古田彩 Aya FURUTA(@ayafuruta)さんの人気ツイート(新しい順)

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本日発売の日経サイエンス3月号で,ちょっと異色の特集を作りました。漫画『ヴィンランド・サガ』の舞台となった北欧のヴァイキング時代について,近年の歴史学・考古学の発展を解説。今月始まったアニメの時代考証をされている,歴史学者の小澤実先生に寄稿して頂きました。nikkei-science.com/202303_048.html
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ノーベル物理学賞を授与されることになったベルの不等式の破れの実験について,速報解説を書きました。 nikkei-science.com/?p=68175
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量子もつれ光子を用いたベルの不等式の破れの実証実験と量子情報科学の先駆的研究でクラウザー,アスペ,ツァイリンガーがノーベル物理学賞を授賞。
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ノーベル生理学・医学賞を授賞したペーボ博士の成果について,解説記事を書きました。 「2022年ノーベル生理学・医学賞:絶滅したヒト族のゲノム解析と人類進化の解明で独のペーボ教授に」 nikkei-science.com/?p=68165
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映画『シン・ウルトラマン』でウルトラマンが物理学者の滝に託した論文は,物理学者の橋本幸士先生@hashimotostringが創りました。なので出てくる理論は本物で,ブレーン宇宙論の「RSモデル」です。10月号「シン・ウルトラマンの物理学」で,橋本先生に詳しく聞きました。 twitter.com/hashimotostrin…
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サル痘みたいな日本で流行したことのない病気が突然入ってきても,それを長年研究してきた森川先生のような専門家がちゃんといる,というのは日本の底力だと思う>RT。そういう研究を地道に続けることが,今の日本で可能だろうか。
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日経サイエンス9月号「第2の天然痘になるか 広がるサル痘」を書いた出村記者の連ツイから。サル痘には致死率約10%のクレード1と致死率1%未満のクレード2があり,現在流行が広がっているのはクレード2。クレードというのは遺伝子配列による分類のこと。 twitter.com/DemuraMasaaki/…
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そして人類は,ワクチンと治療薬という武器は手に入れたものの,根本的には人と人との間の接触を抑えるという昔ながらの方法に頼るしかないことを思い知らされた。感染症の時代は終わっていない。というか,新たな時代に突入しちゃったんだと思います。
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10年くらい前まで,先進国では感染症の時代は終わった,これからの課題は生活習慣病と神経疾患だ……なんてよく言われてたし,私もそう思ってました。でもそれは甘すぎました。開発が森の奥まで進み,地球は狭くなって,動物の間に潜んでいた病原体があっという間に世界に拡散するようになった。
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その辺,日経サイエンス9月号の特集「再来する感染症の脅威」で詳しく解説しています。Twitterでネタバレしすぎ,とよく言われますが,ここで書き切れるような内容じゃないから大丈夫。サル痘のほか最近日本で問題になっているマダニ感染症やデング熱についても詳報しました。 twitter.com/NikkeiScience/…
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なので「ウイルスが宿主への適応を進める時,重症化の道を歩むか,それとも症状が弱まる方向に進むか,どっちに転ぶかはわからない」(森川茂先生,日経サイエンス9月号)わけです。天然痘の場合,皮疹を増やす(=重症化する)と感染の機会が増えるので,時間とともに病原性が強くなった可能性がある
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あと,ウイルスは時間がたつにつれて弱毒化していく,というのも誤解で,実際には,より感染を広げやすい方向に変化する。感染者がほいほい出歩くことで感染が広がりやすくなるなら弱毒化していくけど,例えば症状の出ない潜伏期間の間にどんどん人にうつすことができるなら,弱毒化への圧力は働かない
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流行の初期にゲイのコミュニティに広がるというのは,単に互いに濃厚接触する機会が多いからで,エイズも最初はそうだった。ウイルスは宿主の性的志向なんか見ちゃいないし,そのうち異性愛の人の間でも広がるだろうと思う。「自分は関係ない」って思うのは危ない。
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ちょっと誤解がありそうな点について補足。まず,サル痘は別にセックスしなくても,皮疹に触ったり,至近距離で飛沫を浴びたり,寝具を共有したりすることでもうつる。実際,数は少ないけど家庭で子供にうつったり,患者を診察した医師にうつったりした例もある。
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WHOも,そうしたリスクを踏まえて緊急事態宣言に踏み切ったのだろうと思う。明日25日発売の日経サイエンス9月号の特集「感染症 再来する脅威」で,サル痘について詳しく解説した。コロナについての記事を書いてきた出村政彬記者@DemuraMasaakiが報告する。 nikkei.com/article/DGXZQO…
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現在流行しているウイルスは,かつてアフリカで流行していたウイルスよりも6〜12倍速いペースで変異が蓄積している。このままズルズルとサル痘の流行拡大を許したら,ウイルスが変化して「第2の天然痘」になりはしないかという懸念が,専門家の間にはある。
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でも,甘く見るのはまずい。実は天然痘も,かつてはさまざまな動物に感染する,さほど病原性の高くないウイルスだった。だが進化の過程で人にだけ感染するようになり,病原性を増していったとみられる。
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サル痘は今のところ,天然痘に比べて感染力も病原性もずっと低い。感染者の発疹に直接触れたり,体液や至近距離の飛沫,寝具の共有などで感染する。ほとんどの人は自然に回復するが,高齢者や幼児,免疫が弱っている人は要注意だ。
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「これまでの経緯を踏まえると,実は数十年かけてサル痘の流行拡大の条件は少しずつ整ってきたことがわかる。予期せぬ突然の流行というよりは,起こるべくして起きた事態だ」(出村政彬,日経サイエンス9月号より)
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2018年には英国やイスラエルで,アフリカに渡航した人の発症が報告された。そして今年,ついに世界的な流行に至った。
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2000年代に入ると,米国でも感染者が出始めた。感染源はペットして輸入された動物とみらる。プレーリードッグの飼育施設でサル痘ウイルスが広がり,ペットとして飼った家庭に広がった。40人以上の感染者が出たが,このときは人から人への感染は起きなかった。
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サル痘は天然痘と同じオルソポックスウイルスで,天然痘ワクチンはサル痘に対する効果もあった。当初は幼児がかかる病気だったが,ワクチンを打っていない世代が成長するにつれ,大人もかかる病気になった。日本でも1976年に接種が中止されており,40代前半以下の人には免疫がない。
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当初は野生動物から感染する病気だったけど,90年代には人から人への感染が8割を占めるようになった。背景には1980年に天然痘が撲滅され,世界中で天然痘ワクチン(種痘)の接種が中止されたことがある。
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人への感染が初めて報告されたのは1970年で,感染したのはコンゴ民主共和国の生後9カ月の男の子だった。以来,アフリカで散発的な感染が続き,感染者は年々増加。2000年代には合計1万人を超え,2010年代には2万人近くに達した。
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WHOがサル痘に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言を出した。サル痘って聞き慣れない病名だけど,ウイルスの発見は半世紀以上前。名前からはサルの間の病気みたいに見えるけど,実はサルはほとんど関係ない。自然界ではネズミなど齧歯類が持っているウイルスで,色々な哺乳類に感染する。