素性の存在しない(恐らく架空の)署名記事→素性の辿れないネットメディア→アフィサイト→Twitter→転載の形でジャーナリストが大手メディアで記事化→炎上 この流れはプロの所業だろう。誰も注目しないかもしれないが。
俺はあの件に関しては、火だるまになるにしても小林賢太郎の表現を擁護する。フィクション中の人物がダメでひどいことの事例として挙げた発言を、本人がそのようなことをして遊んでたかのように取り上げたメディアは不当だし、そういうキャンセルカルチャーがまかり通る方が社会に害悪だと思う。
これが「反知性主義(誤用の方)」じゃなくて何なんだ。
こういう態度の先に待っているのは、「映画でネオナチを演じていた白人俳優をぶっ殺したが、反差別行為だから無罪」みたいな世界な、理性とも知性ともほど遠い、正に「中世」の世ではないのか。
為念、小林賢太郎という一個人については擁護しませんというか、舞台の上以上のことは何一つ存じ上げないので、判断できません。表現については擁護しますし、するべきだと考えてます。
脊髄反射するバカがいるんだから危ない橋は渡らずに引くべきだなどと賢しげに言うより前に、脊髄反射するバカがいなくなるまで理を説くべきだろう。それがインテリの責務というものだ。無理だから討ち死にするかもしれない。その際は骨を拾って線香を手向けてくれ。
時間軸で整理すると、実なんとかタブーという部数稼ぎのためにオタク叩きするのが慣わしの雑誌のTweetは、発端ではなく例のre-geinouという謎メディアの後追いなんですが、確かに反応は早いので、つながりが疑われても仕方ないですね。いったい誰の筆名なんですかね「竹下恭一」って。
一連のこれ、俺が今朝仕事出向く前の10分くらいで掘った情報だよ。こんな簡単なことを諜報(含、広報・宣伝・PR)のプロ達がやってないのはおかしいですよ。
「キャンセルカルチャーはヤバい領域になってる」という認識が世に広まると、次に来るのはキャンセルカルチャーを育んでしまった個人の発信力とかネット媒体を規制しようという話になるので、これはどちらにしてもネットの自由的なものは一段窮屈になるしかない気がする。要、新リバイアサン召喚。
まる1日経ったけど、「竹下恭一」記者の情報は何も出てこず、re-geinouというサイトの追加情報も何も出てこず、これは俺の過去の経験に比すると「30年前に投稿を止めてるファンロードの投稿者を探すより難しい」状態になってます。現役のスクープ記者と現役のメディアの情報集めなのに不思議です(棒 twitter.com/mishiki/status…
架神先生ご指摘の通り、これはクリエイターに留まらず、過去から未来までのどこかのタイミングで何かを言ったり書いたり描いたり演じたりする人、つまりほぼ全ての人の、ありとあらゆる発話・表現に降りかかってくる話なので、表現の根幹に関わってくるところですよ。 twitter.com/cagamiincage/s…
えー本郷の片隅でガチの天才を眺めてた私めが辛い注釈を入れますと、凡人が1ヶ月考えても天才が5秒で捻り出した仮説に勝てませんし、その天才が1か月悩む中身は、己が5秒で思いついたことをどうやってバカ共にも分かるよう表すか、に費やされてます。 twitter.com/saegusa01/stat…
そりゃそうなんですよ、だって小林が「ユダヤ人虐殺を揶揄した」ってのは単に誤りですし、当初のあの団体の声明も「小林は身障者をジョークにした」など明らかに誤ったことを書いてましたけど、海外報はその辺訂正してきてますからね。だって誤ってたら「デマ」だし「フェイクニュース」ですからね。 twitter.com/ogi_fuji_npo/s…
GAFAより優れたプラットフォームを作ってやるぜというのがニコ動のアジェンダで、だからi-modeの立ち上げという夏野氏の経歴が買われたんじゃなかったのか。「GAFAの審査に通らないから、角川の一番の強みである中身をGAFA基準に合わせていこうよ」という方針なら夏野氏は経営者にふさわしくなかろう。 twitter.com/nmisaki/status…
正直なところ、GAFAより優れたプラットフォームを作ってやるぜという経営目標はどう考えても無理だし、今になってもまだその判断の出来ない方が経営者としてヤバかろうという理屈も、まあ分かるわけだが、とはいえ、じゃあそれが無理だとしても、達成すべき目標が「もうGAFAに合わせよう」でいいのか?
角川のマンガやラノベは大手出版社から溢れたオタク層とかマニア層といったところに対して特に手厚くやってきたわけである(大衆向けの超大作も頑張ってはいたが)。で、そのお得意のオタク層・マニア層がネットに巻き取られていく時代に何をするのか考えろと任された川上・夏野の回答、惨憺だなあ。
まあなんだかんだ言って夏野氏の「角川のコンテンツはGAFA基準に合わないから変えてこう」という趣旨の部分が文字媒体での記事から落とされているということは、関係者が「おいヤベぇなこれ…」とは思ったわけですよね。少なくとも、「アホ」「クソ」発言くらいのヤバさは感じたから落としたと。
「アホ」「クソ」なんてのはまあ言う時は言う程度の言葉でしかないし、それで謝罪するならば、少なくとも検閲したくなるくらいは同程度にヤバいこちらの発言にも、なにがしかのリアクションは欲しいところですよね、角川という組織の根幹を問われるところだと思いますし。
普通に社会学をキメれば、「日本には少なくとも欧州的なハイカルチャーと言えるもんは存在してない、明治以後に捏造はしたけど」という答になるはずだし、あと本来の「サブカルチャー」に相当する少数民族とか宗教的少数派の文化を差し置いて大衆文化をサブカル呼びするおかしさに発狂するはず。
だからアニメ・マンガの類を容易に「サブカル」呼びする人は真面目に勉強している社会学徒ではありえない。
日本が「サブカル」に見える視線自体が欧米製の文化観で、なのになぜかそれが日本人の自分にインストールされてるという、今の自分の価値体系を疑え、みたいなのがまず価値相対主義的な発想のスタートラインじゃねえの? 般教でどういう「社会学」やってんだろ、昨今は。
為念、「社会学をキメる」という表現などなどから、一種の皮肉を感じ取っていただきたく存じます。恐惶謹言。
どうして「18歳未満の側の自己決定権の侵害」という発想が全く出てこないんでしょうか。もしかして、18歳未満の人には性欲が全くないしそれが自明であり絶対という世界に住んでおられるんでしょうか。極論を真面目に考えるというのはこういう話ですよ。 twitter.com/WBJPPP/status/…
「はしたない・ふしだらを許さない」と「性的目線を許さない」が悪魔合体して、「生殖以外の性を許さない」というガチガチのヴィクトリア朝的キリスト教宗教保守と同じ価値観になって我々の前に立ち姿を表してくる、これを「バックラッシュ」と呼べなかったのならば、そんな進歩史観は終わりですよ。
そうか、特に知財・経験財関連の転売屋問題をミクロ経済学のフレームで考えるなら、完全競争市場じゃなく独占市場での価格決定問題になるのか。だからP=MCは成立しないし、生産者と消費者の需要関数が別の形で決まってるから、総余剰が最大化するエコシステムを壊す転売屋はダメ、は成立する、か。