「ロケット打ち上げは失敗したときしか話題にならない」とは昔から揶揄されたり自嘲されたりした話だが、H3ロケット試験機は打ち上げ前から注目度が高かった。それが失敗しても、メディアスクラムにも一般人の炎上にもならず、かえって応援されているのは本当にすごいと思う。
H3ロケット打ち上げ失敗は、人身事故でもなければ、第三者損害事故でもない。税金を使った事業の失敗ではあるけど、もともとロケット打ち上げは絶対成功を前提としているわけでもない。 それでも、メディアがこれほどの関心を持ってしっかり報じているのは、逆にすごいことだと思う。
変な話もあったけど、あれはイレギュラーだから話題になったんですよ。特にあのあとのH3ロケット関連の記者会見や記者説明会は、本当にすごいですよ。 記者もよく勉強しているし、JAXAも根気よく説明してる。素人的に聞こえる質問も、基本的なことの確認であって重要。
H3ロケット打ち上げ失敗に関してひとつ思うのは、メディアが本当に冷静に、客観的に、ひとつひとつ事実を確認するように質問していて、JAXAもそれに丁寧に答えていること。その時間の掛けかたといい、こんなに技術の話でしっかりとした報道がされているの、すごい。
H3ロケットの有識者会合後の、メディア向けフォローアップブリーフィング終わりました。ちょっと体調悪かったのと途中から参加だったので文字起こしはしませんでしたが、聞いた内容のうち、僕がポイントと思ったところを、かいつまんで。
「難民貴族」発言は不適切 群馬県が日本語学校の運営法人に行政指導 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20230… 指導入って良かった。事前にウクライナ難民は無料だと言ったのに、入学してから貴族だ泥棒だと罵倒した理事長こそ、嘘つきであって倫理も品性もない。
H3ロケット、どうも「電気系統を保護したが、フライトは保護しなかった」という案件のような…
H3ロケットの開発主体はJAXAで、H3ロケット試験機にALOS3を搭載する判断をしたのは文部科学省と宇宙開発戦略本部なので三菱重工の判断ではないし、ALOS3が失われても三菱重工の直接的な損失はない。MRJの件とは状況が全く違う。 twitter.com/masa_0083/stat…
若田さん搭乗のドラゴン宇宙船、無事メインパラシュートが開きました。お帰りなさい!
飽和攻撃の意味を勘違いしてる… ×:甘い照準で大量に撃ち込む 〇:敵の迎撃能力を上回る数を撃ち込む twitter.com/japanesepatrio…
折り鶴を飾った、NASAとESAのコントロールセンター
かくして、ISSで折られた折り鶴は、偶然ISSに係留されていた日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」に搭載され、地球の大気へと消えて行った。
以前に聞いた、宇宙で折られた折り鶴の話。 東日本大震災の直後、国際宇宙ステーション(ISS)を完成する世界各地の宇宙センターで、折り鶴が飾られた。その映像を見たISSの宇宙飛行士が、「自分達も折りたい」と言い出した。
「撮れない可能性も高い光学観測衛星は要らない」という判断を、現在の政府はしていない。「両方ある方がベター」と考えて予算を付けている。それをも否定するのかな。
そこで、光学カメラを搭載した「だいち3号」に続いて、レーダーを搭載し「だいち2号」の後継となる「だいち4号」がH3ロケット2号機で打ち上げられる。3号と4号がセットで運用される計画だった。
レーダーを搭載した「だいち2号」が優先されたのは、雲があっても観測できるため、災害発生直後に確実に被災状況を把握できるから。ただ、レーダーで見えることと、光学カメラで見えることは違うので、両方あった方がいい。
これが、「だいち3号」の予算が後回しになってきた理由です。 「光学衛星は晴れの日じゃないと撮れないから、衛星は要らないよね。あなたの家族が死んだときは晴れてたけど、しょうがないよね」 twitter.com/mayaqf/status/…
東日本大震災のような状況で、 「あなたの電話が通じなくても、あなたが苦しんでいることに気付いているよ。あなたが手を振れなくても、あなたを助けに行くよ」 という目になるのが、地球観測衛星「だいち」シリーズの仕事。 よみがえれ、だいち。
巨大な災害に見舞われて、「助けて」の声も上げられない、伝えられない人達を、宇宙から見つけ出すのが、地球観測衛星「だいち」シリーズの仕事。日本に絶対に必要な衛星です。
ぶっちゃけ、僕は衛星よりロケットにキャッキャするガキのような大人だが、だからこそH3ロケット打ち上げ失敗には「大変だけど頑張れ!」と前向きな応援の気持ちしかない。 心の底から悔しく、歯軋りする思いなのは、「だいち3号」が失われたことの方だ。
H3ロケットは試験機の打ち上げに失敗しましたが、2号機は既に種子島宇宙センターにあり、原因究明と改良が行われ次第、続々と打ち上げられる予定です。 しかし、「だいち3号」後継機の打ち上げ計画は2028年なので、この計画を繰り上げなければ、「だいち」後継衛星は17年間も途絶えてしまいます。
H3ロケット、「だいち3号」などJAXAへの応援メッセージは、こちらのページの一番下の「JAXAお問い回せフォーム」から送れば、プロジェクトチームに届きます。 応援の言葉こそ、チームの皆さんの一番の励ましになるでしょう。また応援件数は、計画の後押しにもなります。 fanfun.jaxa.jp/navigator/
衛星としての寿命を超えた5年4ヶ月にわたって働いた「だいち」は、その最期に深く傷ついた母国の大地の撮影に力を使い果たし、今も静かに地球を回り続けています。 「だいちを継ぐ者」が宇宙に昇ってくるのを、12年間ずっと待っています。
それに、大規模災害時には1機の衛星だけでなく、多数の衛星で迅速にくまなく撮影する必要があります。東日本大震災では世界各国から、衛星による観測支援を受けました。 日本で起きる次の災害に「だいち3号」が必要なのはもちろん、世界への恩返しもしなければなりません。
情報収集衛星があるではないか、と思う方もいると思いますが、情報収集衛星と「だいち3号」は目的に応じて最適化された性能になっており、災害時には「だいち3号」の方が役に立ちます。 また法制度上も、情報収集衛星は災害時には利用が困難です。 twitter.com/ohnuki_tsuyosh…