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#鎌倉殿の13人
上総広常粛清時の頼朝をトレースして、無惨な最期をも利用する鉄の政治家に徹しながら、誰の目も届かないところで「執権義時」から「家族思い友思いの泣き虫小四郎」に戻るのが、もう……。
義盛が「どこに行っちまったんだ」と嘆いていた小四郎は、実はどこにも行っていない……。
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#鎌倉殿の13人 義盛最期の怒号は小四郎に騙し討ちされたことではなく、ウリンの思いを踏みにじられたことに対する怒りなんですよな。
命尽き果てるその瞬間まで、鎌倉随一の忠臣じゃないですか……。
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#鎌倉殿の13人
戸板ファランクスのシーン、画の作り込みもかなり力が入っているのですけど、泰時による逆転の一手に、源平合戦の頃に義経専用曲として使われたBGM「戦神」が掛かるのが熱いのですよねぇ。最高のカタルシス。
敵味方とも絶望しかない戦の中で数少ない救いを感じる。
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#鎌倉殿の13人
Q.大江殿、そんなに強かったんですか?
A.大江殿「尼御代(推し)にお手手ぎゅーして貰って超必殺技ゲージがMAXになり申した(イケボ)」
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#鎌倉殿の13人
先程までの僕たち私たち「大江殿、文官だし、適材適所というか、修羅の巷に飛び込むのはよろしくないのでは……」
たった今の僕たち私たち「ヤマコー並みに殺陣巧いやんけ!!!チートか、こいつ!!!???」
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#鎌倉殿の13人
先週までの僕たち私たち「起請文(一味神水)をどう突破するのか。いつものでたらめロジックで自分自身を騙すのか」
たった今の僕たち私たち「そんなパワープレイある???アタマわだのよしもりくんか???」
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#鎌倉殿の13人
「北条を信じるな!」
僕たち私たち「それはそう(圧倒的な説得力)」
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#鎌倉殿の13人
・比企能員騙し討ちを知っている和田勢が「いつまでも戻らない義盛は、北条に嵌められた」と結論付けて御所襲撃に及ぶ
・歩き巫女によるお告げを族滅回避の救済と気付けなかった
義時も義盛も、人生のツケを最悪の形で支払わされている……。
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#鎌倉殿の13人 「あの婆さん、『死ぬ死ぬ』しか言わねぇんだよ」と、歩き巫女のお告げを適当に聞き流してきたわだのよしもりくん、「起請文に反して死んだヤツなんか見たことねぇ」と言っちゃうくらい信心がないのですが、そのツケを最悪のタイミングで払わされようとしている。
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#鎌倉殿の13人
実朝の告白に対し、「ずっと一人で悩んでおられたのですね」と静かに寄り添う千世という、人それぞれの心の在り方を"当たり前のこと"として受け止める繊細な描写。
三谷さんが「新選組!」から続けてきた「愛してやまない古い器に新しい酒を注ぐ」という挑戦の一つの到達点ではないかと
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#鎌倉殿の13人 上総広常粛清を切り出したのも大江広元なんですよね。二人の中では「最も頼りになる男は最も危険だから滅ぼす」のが既定路線になっているわけで。 #鎌倉は怖いところだ定期
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「泰時の命綱だから盛綱」という義時の命名、2001年の大河ドラマ #北条時宗 に登場する盛綱の後継者・頼綱(後の平禅門)の諱を決めるときにも同様のやり取りがありまして。
令和4年になって「時宗」オマージュを観られるなんて思わず、20年以上、同作を愛してきたファンとしても堪りません!
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#鎌倉殿の13人
役者・辻萬長最後の輝きを考えられる最高の形で届けてくださる大河ドラマですよ……。
この大河が僕も含めて大勢の人たちから愛される理由がそこに集約されている気がします。
この作品に関わる"全て"に愛情と敬意が満ち溢れている。幸せな大河ドラマ。
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「あの人この人、退場していったなぁ」としみじみしていたら、最後の最後にサプライズで辻萬長さんの伊東祐親ですよ……。
辻さんの遺作とも呼ぶべき収録分、スタッフもどこかでお披露目したいと思っていたはずで……。
本当に本当にありがとうございます!どれだけ感謝しても足りない。
#鎌倉殿の13人
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#鎌倉殿の13人 大泉洋の歩き方を完全にコピーする小栗旬、何となく笑い話になってるけど、大河の座長に必要なポテンシャルが集約されているんですよな。物凄く細かい部分まで目が届いている。
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#鎌倉殿の13人 コロナ罹患で撮影できなくなった大泉さんに代わって小栗さんがワンシーンだけ撮った話は聞いていたけど、まさかこのバックショットとは思わなかった。
どこからどう見ても大泉洋の歩き方だもの、これ。
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#鎌倉殿の13人 平賀朝雅が怪我を負った右の小指を見つめて怯むカット、これは朝雅を臆病に描いているのでなく、小指をやられると力が入らなくなって太刀を握れなくなる絶望感の表現ですな。
だから、最期のシーンでは左手で小刀を持っている。
もはや、まともに応戦することも叶わない。
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#鎌倉殿の13人 平賀討滅を挟み、鎌倉幕府二代執権・北条義時の誕生と、「承久の乱」へと突き進む門が開かれた瞬間にモーツァルトの「レクイエム~怒りの日(ディエス・イレ)」をぶつけるセンスですよ!
「執権義時」にこれ以上、相応しい選曲はない。
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今生の別れというとき、小四郎が押し隠してきた本当の気持ちを吐露する台詞が「親の死に目に会えない」。
この言葉を選ぶ三谷さんの筆がもう素晴らしくて……。
家族思いの小四郎が大好きな時政に送る別れの言葉は、これ以外にない。 #鎌倉殿の13人
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劇中で説明しなかった「オンベレブンビンバ」、調べた人は「子どもの為の影」という意味に辿り着きますが、これは「分からないことは調べて欲しい。そのほうが面白い」という三谷さんが大河に込めた思いと合致していますね。SNSとも噛み合う仕掛けだし、何より視聴者への信頼が嬉しい。 #鎌倉殿の13人