先週までの僕たち私たち「善児のクレジットが出た瞬間に凍りつくよな」 たった今の僕たち私たち「来週からトップクレジットの時点で心臓が凍るんだが???」 #鎌倉殿の13人
思えば、小四郎が人間らしさを失っていくのと交錯するように、善児は人間らしさを取り戻していったのですよね(人となりが分かる台詞の増加や、トウを助けたことなど)。 まさか、あの善児より小四郎のほうが恐ろしくなる日が来るなんて。 善児の人間らしさに泣かされる日が来るなんて。 #鎌倉殿の13人
お前、本当に日曜夜の主人公か??? (ネタバレにならない程度の感想) #鎌倉殿の13人
比企族滅→頼家復活という流れが三谷さんの"創作"でないのが「歴史」の面白さであり、残酷さでもあり。 #鎌倉殿の13人
「はじまり」の族滅。 平家打倒の苦楽を共にした仲間であっても、権力争いでぶつかったなら、攻め滅ぼしてしまえば良いという"前例"がこれで作られてしまったわけで。 比企の族滅が「鎌倉時代」の本当の始まりと言えるのかも知れません。 鎌倉は"同じこと"を1333年まで繰り返す。 #鎌倉殿の13人
先週までの僕たち私たち「二代目が出来たし、善児は自分ではもう"仕事"はしない感じなんだな」 今週の僕たち私たち「親子一緒の"職場"で働くな!!!!!」 #ジェノサイド授業参観 #鎌倉殿の13人
仁田を演じる高岸さん、基本的にはすごいほんわかしたお顔立ちで、見ているだけでも癒されるんですけど、スイッチ入った途端にゾッとするほど怖い顔になりますよね。陰陽の切り替えが凄まじい。 #鎌倉殿の13人
坂東彌十郎さんの可愛い時政パパ、マジで可愛いままここまで来たのが凄い。小四郎のような極端な振り幅にしないまま、愛らしさと愚かしさ、そして、危うさと怖さまで表現しきっておられる。 #鎌倉殿の13人
一幡を案じる政子に「仏門に入れる」と答えつつ、泰時に「真っ先に斬れ」と命じる小四郎。これと同じ問答を最愛の八重と伊東祐親は千鶴丸を巡って既にやっている。 そして、後の災いとなる"敵の子"を容赦なく斬るのは頼朝の教え。 爺様と頼朝の魂が一つになって鎌倉に死神を生み出した。 #鎌倉殿の13人
長い時間をかけて一人の人物を演じ続けてきた者のみが到達できるこの顔。そして、これこそが大河ドラマの主演ということ。 #鎌倉殿の13人
最初の呪詛、頼家が体調を崩したのは偶然なのですけど、再度の呪詛はまだ若い青年を確実に、そして、容赦なく蝕むのだろうな、と。 全成の神通力とは関係なく、呪詛は「仕掛けられたという事実」が極度のストレスとして牙を剥くわけで。 その頼家は毬に全成を思い出すわけで。 #鎌倉殿の13人
会津藩を逆賊にさせぬ為、本当の鬼と化す近藤勇や、刺し違えてでも家康を討つべく馬上筒を稽古する真田信繁など、三谷大河の魅力は主人公が覚悟を決める瞬間も大きいと思うのですが、比企相手に腹を括った北条義時も過去二作に匹敵するものがありますね。観ていて武者震いする。 #鎌倉殿の13人
毬を見て首桶に入った全成の頭部を思い出すシーン、色々な意味でエグいな、と。 頼家は自分と同じ血が流れる"身内"の命を奪うのは初めてであったわけで。 最も力を注いできた毬を見る度に、自らの血を否定した苦しみを味わうわけで。 それを乗り越えるには、頼家はまだ若すぎる。 #鎌倉殿の13人
宮澤エマさんがもう、とにかくすごい。この一言しかない。涙で全てを表現し切っている。圧巻。三谷大河の「泣きで魅せるシーン」で一、二を争うほど好きかも知れん(対抗馬は「組!」山南切腹回の土方ぐだ泣き)。 #鎌倉殿の13人
乳母父として頼家を操ってやろうとイケイケだった頃の比企能員はヒール全開でしたが、思い通りにならない絶対的権力に翻弄され、近寄り過ぎた為の自縄自縛に苦しみ始めてからは、権力の恐ろしさを体現する役割となりましたね。逃げれば破滅は免れるのに、もう舞台を降りられない悲劇。 #鎌倉殿の13人
ひょうきんなイメージとは裏腹に、硬軟緩急自在の実力派俳優である佐藤二朗さんによる絶望と憤怒と悲哀と狂気を全部乗せした百面相は抜群の見応えなのですけど、その二朗さんを相手に演技合戦で互角に渡り合う金子大地さんにも身震いしましたね!演者にとってやり甲斐のある作品ですな! #鎌倉殿の13人
色々ぶっ飛んだ為に肩の力が抜けた頼家が、素朴な青年の顔立ちや物腰に戻っているんですよねぇ。金子大地さん、すごい。 #鎌倉殿の13人
本質的にはいい子だよねぇ、頼家。頼朝だったら助けないよ、ここ。 #鎌倉殿の13人
証文を破って約束を反古にすると、行政が成り立たなくなるという指摘は極めて真っ当で、頼家が政治のいろはも分からない本物の暗君ではないという描写でもありますね。 #鎌倉殿の13人
おなごのことを何一つ分かっていなかったストーカーによる「お前は分かってない」マウント、控え目に言って腹筋に悪いwww #鎌倉殿の13人
呪詛というのは勿論、ファンタジー作品のような神秘的な秘術ではないのですけど、そのファンタジー(=幻想性)が人々の営みと結び付いた時代ですので、誰かに呪詛されているという事実が極度のストレスとなり、心身にダメージを受けるのですよね。科学的な根拠が霊的現象の裏付けという。 #鎌倉殿の13人
宗時から盗んだ例の巾着がバレていなかったと善児は安堵したようですけど、今の小四郎ならまっすぐな目で「袋の中身は見ておらん」と欺いてくるよ。絶対バレてますよ。 その上で「使える駒」として知らぬ顔をするだろうし、頭の中で「始末」の算段までつけてそう。 #鎌倉殿の13人
頼朝の死によって御家人の抑えが効かなくなり、景時が失脚したことで鎌倉から秩序が完全に失われ、「蛮族の群れ」に戻った。 鎌倉秩序の担い手が真っ先にパワーゲームから脱落する点も、これから始まる地獄のバトルロイヤルを思うと本当に象徴的であり、宿命的。 #鎌倉殿の13人
小四郎はこれから「兄の命を奪った刺客」を手足のように使うわけで。 頼朝とは別ラインの政治モンスターと化した今の小四郎であれば、兄のカタキという真相を知っても善児を平然と使いこなすだろうな、と。 今の彼なら「兄の仇討ちとして始末するには勿体ない」という方向に思考が行く。 #鎌倉殿の13人
「お前のことは信じられん」 これからあと何回、小四郎は「仲間」から言われ続けるのか。 #鎌倉殿の13人