古田彩 Aya FURUTA(@ayafuruta)さんの人気ツイート(新しい順)

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「可能性はゼロではない」「関連が否定できない」は科学でよく使われる表現で,科学者は字義通りの意味で使うが,一般には「可能性は高い」「関連がある」と理解される。日本語の感覚としてはそれが自然なので,記者は記事を書くときに注意しないと。
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2000年代の初めにチャールズ・ベネットに言われた言葉を思い出した。「科学の発想は,応用技術が出たときに万人のものになる。量子コンピュータが実現すれば,『それって量子もつれだよね』などと普通の人が会話する時代が来るだろう。私は生きてそれを見たい」。twitter.com/srg_bebop/stat…
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どうも塾で知ったことを認めると不公平,という考え方があるらしい。何も塾でなくとも,本で読んだり,家業を手伝ったりするうちに覚えることはいくらでもある。知っていることすべてについて,学校で出てきたかどうかを覚えておかなきゃいけないのは理不尽だし,第一不可能だと思うんだけど。
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学校で習ってない漢字を書いたらバツ、という話を聞いたときにも思ったが、子供は学校以外で学ぶべきではない、という思想でもあるんだろうか。
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1ミリも理解しないままRTしてしまったが、理系文系を問わず、研究のほとんどは一般人には意義がわからない(けど専門家にはわかる)。そういう研究に金をつけるな、というのは、学問に死ねということだ。
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個人的には、チョコで脳が若返るかどうかの検証はどうでもいいが、むしろあれだけ研究者が入っていて、これじゃ実験にならないと指摘した人もいたのに、どうしてあの路線で突っ走ってしまったかの方を検証してほしい。
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内閣府ImPACTの「チョコで脳若返り」の話、問題点は2つあった。①チョコ食べてない人との比較がないので、大脳皮質の量を示すBHQが本当にチョコで増えたかどうかわからない ②脳機能の指標とされたBHQが、脳の機能とどう関連しているのかわからない
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数学会のドレスコード「着衣で来ること」のわけ >RT twitter.com/ayafuruta/stat…
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物理学者には,音楽が玄人はだしという人が時々いる。早野龍五先生のヴァイオリンは有名だし,井元先生の助っ人をされた京大の白石誠司先生もヴァイオリニスト。アハラノフも若い頃ヴァイオリニストになろうかと思っていたそうだし,あのハイゼンベルクはピアニストになろうかと思っていたらしい。
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日本の量子情報の草分け,阪大の井元信之先生です。量子情報の研究を振り返る最終講義のあと,「補足説明」として,古今の物理学者にちなむ楽曲の演奏へ。光コムとピアノの調律の共通点を語り,「高調波列の響きを知り抜いていた」ショパンのピアノソナタ第3番へ。圧巻でした。
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「6才よりピアノを始め,石渡日出夫に師事。Vovka Ashkenazyのオーディション合格,3ヶ月間師事。ショパン国際ピアノコンクールin Asiaアマチュア部門銀賞。大阪国際音楽コンクールヴィルトーゾコース第3位…」今日行ってきた物理学者の最終講義で配られた,ご本人のプロフィールがこれである。
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一般向けの量子コンピュータ記事でこんなにちゃんとしてるのは初めて見た,一体どこの誰なんだ,と思いながら最後まで読んだら・・・どうも失礼しました。ガチで本職の方でした。これめちゃくちゃ分かりやすいので,是非読んで欲しい。 qmedia.jp/quantum-beat-s…
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「仮面ライダーに出てくる数式が話題 実は本物の物理学」。白石直人さんによる仮面ライダーの数式の解説をちょい出ししました。nikkei.com/article/DGXMZO…
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日本の量子コンピュータープロジェクトを長年率いてしてきた山本先生が、実現する困難さと得られるメリットを秤にかけて、量子コンピューターからの撤退を決めたのが3年前。代わりに作ったのが今回のマシンで、量子計算はしておらず、むしろ新しい光アナログコンピューター。
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25日発売の日経サイエンスに、日本の「量子」コンピューターについて書きました。一体どんなマシンなのか。世界の量子コンピューターや、量子アニーリングマシンとはどう違うのか。今後の課題は何かについてまとめました。 nikkei-science.com/201802_054.html
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「検証は長期戦になりそうだ。望月教授が証明に用いた『宇宙際タイヒミュラー理論』はまったく独自のもので,これまで使われたことはない。フェルマー予想やポアンカレ予想に比べて論文を読める人が圧倒的に少なく,評価が確定するには2〜5年はかかる見通し」。こう書いたのがちょうど5年前
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一応貼っておこう。「abc予想が証明された!?」日経サイエンス2013年1月号 nikkei-science.com/?p=30998
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用語はどうあれ,日本は世界が追いかけている量子コンピュータではなく,おそらくは古典アナログコンピュータか,それに極めて近いものの物理的速さに賭けることになる。確かにそれは1つの戦略だが,それを「量子コンピュータ」と呼んでいると実態が見えなくなる。
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ImPACTの「量子コンピュータ」問題は,もう科学の信義の問題じゃないな。日本が今後の計算技術の中核として,何に投資しようとしているのかが見えなくなっているという問題だ。
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こないだ発表された日本の量子コンピュータと、グーグルとかIBMとかがやってる世界の量子コンピュータについて,雑にまとめてみる。
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「ImPACTの総予算は計550億円だ。一方,大学の基礎研究などに使われる運営交付金はこの10年間で約1000億円減少した」(「科学にただ乗りする"イノベーション”創出」遠藤智之,日経サイエンス2017年7月号)nikkei-science.com/?p=53401
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いじめを可視化して対策を取ったら,学校評価はマイナスではなくプラスになる。国立大学の評価委員会は,同じ文科省内でいじめ対策の中で培ってきた知見を,研究不正対策に是非生かして欲しいと願う。
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そもそも「研究不正が起きるのはダメな研究機関」と思うのは誤りだ。不正は世界中で遍く起きており,どんなにしっかり対策してもゼロにはならない。問題を認識しきちんと対処した研究機関は,評価を下げるのではなく上げるべきだと思う(もっとも,東大できちんと対処したのは分生研だけだが)。
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こりゃあかん。「研究不正があったら大学の評価下げます」というのは,「いじめがあったら学校の評価下げます」と同じ。不正調査は大学が実施する。「不正が見つかったら評価下げるぞ」というのでは,無罪認定のための調査になるのは避けられない。 nikkei.com/article/DGXMZO…
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NTTの光ニューラルネットワークは,最適化問題を解くマシンという点では量子アニーリングと同じだが,物理的には開放系で,閉鎖系であるアニーリングとは本質的に異なる。理論的には不明な点が多く,量子コンピュータと言っていいのかどうか疑問に思う。jst.go.jp/pr/announce/20…