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私も含めて科学サイドにいる人間の99%は、科学の進歩によって知を積み重ねることは人類全体のためになると信じて疑わないと思う。でも、そう思っていない人は、おそらく私たちが想像するほど少なくない。
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取材してわかったのは、米国の変貌はトランプ氏だけが起こしたのではないということです。「科学の進歩で国が豊かになる」という図式が、もう国民皆に共有されていない。その原因は科学自身がもたらした人と情報のグローバル化と、ネットの普及にある
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もしかしたら、政治と科学の関係が根本的に変わってしまうかもしれない。米国は国際共同研究の中心なので、米国が沈めば世界の科学が沈む。うちは科学オタク雑誌で、これまで政治ネタはやってきませんでしたが、今回は別だと思いました。
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科学を無視する人が権力を持つと、凄いことが始まる。気に入らないテーマの成果発表は禁じられ、気候変動に関する政府のページは削除され、環境保護局の広報はずっと留守電のままだという。
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私が知る米国は、ずっとダントツの科学大国でした。開かれた研究環境と厚遇で世界の頭脳を吸い上げ、ベンチャーを作り、バイオとIT産業を生み、軍事的な優位を保ってきた。それが米国の戦略だと思っていましたが、一夜にして変わってしまった。
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しばらく新聞の科学技術部でデスクをやっていましたが、日経サイエンスに戻ってくることが決まったとき、最初に思ったのは「トランプ政権下の科学について特集しないといけない」でした。
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留守にしていた2年間の最大の科学ニュースは何かというと、重力波の観測でも、ノーベル賞の連続受賞でもなくて、米国にトランプ政権ができたことだと思います
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本日、日経サイエンスに帰ってきました。前回書き込んだ日から732日目、ちょうど2年ぶりです。またよろしくお願いします。
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「論文は捏造だったがSTAPはあるかもしれない」というメッセージを大臣と理研が発信し続けたことは,すごくまずかった。研究者が新たに論文を出し直すのはもちろん自由だが,捏造論文は撤回でおしまいにするのが,研究機関の責任だと思う。
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STAP問題で大臣が「論文が取り下げられてもSTAP細胞そのものの存在が否定されたことにはならない」とか「再現を検証するという意味では小保方さんなしでは年数がかかる。能力のある人に協力してもらって、ベストの状態で検証することが重要」とか発言したことは,科学にとってマイナスだと思う
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生物実験に動物の殺生は避けられない。実際手を下している研究者たちこそ,それを重く受け止めていることを,STAP取材で初めて知った。使われたマウスの記録を熱心に調べた人,「意味の無い実験でマウスが犠牲になる」と検証実験に反対した人。動物実験の経験のない自分には見えていなかった部分。