古田彩 Aya FURUTA(@ayafuruta)さんの人気ツイート(古い順)

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今では信じられないかもしれないが,近藤誠先生がEBM(科学的根拠に基づく医療)を日本に普及する先駆けだった時代は確かにあったと思う。90年代前半,日本ではまだほとんど行われていなかった乳房温存手術を求める患者会の運動において,彼はその理論的支柱だった。 twitter.com/inakashoge/sta…
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当時(90年代前半)RCTとインフォームドコンセントを重視する医師は少数派で,笹子三津留先生や福島正典先生が奮闘していた。近藤先生もそのお1人だと思っていたが,ある時点ではっきり路線が変わったと感じた。K先生の連ツイでその理由の一端を知り,心から惜しいと思う。twitter.com/AdultSpotDiffe…
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WHOが想定している今後のシナリオの1つは,新型コロナに別の感染症のアウトブレイクが重なること。WHOには新興感染症となる可能性がある報告が年に200件ほど寄せられ、5年に1度くらいの割でどれかが感染拡大するという。進藤奈邦子先生へのインタビュー。nikkei.com/article/DGXZQO…
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過去20年間にSARS(2002年)、鳥インフルエンザ(03年以降)、インフルエンザH1N1(09年)、MERS(12年)、エボラウイルス病(14年)、ジカ熱(15年)のアウトブレイクがあった。感染症だけでなく,異常気象による大災害が重なることもあるだろう。地球はいつしかそういうフェーズに入っている。
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「科学的根拠」とは、「信頼できるランダム化試験の結果のこと」と考えていい。 ・メカニズムはエビデンスでない ・ランダム化試験であればなんでもよいわけではない ・推定するのは集団の効果であり、個人での効果はわからない webronza.asahi.com/science/articl… いい解説だなあ。31日まで無料で読めるんだそう
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カビの仲間が引き起こす「真菌感染症」は,エイズや病気の治療で免疫が低下したときにかかる日和見感染症だと思っていた。水虫,白癬など,皮膚の真菌感染症は誰でもかかるけど,体内で真菌が増えるカリニ肺炎とかアスペルギルス症とかは,普通はまずかからない。
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でも問題はもっと根深いらしい。コロナ以前から,健康な人が重い真菌感染症にかかる例が世界的に増えていたという。ブラジルでは2001年に見つかったスポロトリクス属の新種の真菌がネコの間に広がって人間にうつり,これまで12000人以上が感染。パラグアイやアルゼンチンなど南米6カ国に広がっている。
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真菌は細胞レベルでは人間によく似ている。そのため抗真菌薬の多くに毒性があり,治療が難しい。ワクチンはまだないが,開発中のイヌ用ワクチンが最初の一歩になるかもしれない。詳しくは日経サイエンス9月号「人を襲うカビ 真菌感染症」で。nikkei-science.com/202109_046.html
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地域の病院が回復期の患者を受け入れることで重症者の治療を最大の効率で回してきた墨東病院ですら,ICUの稼働率が100%になった>RT。今の東京がどれほどの状況にあるかがわかる。 twitter.com/junsasakimdt/s…
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ノーベル生理学・医学賞の速報解説を出しました。 nikkei-science.com/?p=64951
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ノーベル物理学賞の速報解説出しました。 nikkei-science.com/?p=64953
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WHOがサル痘に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言を出した。サル痘って聞き慣れない病名だけど,ウイルスの発見は半世紀以上前。名前からはサルの間の病気みたいに見えるけど,実はサルはほとんど関係ない。自然界ではネズミなど齧歯類が持っているウイルスで,色々な哺乳類に感染する。
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人への感染が初めて報告されたのは1970年で,感染したのはコンゴ民主共和国の生後9カ月の男の子だった。以来,アフリカで散発的な感染が続き,感染者は年々増加。2000年代には合計1万人を超え,2010年代には2万人近くに達した。
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当初は野生動物から感染する病気だったけど,90年代には人から人への感染が8割を占めるようになった。背景には1980年に天然痘が撲滅され,世界中で天然痘ワクチン(種痘)の接種が中止されたことがある。
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サル痘は天然痘と同じオルソポックスウイルスで,天然痘ワクチンはサル痘に対する効果もあった。当初は幼児がかかる病気だったが,ワクチンを打っていない世代が成長するにつれ,大人もかかる病気になった。日本でも1976年に接種が中止されており,40代前半以下の人には免疫がない。
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2000年代に入ると,米国でも感染者が出始めた。感染源はペットして輸入された動物とみらる。プレーリードッグの飼育施設でサル痘ウイルスが広がり,ペットとして飼った家庭に広がった。40人以上の感染者が出たが,このときは人から人への感染は起きなかった。
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2018年には英国やイスラエルで,アフリカに渡航した人の発症が報告された。そして今年,ついに世界的な流行に至った。
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「これまでの経緯を踏まえると,実は数十年かけてサル痘の流行拡大の条件は少しずつ整ってきたことがわかる。予期せぬ突然の流行というよりは,起こるべくして起きた事態だ」(出村政彬,日経サイエンス9月号より)
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サル痘は今のところ,天然痘に比べて感染力も病原性もずっと低い。感染者の発疹に直接触れたり,体液や至近距離の飛沫,寝具の共有などで感染する。ほとんどの人は自然に回復するが,高齢者や幼児,免疫が弱っている人は要注意だ。
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でも,甘く見るのはまずい。実は天然痘も,かつてはさまざまな動物に感染する,さほど病原性の高くないウイルスだった。だが進化の過程で人にだけ感染するようになり,病原性を増していったとみられる。
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現在流行しているウイルスは,かつてアフリカで流行していたウイルスよりも6〜12倍速いペースで変異が蓄積している。このままズルズルとサル痘の流行拡大を許したら,ウイルスが変化して「第2の天然痘」になりはしないかという懸念が,専門家の間にはある。
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WHOも,そうしたリスクを踏まえて緊急事態宣言に踏み切ったのだろうと思う。明日25日発売の日経サイエンス9月号の特集「感染症 再来する脅威」で,サル痘について詳しく解説した。コロナについての記事を書いてきた出村政彬記者@DemuraMasaakiが報告する。 nikkei.com/article/DGXZQO…
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ちょっと誤解がありそうな点について補足。まず,サル痘は別にセックスしなくても,皮疹に触ったり,至近距離で飛沫を浴びたり,寝具を共有したりすることでもうつる。実際,数は少ないけど家庭で子供にうつったり,患者を診察した医師にうつったりした例もある。
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流行の初期にゲイのコミュニティに広がるというのは,単に互いに濃厚接触する機会が多いからで,エイズも最初はそうだった。ウイルスは宿主の性的志向なんか見ちゃいないし,そのうち異性愛の人の間でも広がるだろうと思う。「自分は関係ない」って思うのは危ない。
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あと,ウイルスは時間がたつにつれて弱毒化していく,というのも誤解で,実際には,より感染を広げやすい方向に変化する。感染者がほいほい出歩くことで感染が広がりやすくなるなら弱毒化していくけど,例えば症状の出ない潜伏期間の間にどんどん人にうつすことができるなら,弱毒化への圧力は働かない