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なので「ウイルスが宿主への適応を進める時,重症化の道を歩むか,それとも症状が弱まる方向に進むか,どっちに転ぶかはわからない」(森川茂先生,日経サイエンス9月号)わけです。天然痘の場合,皮疹を増やす(=重症化する)と感染の機会が増えるので,時間とともに病原性が強くなった可能性がある
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その辺,日経サイエンス9月号の特集「再来する感染症の脅威」で詳しく解説しています。Twitterでネタバレしすぎ,とよく言われますが,ここで書き切れるような内容じゃないから大丈夫。サル痘のほか最近日本で問題になっているマダニ感染症やデング熱についても詳報しました。
twitter.com/NikkeiScience/…
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10年くらい前まで,先進国では感染症の時代は終わった,これからの課題は生活習慣病と神経疾患だ……なんてよく言われてたし,私もそう思ってました。でもそれは甘すぎました。開発が森の奥まで進み,地球は狭くなって,動物の間に潜んでいた病原体があっという間に世界に拡散するようになった。
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そして人類は,ワクチンと治療薬という武器は手に入れたものの,根本的には人と人との間の接触を抑えるという昔ながらの方法に頼るしかないことを思い知らされた。感染症の時代は終わっていない。というか,新たな時代に突入しちゃったんだと思います。
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日経サイエンス9月号「第2の天然痘になるか 広がるサル痘」を書いた出村記者の連ツイから。サル痘には致死率約10%のクレード1と致死率1%未満のクレード2があり,現在流行が広がっているのはクレード2。クレードというのは遺伝子配列による分類のこと。
twitter.com/DemuraMasaaki/…
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サル痘みたいな日本で流行したことのない病気が突然入ってきても,それを長年研究してきた森川先生のような専門家がちゃんといる,というのは日本の底力だと思う>RT。そういう研究を地道に続けることが,今の日本で可能だろうか。
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映画『シン・ウルトラマン』でウルトラマンが物理学者の滝に託した論文は,物理学者の橋本幸士先生@hashimotostringが創りました。なので出てくる理論は本物で,ブレーン宇宙論の「RSモデル」です。10月号「シン・ウルトラマンの物理学」で,橋本先生に詳しく聞きました。
twitter.com/hashimotostrin…
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ノーベル生理学・医学賞を授賞したペーボ博士の成果について,解説記事を書きました。
「2022年ノーベル生理学・医学賞:絶滅したヒト族のゲノム解析と人類進化の解明で独のペーボ教授に」
nikkei-science.com/?p=68165
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量子もつれ光子を用いたベルの不等式の破れの実証実験と量子情報科学の先駆的研究でクラウザー,アスペ,ツァイリンガーがノーベル物理学賞を授賞。
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ノーベル物理学賞を授与されることになったベルの不等式の破れの実験について,速報解説を書きました。
nikkei-science.com/?p=68175
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本日発売の日経サイエンス3月号で,ちょっと異色の特集を作りました。漫画『ヴィンランド・サガ』の舞台となった北欧のヴァイキング時代について,近年の歴史学・考古学の発展を解説。今月始まったアニメの時代考証をされている,歴史学者の小澤実先生に寄稿して頂きました。nikkei-science.com/202303_048.html