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『内閣調査室秘録』。協力者に福田恆存、江藤淳、村松剛等の名が見え、やはり残念。「反共」はもとより、核問題と60〜70s学生運動の比重の大きさに刮目する。批評家・評論家から、人文系大学人までが「役に立った」のは、自民党政権が激しくイデオロギー戦を闘っていた時代だったのだなと再確認する。
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クレーマーの言った者勝ちを許してはならない。津田大介の話は今こそ聞く価値があるに決まっているじゃないか。 t.co/LYwp4HBfN4
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『蛍の光』は環境型権力の最たるもので、昨年も学園祭管理強化を進める某大学で、閉会時刻に『蛍の光』が大音量で放送されると、大半の学生たちがスゴスゴ帰り支度をするのを見て、パブロフの犬を思わされた。条件反射に陥らずにいるには一種の「狂気」がいるのだが、そんなやつはすぐ「逮捕」である。 twitter.com/zerojirou/stat…
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ハイデガーの『真理の本質について』を読んでいたら、うちの小学生がタイトルを見て、えらい大きくでたなー、と言うので大笑いする。
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ブラタモリ、お前もか。「仁徳天皇陵」などと呼ばれたのは昔、いまや小学校の教科書にも「大仙古墳」と記載されているというのに、ニントクテンノーリョー、ニントクテンノーリョーと、神話・風説の類をTV電波で垂れ流すこと甚し。NHKの忖度報道である。タモリも古墳ファンならひとことあるべきだろ。
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昔は毛嫌いしていたのだが、京都の街は好きになった。古都の伝統や住人気質ではない。この街にはサラリーマン然とした人がいたって少ないのだ。自営業者と学生が多い街。そこから独特の自主独立の風が来るのだと思う。たしか20代人口比は全国一。日本では数少なくなった老若男女の住む街である。
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京大「変人講座」。京大ではしばらく前から電通入れて広報戦略練っており、あれもまたどうせその辺の入れ知恵である。一方で広告代理店介して「変人」ぶりを売りにしつつ、他方で、教員や学生を公然・隠然に処分するのが、今風の「自由の学風」だ。実に自由闊達な権力行使である。
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ノートルダムの修復に、大金持ちたちが次々と10億ユーロ(milliard)単位で寄付を申し出ているらしい。あるところにはあるもんだな、と思うが、教会の修復にカネは出せても、毎週デモを繰り返してる黄色ヴェストどもにはおこぼれは回せないってことか、と鼻白む。
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ひとり司祭が、残念なことだが、しかし現世的なモノには起こることで、だからこそ、キリスト教では「人こそ礎 pierre humaine」と言うのです、とコメントしていて、ちょっと心を動かされる。
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ノートルダム大聖堂、炎を上げて尖塔が崩れ落ちてゆく映像には、思わず「美しい」と思ったが、これは『金閣寺』の国の感受性なんだろう。当然、パリでは司祭が「アポカリプス的」と口走り、群衆は讃美歌を口ずさみもするー終末論的な「劫火」のイメージ。
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かつて留学生寮を集めた大学都市があったのは、モスクワとパリだけだったという。いずれもイデオロギーによって覇権を握ろうとした国々である。いまやフランスでは、留学生(博士)から50万円もの登録料をせしめる計画が持ち上がっている。西欧の没落、である。トルコは西欧に取って代わるだろう。 twitter.com/masanorinaito/…
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東京オリンピックの後は、大阪万博か。大学では「プロジェクト型」の融資はもう恒例になってしまったが、この間どうやら「国家」さえ「プロジェクト型」に移行しつつあるとらしい。要は「破局」の繰り延べと、成長率ゼロ代の時代の資本主義国家の「気紛らし」=目くらましだ。勝手にやってろ。
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ゴーン逮捕、日産社内の権力闘争はもとより、外資排除の政治劇じゃないかと思ったが、ゴーンはルノー筆頭株主のフランス共和国にとっても厄介者だったらしく(役員報酬、首切り)、どうやら日本の税務が「国家」を代表して多国籍企業トップを追い落とすの図、に見えてきた。
lemonde.fr/economie/artic…
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百万遍にこたつ出す京大生は立件されても、公文書を偽造する官僚は立件されないとは、まったく世も末だな。
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大江健三郎、友人の編集者の話だと、アル中が進んでいて、もうたぶん新作は出ないだろうとのこと。『全小説』買おうかという気にもなるが、やはり淋しい。「ファシスト」にも「過激派」にも(オウムにまで?)あれほど同伴しつづけた大江の「戦後民主主義」って何だったのか、と思う。
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京大人文研図書室には西川長夫・祐子夫妻が68年5月にパリで立ち会って収集した、当時の機関誌・新聞・ビラetc.が所蔵されており(「パリ五月革命文庫」)、ウェブ上で全頁閲覧可能(仏語)。各媒体については市田良彦の周到かつ簡潔な解説も。zinbun.kyoto-u.ac.jp/~archives-mai6… …
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89年春、昭和天皇の家具を皇居内で解体するバイトをしたことがある。ろくな家具はなかったが、菊の御紋はすでに丁寧に切り取られていた。帰り道、廃材を積んだ軽トラックの荷台にへばりついて、皇居内で「インターナショナル」を高唱していたら、廃材が桜の木に引っかかり、自分の上に崩れ落ちてきた。
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パリやベルリンでは水道再公営化の流れだ、とかコメントがついているが、日本人が参考にすべきは、もうヨーロッパの「先進国」ではなくて、かつての富の集積たる公共財を切り売りして財政難を凌ごうとし、生活費上がりまくった挙句、国家ごと破産した、アルゼンチンみたいな国じゃないか。 twitter.com/nikkei/status/…
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大学では、かなり前から「崩壊期の社会主義国」化は進行している。なによりプロジェクト型資金獲得のための数々の計画・中間審査・成果報告の類の書類と、掻き集められた「エビデンス」の山は、書き手も読み手も、誰もその内容を信じてない点で、いたって反唯物論的な形式主義・官僚主義の権化である。 twitter.com/toshiitoh/stat…
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指定国立大学の審査にあたった外国人委員(アメリカ人学者)から、日本の大学は、財政規模に関していえば、欧米ほか世界標準の5分の一程度で、よくやっている、という声が上がったらしい。泣けてくる話である。