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自分の若い頃にも「見ないで描けるのがすごい」「一発で描けるのがすごい」という風潮があった。
けれど、それは「何度も見ながら何回も描き直した蓄積の結果」でしかなく、一足飛びにそれを目指そうとすれば成長を遅らせるだけになる。
早い段階でこれに気づけることはとても大事。
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この件は「できている」と思いこむことの危うさがよくわかる反面教師となった。
今できてることで十分ではないし、今知ってることが全てではないという謙虚さは常に忘れないでいたいと思う。
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若い頃、自分よりも上手な絵を描く知人を天才と決めつけて羨んでいたら、1枚の絵に自分の何倍もの時間と工程をかけ、何倍もの下調べと試行錯誤を経ていたことがわかり、恥ずかしくなった。
流石に「それだけやったら自分だってもう少しまともなものが描ける」なんて言うほどの恥知らずではなかった。
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「訴えられたら責任は全部負うって契約書かわしてください」といったら、「若造が生意気言うな!」と恫喝されたっけね。
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むかし、絵を教わりにきた若い子に直方体の積み木を描く練習をしてもらおうとしたら、「バカにしないでください!」とキレられたことがあった。
いやいや、積み木は馬鹿にできないんだよ。
空間認識力を鍛える基礎修練だから、自分もひまさえあればいまだにやっている。
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学生時代、アルバイトをしていた平和島駅の近くにある環七交差点の某コンビニ。
バックヤードのカレンダーにつけられた★マークについて店長に聞くと「おにぎりと飲み物を多めに発注して、コピー用紙を絶対にきらしてはいけない日」だと言われた。
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ことツイッターのタイムラインは、フォロー・リムーブ・ブロック・ミュート、すべて自らの意思で選択し、構築することができる。
もし相容れない価値観のアカウントや、そのツイートをRTするようなアカウントをフォローしたのであれば、それ自体がゾーニングに背いているということにもなる。
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意外と多かったのが、本来の担当イラストレーターが多忙でスケジュールを押さえられなかった場合のゴーストライター案件。
「これ先生に許可もらってるんですよね?」と確認するも、たいていお茶を濁されたので、かぎりなく黒に近いグレーだったと思う。
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非漫画系の商業イラストでよくあったのが、「そんな○○はありえない」というダメ出し。
担当者が知っている偏った少ない知識になかっただけで、ありえないどころか主流であるケースが多かった。
プロの仕事として取材には時間をかけているので、「ありえる証拠」ならいくらでも出すことができた。
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伊勢丹のフランス国旗問題はどうなるんだろうなあ。
こういうケースで《末端のイラストレーターに多額の賠償金払わせて代理店役員が頭下げて手打ち》みたいなことが少なからずあるんだけど、本来なら《責了印》を押した人が文字通りの責任を負うべきだと思うんだよね。(何かを思い出している)
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聞き耳を立てずとも聞こえてくる会話の中には、国のコロナ対策への不満も含まれていた。
たしかに国がよくやってるとは僕も思っていないけれど、そんな当事者意識の欠落した人達に批判される筋合いはないんじゃないかなとも思った。
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CLIPPY販売版も用意したのですが、個人的にCLIPPYはほとんど使っていないので、どちらかというとBOOTHの方が嬉しいです。
assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?i…
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ずいぶん昔の話をふと思い出してつぶやいただけなのに、ぷちバズりしてて困惑。
彼は外部のデザイナーが会議に参加することを快く思っていなかったようなので、なにかしら思惑があっての「個人的な牽制」だったんだと思う。