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譲り受けた犬が亡くなりました。
と高齢犬を譲渡した方から報告があった時、飼い主さんと私が涙する時があります。
飼い主さんは、まだ様々なことが出来たのではないか等の自責の念で。
私は、飼い主さんにそんな気持ちにさせた申し訳なさで。
高齢犬を捨てることは罪です。
多くの涙が流れています。
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保護する犬の多くは老犬。
飼い主が捨てたんだろう。
そんな犬の最期を看取ることも多い。
そのたびに、
なぜ、飼い主が、もう少しだけでも側にいてあげなかったのか。
私などに看取って欲しいわけではないだろう。
と思うのです。
終生飼養は飼い主の責務です。
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今日は不適切な飼い方を続ける飼い主のもとへ、
もう何度目か
適正飼養の指導をしてきました。
今日も強く指導しましたが、
これからも状況確認が必要。
飼ってはいけない人が動物を飼うことほど不幸なことはありません。
人と動物が共生する社会を目指すためには社会の仕組みが変わらないといけない。
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ネグレクトを受けていた事実を突きつけられた時には、悲しみや飼い主に対する怒りがあふれるのですが、
ネグレクトを受けていた犬が、
人に対して攻撃的でないこと、
それでも人を嫌いにならなかったことがわかった時が一番切ない気持ちになります。
こういうことが起こらない社会にしないといけない。
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数字だけではない保護動物の殺処分ゼロを目指して、少しずつ、でもちょっとだけ急ぎながら進んで行ければ
というコメントが現状を理解いただいたうえでのものと感じれたので嬉しかったです。
福山雅治、2匹の保護猫と暮らして3年。猫たちから学ぶこととは? | TOKYO FM+ this.kiji.is/75451522069359…
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昨日だけで、
街中で負傷している猫がいるので保護して欲しい。
という相談が3件もありました。
負傷猫を保護する度に、猫にとって屋外は交通事故や感染症のリスクが高いことを実感します。
屋内飼養の徹底をお願いいたします。
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捨てられたと思われる高齢犬を保護する機会は少なくありません。
そんな経緯でセンターに来た犬の目は飼い主が迎えに来るのを待っているように思えます。
迎えに来ないことが分かっている私は、なんと声をかければ良いのか。
言葉が出ません。
命を尊ぶ世の中にするために全力を尽くしていきます。
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殺処分は麻酔薬の注射で実施しています。これが、炭酸ガスよりも良いと評価されたり。
私は、殺処分はどんな方法でも評価されてはいけないと思う。
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日本がこのようなことにあふれる社会であることを恥ずかしく思う。
人の意識を変え、社会を変える取組をさらに尽力しなければ。
適用される罰則がどうなるか注視したい。
犬猫38匹、倉庫で熱中症死 虐待容疑でペット業者逮捕:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASN36…
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一頭でも命をつなぎたい。
そういう気持ちで犬猫の譲渡を進めてますが、誰にでも譲り渡したらいいわけではない。
今度こそ安心して最期まで生きて欲しいので、適正に飼う人にしか渡せない。
適正飼養の啓発は、
保護頭数を減らし、
譲渡事業も推進する。
だからこそ教育等の啓発に力を注いでます。
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愛護センターは、
飼い主の代わりに新しい飼い主を見つけるところではありません。
まず、終生飼養が飼い主の責務であり、
飼えない事情があるなら、
新しい飼い主を見つけるのが、
飼い主の責務です。
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譲渡希望者に京都動物愛護センターから犬猫を譲り受けようと思ったきっかけをたずねているのですが、
一番覚えているのが、
「無料でもらえるから。」
という答えでした。
譲渡を推進するためには、
適正に飼える人を増やす、
適正飼養の啓発が急務であることを確信した瞬間でした。
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大型犬を譲り受けたいという方はほとんどいません。
ましてや大型犬の高齢犬となると、一年以上、良い縁に恵まれないことも珍しくありません。
少しでも関心がある方に、「秋太」の情報を届けたいので、拡散協力お願いいたします。
#京都動物愛護センター
#保護犬 twitter.com/kyotoanilove/s…
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天寿を全うさせる覚悟はありますか?
ペットを飼うと、癒される等のポジティブな気持ちになれる時が多くあります。
しかし、必ず最期は訪れます。
亡くなった時の喪失感、後悔等々。
どれだけ多くの最期を目の当たりにしても慣れません。
飼い始めるときに、
冷静に考えてください。
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阪神淡路大震災から24年の今日。
あらためてこの防災を意識する日に、ペット防災にも目を向けて欲しい。
万が一の対策としての備蓄だけではありません。
平常時からの対策としてのしつけ、逸走対策、避妊去勢手術などが重要。
適正飼養が防災にもつながる
ということを再認識する日になって欲しい。
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今日は高校で動物愛護センターの保護犬猫について講演をしてきました。
この高校では、先生の協力で毎年講演させていただいています。
聴いてくれた生徒さんの中には、初めて京都動物愛護センターから犬猫を譲り受けた家族の人が!
少しずつですが、前に進んでる気がします。
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犬を譲り受けたい。
との相談のほとんどは
子犬が欲しいというもの。
京都動物愛護センターに子犬はほとんどいません。
なぜか。
子犬の時は飼い主がしっかり飼うからです。
保護犬はどういう犬が多いのか、
成犬の魅力、
これらも広く発信しないといけません。
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子犬が欲しいから来ました。
という方は多く、
来ていただけるのは嬉しいですが、京都動物愛護センターの保護犬の多くは高齢犬です。
子犬の時はかわいいからか、飼い主が飼うので、センターに来ることはないのです。
センターの保護犬のこと、もっと多くの人に知ってもらえるように頑張らなくては。
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様々なご相談をいただいてますが、京都動物愛護センターで保護した犬を即日殺処分するということはありません。
犬の健康面のチェック、行動評価をしたうえで、できる限り新しい飼い主につなごうと必死の思いです。
今、保護している犬の中には数年単位で飼い主さんを募集している犬もいます。
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ペットとの暮らしは幸せですが、
その最期は通院、介護などの費用、労力が必要で、
それを放棄したと思わせる高齢犬の保護事例は多く、保護した時は憤り、やるせなさ、
複雑な感情が胸を占めます。
ペットロスの話を聞くと、
つらさに共感しつつ、
最期にそばにいてくれたことに感謝もします。
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犬を引き取って欲しいという相談の多くは、飼い主が一人暮らし、ご高齢で入院することになり、犬を世話してくれる人を探すものの見つからない、というもの。
その状況になるのは、ご高齢な方が安易に子犬を飼い始めることが原因かと。
飼う前に考えるという当たり前のことを普及させないといけない。
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昨日は、負傷した猫が路上にいるので保護して欲しいという連絡が午前にも午後にもありました。
おそらく酷暑で体力の限界を迎えてしまった屋外で暮らす猫たちを保護しなければいけない状況が増えてます。
保護してもほとんどがセンターで死んでしまいます。
猫は完全室内飼養をお願いいたします。
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今日は町の集会所で「飼う前に考えよう。」をテーマに講演。
動物愛護センターの保護頭数や、
飼い主からの引取依頼で一番多い理由は飼い主の死去や入院であること、
飼うに当たっての心構えなど。
盛りだくさんの話をさせていただきました。
引き続き、人と動物の共生社会に向けて頑張っていきます。