歳」と答えると「はははは!」とすごく面白そうに笑った。そうだろうなあ、ぼくもおかしい。母から欲しいものがあるかと一応訊かれ「なんにも要らない」とうれしく答えた。
ある出来事に対して9の楽しみな気持ちと1の不安があるとき、どうしても人は不安の方に引っ張られるものだから、友だちが1の不安を気にしているときは、当たり前の9のバランスで「そりゃあ楽しみだね!」とはっきり声に出して言う。だって、そうじゃないと希望にとって不公平じゃないか。
おとなの背中を見て子どもは育つ、というけれど、子どもに見られることでおとなも成長する。それは、ありがたいことだよな、とよく思う。
なにかが急に売れたとき、売れ方だけを参考にしてもしょうがない。火がつくきっかけはある種の運かもしれないけど、ヒットするのは実力だ。たくさんの人の気持ちをつかむのは、実力があるからだ。燃えているのは着火剤ではなく乾いた薪だ。ダイナマイトの破壊力は導火線のよさではなく火薬の量と質だ。
明日が中間テストなのに居間でダラダラしてる中学生の息子に「数時間後がテストだということは今教科書を読むだけで答えを憶えられるボーナスタイムなわけで、にもかかわらずダラダラしてるお前はマリオがスターを取って無敵状態なのにジッとしているようなものだ」と言うと「なるほど」と腰を上げた。
不得意だったことがうまくなるときはいつも、そこを鍛えて克服するという方法ではなく、得意なところを気分よく頑張った後に全体の質がうっすら上がって底上げされた全体に不得意だった部分も含まれている、ということがほとんど。不得意なところだけを努力でよくするのは難しいよ、不得意なんだから。
外苑前ドトールの2階で丸テーブルにPCとコーヒーを並べて黙々と作業する会社員の一人がいまコーヒーを派手にひっくり返したが、周囲はまず自分に被害が及ばぬようサッと避け、大丈夫気にするなと軽く意思表示した後、当事者の荷物を遠ざけたり紙ナプキンを渡したりと無言で連係プレイ。謎の戦友感。
とても一日では終わらない仕事を一段落させて翌日に持ち越すとき、あまりにも一段落したところで終わらせると翌日再開するとき「よっこらしょと再起動」に負荷がかかりすぎるので、一段落したあと「続きの頭のところ」を少しでもつくってから終わらせると、続きに取りかかりやすくて効率がいいんだよ。
この文章はここが日本語としておかしい、という「正しさ」で修正するのではなく、この文章だと人はこう感じてしまうよ、という「伝わらなさ」を軸にしたほうが、教える方にとっても教わる方にとっても理解がしやすい。たぶん、それは文章に限らず、いろんなものを互いによくしていきたいと思うときに。
行き先はなくても出かけたくなることはあるし、ただ会ってしゃべりたいだけというときもある。意味なく何か書きたくなったり、描きたくなったり、作りたくなったり。目的なんてなくてもしたいならすればいいのに、理由や名目や意義を優先してしまう。昔、ノートの余白に延々何か書いてたみたいにやれ。
西野監督「(世界との差はどこ?)‥‥すべてだと思いますけど、わずかだと思います。」 #mitazo
たくさんの人が、自分の中の「サッカーの基準」を更新した大会なんじゃないかと思う。おもしろいサッカーの試合って、本当におもしろい。いまからブラジル対ベルギー戦が楽しみでならない。 #mitazo
何かを相談されるとき、本当に迷っていて判断してほしいというときと、判断材料のひとつにしたいというときと、相談したという事実が求められているときがある。気を遣うとか裏を読むというようなことではなく、そもそも相談にはそういう性質があると、相談される側が知っておいた方がいいのだと思う。
考えてもしょうがないようなことが気になって、何となく心が重くなる時は、空を見上げたり、音楽を聴いたりするといい。くだらないアドバイスのように思えるかもしれないけど、つくづく、本気で、そうなんだよ。ちゃんと空を見上げたり、真剣に好きな曲を聴いたりするといい。昔、友だちにそう言った。
今日から小谷野栄一選手へのインタビューが始まりました。すぐに小谷野選手と話すのではなく、まずパニックや不安に苦しんだ経験を持つ金沢くんと園田さんが二人で話す構成にしました。必要な助走だったと思ってます。そして、ここからの小谷野さんの言葉がすごいのです。 1101.com/koyano/2018-07…
小谷野栄一選手のインタビュー、第2回。寮の部屋から出られないほどだった小谷野選手が打席に立ったきっかけは。当時日ハム二軍コーチだった福良さんの言葉が胸に残ります。ちなみに、ほぼ日は平日午前11時更新、土日祝日午前9時更新です。 1101.com/koyano/2018-07…
「今の僕は変わりたいとも思わないし、完治させようという気持ちもないですね」。パニック障害を自分の個性ととらえる小谷野栄一さん。同じ症状を抱えている方、かつてそうだった方、そのご家族、お医者さん、感銘を受けたたくさんの人からメールが届いています。第4回更新。 1101.com/koyano/2018-07…
カザフスタンのフィギュアスケーター、デニス・テン選手が亡くなりました。「観たぞ」シリーズでしばしば投稿が集まり、愛されていた選手でした。これまでの投稿をざっと集めてみました。オリンピックをおもしろがるコンテンツなので愉快なネタもありますが、ご容赦ください。どうぞ安らかに。 #mitazo
行きたいけどなかなか行けない領域があるとき、やりたいけどどうしてもできないものがあるとき、自分の力でそれをつかむにはかなりの努力とタイミングと運が必要だけど、「そこへ連れて行ってくれる人と知り合う」ことは意外に難しくない。間にその一人が入ってくれるだけで、ぱっと道が開けたりする。
文章を書く人じゃなくても。なんなら世界中の人に読んでもらってもいい。 ことばの根っこをどう育てるか。|古賀史健 @fumiken|note(ノート) note.mu/fumiken/n/n396…
気を遣わずにすむほどよい人数の尊敬できる友だちがいて、毎日気軽に何かしら誘われて、行けばたのしいし、平気で断ることもできる。それってある種の夢物語といっていいほど、かなえたい理想なのかもしれないねと、昨日雑談しながらみんなでしみじみうなずいた。
若い頃は自分が出会うべきただ一つのものを見極めようとするからひどく焦る。歳を重ねると世界のほとんどのものに自分は出会えないとしみじみわかるのでたまたま手にしたもののありがたみや不思議さをうれしく感じるようになる。転がりながらつかんだ手の中によくぞそれがあったな、と思うようなこと。
本を読んでるときは、画面に割り込まれたり、新しいページが更新されたりしないからいいなあ。映画館で映画を観るのもそうだ。「完結してもう更新されない作品」をじゃまされずひとりで最初から最後までたのしむ。そんな、ものすごく当たり前のことが、ちょっとした贅沢に感じられるようになるなんて。