51
52
53
54
55
スプレもんに限らず、ロボコンには若き技術者のアイデアが詰まっている。
特にルールのQ&Aは必見だ。
そんなことまで考えるの?というのは、ロボコニストにとっては褒め言葉。
回答する方も大変だろうな。
わたしも昔やってましたけど。
#にいがたさくらの小話 その99改
56
57
色を変えるというアイデアはあまりにも奇抜だったが、技術が追いつかなかった。
スプレもんは伝説だけ残して一回戦で敗退。
床にドバドバと垂れる塗料に大会運営は困りまくる。
ちなみに作った大分高専は17回大会まで、惜しいところで全国出場が果たせなかったが、スプレもんの呪いと呼ばれた。
58
60
61
62
63
しかし、臆することなくその金額ならいらんからロシアに持って帰れ、と指摘。輸送費も馬鹿にならない。こうしてロシアからも購入に成功。
こうしてガチな展示物が並ぶ博物館になったのだ。
ちなみに当初目的だったUFOの話は申し訳程度に展示してある。
#にいがたさくらの小話 その58
64
65
NASAに展示してあった月面探査機は貸出しをしていることがわかった担当者はこれを借りることに。貸出期限の欄に100年と書いて。
NASAに面白い日本人だな、と笑われるが、「イギリスだって香港を100年借りたんだ。俺たちだってこれを100年借りても手続き上問題ない筈だ!」と言って食い下がる。
66
67
伝説が起きたのは、第4回。しかも地方予選だ。
この年のルールは、ロボットで箱を積み上げるというもの。
ただし、一番上の色のチームがその特典を総取りするというルール。
スプレもんは箱を乗せるという常識から解き放たれ、塗料をかけた。
スプレもんという名前だが、チョロチョロと流した。
68
69
70
71
72
アメリカ人気質なNASA職員はこれを気に入り、実際に貸し出された。ついでに使用済ロケットも格安で売ってくれた。
これに味をしめ、今度はロシアに向かい、これまた格安で買付る。一旦物品の真贋を確かめるためNASAに輸送すると、一桁多くふっかけられるというトラブルが発生。
しかも相手は軍人。
73
74
75