276
今日も例にもれず多くの猫が保護された。
また殺処分の判断をしなければならない。
覚悟をもって麻酔薬の注射をし、手の中で命の鼓動が消えゆく。
この子は何のために生を受けたのか、など。
様々なことを考える。
命を尊ぶとは真逆にあるところで身を粉にしてる気がします。
277
公園等に置き去りにされた犬を保護することがある。
置き去りということに怒り、
酷暑の中、ということに、さらに怒り。
その犬の瞳を見て、
まだ、飼い主が迎えにくると思ってるようで、
切なく思い。
ペットに命がある。気持ちがある。
ということから伝えないといけない世の中です。
278
279
280
281
282
愛護センターには、この時期はほぼ毎日猫が保護される。
その猫は野良猫の子猫が9割を占める。
そしてその多くは生命力が非常に低く、麻酔薬による安楽死を選択せざるを得ない。
その生死の選択を毎日私達獣医師がしなければならない。
この現状を解決するには野良猫の避妊去勢の推進しかない。