古田彩 Aya FURUTA(@ayafuruta)さんの人気ツイート(いいね順)

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WHOがサル痘に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言を出した。サル痘って聞き慣れない病名だけど,ウイルスの発見は半世紀以上前。名前からはサルの間の病気みたいに見えるけど,実はサルはほとんど関係ない。自然界ではネズミなど齧歯類が持っているウイルスで,色々な哺乳類に感染する。
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サル痘みたいな日本で流行したことのない病気が突然入ってきても,それを長年研究してきた森川先生のような専門家がちゃんといる,というのは日本の底力だと思う>RT。そういう研究を地道に続けることが,今の日本で可能だろうか。
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「祖父が山本で、父が鈴木で、孫が田中みたいなことになる」に思わず吹いた。今,日本全国ほとんどのご家庭で,祖母が山本で,母が鈴木で,孫が田中みたいなことになってるんですが……。ナチュラルに女が視界に入ってないって現象,ほんとあるあるなんだよなあ。news.yahoo.co.jp/articles/055a5…
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私はタクシーに乗るときは窓を開けているが,昨日,運転手さんに「お客さん,うちは空間除菌してるから大丈夫ですよ」と言われた。「あー,空間除菌って,散弾銃撃ってくる相手に散弾銃撃ち返して,飛んでくる弾を撃ち落とそうって戦法なんすよ。正直無理っす」と説明したら納得してもらえたっぽい
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なぜ日本の感染症のプロ集団が無症候あるいは軽症の患者を発見・隔離しようとしないで、クラスターの発見に躍起になっているのかがよくわかる解説。素晴らしくわかりやすい。 note.com/kyoshimine/n/n…
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一般向けの量子コンピュータ記事でこんなにちゃんとしてるのは初めて見た,一体どこの誰なんだ,と思いながら最後まで読んだら・・・どうも失礼しました。ガチで本職の方でした。これめちゃくちゃ分かりやすいので,是非読んで欲しい。 qmedia.jp/quantum-beat-s…
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日本が感染爆発の直前でギリ踏みとどまっている今、ハイリスクの高齢者にまで長距離移動や外食、イベント参加を促す意味がわからない。必要なのは消費振興ではなく、消費が一時減っても業界の人が生きられるための所得補償では。もし感染爆発を起きたら社会活動は完全に止まる nikkei.com/article/DGXMZO…
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イスラエルのティムナ渓谷で見つかった,紀元前10~11世紀の羊毛の色がすごい。日本でいえば縄文時代,彼の地では旧約聖書の時代のもので,ゆうに3000年はたっている。そんな昔の糸が,いまだ目の覚めるような鮮やかさ。afpbb.com/articles/-/332…
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女子大の意義は,学生が「女子学生」ではなくてただの「学生」でいられる点にあるというのは,女子大関係者と話していると当然の前提になっているが,それ以外ではあまり認知されておらず,お嬢様養成のファンタジーを持っている人が少なくない。>RT
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女子生徒が理系に行きたいと言うと親・先生・親戚・ご近所etcが反対するの、能力や仕事といった理由だけでなく、どうも「科学は冷たい」「人の心を無視する」から、女子にはやってほしくない、という気持ちがある気がするんだよなあ。特に物理・数学・工学。
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ちょっと誤解がありそうな点について補足。まず,サル痘は別にセックスしなくても,皮疹に触ったり,至近距離で飛沫を浴びたり,寝具を共有したりすることでもうつる。実際,数は少ないけど家庭で子供にうつったり,患者を診察した医師にうつったりした例もある。
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そして人類は,ワクチンと治療薬という武器は手に入れたものの,根本的には人と人との間の接触を抑えるという昔ながらの方法に頼るしかないことを思い知らされた。感染症の時代は終わっていない。というか,新たな時代に突入しちゃったんだと思います。
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先日,東工大の大学院の授業でSTAP細胞について講義した。あの事件は不正の発覚が早かったので,小保方氏の研究室に「STAP細胞」が残っていた。そのゲノムが網羅的に調査され,新規な細胞ではなく,既存のES細胞だったことが確認された。作られていなかったことが科学的に立証された珍しい例。
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10年くらい前まで,先進国では感染症の時代は終わった,これからの課題は生活習慣病と神経疾患だ……なんてよく言われてたし,私もそう思ってました。でもそれは甘すぎました。開発が森の奥まで進み,地球は狭くなって,動物の間に潜んでいた病原体があっという間に世界に拡散するようになった。
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流行の初期にゲイのコミュニティに広がるというのは,単に互いに濃厚接触する機会が多いからで,エイズも最初はそうだった。ウイルスは宿主の性的志向なんか見ちゃいないし,そのうち異性愛の人の間でも広がるだろうと思う。「自分は関係ない」って思うのは危ない。
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現在流行しているウイルスは,かつてアフリカで流行していたウイルスよりも6〜12倍速いペースで変異が蓄積している。このままズルズルとサル痘の流行拡大を許したら,ウイルスが変化して「第2の天然痘」になりはしないかという懸念が,専門家の間にはある。
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サル痘は今のところ,天然痘に比べて感染力も病原性もずっと低い。感染者の発疹に直接触れたり,体液や至近距離の飛沫,寝具の共有などで感染する。ほとんどの人は自然に回復するが,高齢者や幼児,免疫が弱っている人は要注意だ。
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ここで語られているT先生、凄くかっこいいが、それを余すところなく伝えるブログ主の筆力もただごとでない。 itoi-s.hatenablog.com/entry/2018/07/…
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サル痘は天然痘と同じオルソポックスウイルスで,天然痘ワクチンはサル痘に対する効果もあった。当初は幼児がかかる病気だったが,ワクチンを打っていない世代が成長するにつれ,大人もかかる病気になった。日本でも1976年に接種が中止されており,40代前半以下の人には免疫がない。
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学校で習ってない漢字を書いたらバツ、という話を聞いたときにも思ったが、子供は学校以外で学ぶべきではない、という思想でもあるんだろうか。
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あと,ウイルスは時間がたつにつれて弱毒化していく,というのも誤解で,実際には,より感染を広げやすい方向に変化する。感染者がほいほい出歩くことで感染が広がりやすくなるなら弱毒化していくけど,例えば症状の出ない潜伏期間の間にどんどん人にうつすことができるなら,弱毒化への圧力は働かない
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でも,甘く見るのはまずい。実は天然痘も,かつてはさまざまな動物に感染する,さほど病原性の高くないウイルスだった。だが進化の過程で人にだけ感染するようになり,病原性を増していったとみられる。
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「これまでの経緯を踏まえると,実は数十年かけてサル痘の流行拡大の条件は少しずつ整ってきたことがわかる。予期せぬ突然の流行というよりは,起こるべくして起きた事態だ」(出村政彬,日経サイエンス9月号より)
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こりゃあかん。「研究不正があったら大学の評価下げます」というのは,「いじめがあったら学校の評価下げます」と同じ。不正調査は大学が実施する。「不正が見つかったら評価下げるぞ」というのでは,無罪認定のための調査になるのは避けられない。 nikkei.com/article/DGXMZO…
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とっくに終わった話なので,経緯を知る人はもう話題にしない。そのため新たに発信される情報は,デマのほうが目につきやすい。今の大学院1年生は当時まだ高校生。授業後のアンケートで「STAPってどんな話なのか知らなかった」との声が寄せられた。なので改めて貼っておこう。nikkei-science.com/201503_034.html