中嶋 哲史(@J_J_Kant)さんの人気ツイート(リツイート順)

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イギリスには成文憲法はないのに、主権は議会にあり、国家は国民の自由と権利を擁護するために存在するという立憲主義が確乎として根づいている。重要なのは制度ではなく国民の意志であることを示す最も古い民主主義国だ。イギリスだって完璧な国ではないが、この際だから学べるものは学びたい。
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元々規範意識のない人間がたまたま金や権力、あるいは腕力を手にして全能感を得ると、本当に何をしでかすか分からない、最も危険な存在となる。それは個人だけの話ではない。集団でも国でも同じことだ。規範意識のない人間ほど恐ろしいものはない。
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どんな病気だって「すぐに医師に相談を」であるのに、コロナになるとPCR検査は無駄、コロナはただの風邪、治療法はないのだから家で寝ていろという言説が現れるのは、ひとえに新自由主義的医療政策の結果、医療体制を貧弱化させた失政を隠すためにすぎない。全く愚かしいことだ。
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共産主義というのは単に生産手段=資本を社会で共有するということで、そうすれば個人株主はいなくなるから企業は株主配当を出す必要はなく、企業の上げた利益は設備投資を除いて従業員で山分けすればよく、過剰生産の無駄もなくなり、経済成長の必要もなくなる。環境を考えればこれしかない。
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100年に一度あるかないかの給付金のために口座番号を国に知られるぐらいなら、不便で結構。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
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左派・リベラル憎しという一点だけで自民の暴政が我慢できる人たちって、筋金入りの「臣民」だな。
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「狂信」はカルトの属性だと思うけれど、自民党や保守派の「反共」には狂信的なものを感じる。かつては狂信的な共産主義者がいて様々な事件も起こしたが、もはやそのような共産主義者などいなくなったのに、片方の「狂信」だけが生き残っているのは奇妙だ。
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一人でも多くの日本人が、自分のためだけでなく皆のためになることは何かを考え、自分の意見を持ち、周囲に流されず、長いものに巻かれず、正しいと信じることを行うようになれば、社会は大きく変わるし、自民党的な政治は行えなくなる。政権交代より、こちらの方がより根本的・本質的な改革だ。
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本当に今の政府は日本をどうしたいのか全く分からない。グローバル競争に勝ち残ろうとしているかというと、そうも見えない。ではグローバル競争に替わるオルタナティブを模索するのかといえば、そんな考えは初めからない。ただ呆然と弥縫と姑息を繰り返すだけで、何一つ先へ進んでいないではないか。
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縁故主義というより、身内ぐらいしか言うことを聞く秘書官のなり手がいないのではないか。
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今回の国葬が実現すればの話だが、確実に言えることは国葬の価値が著しく低下したということだろう。
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30代の頃法律学を少し齧ったことがあるけれど、道理の全く通用しない日本社会にあって、あくまで論理的・合理的であることが要求される法律の世界に最後の救いを見る思いがあったのだが、司法の現実を見るにつけそれも幻想であったと失望を深める中で、今回の札幌地裁判決は微かな希望を見せてくれた。
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自民党政権が戦後70年かけて国民の知力を抑え込んできた結果、権力は盤石なものとなったが、国力はすっかり低下してしまった。彼らがその愚行に気づくのはいつになるのだろうか。
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見ず知らずの他人を愛せと言ってもそれは難しいだろう。しかし、どんな他人も自分と同等の権利を持ち、誰も特別に優遇されたり不当に扱われたりされてはならず、お互いの尊厳は守らなければならないという考えを持つことは可能だと思うのだが。
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財務省が防衛予算までもっと削れるというプロパガンダを始めたということは、いよいよ国家財政は破綻に近づいているということではないか。
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緊急事態条項なんてものを平気で作ろうとするのは、この先政権交代が絶対にないと思っているからだ。自分たちが野党になることを想像したら、そんな危険なものは作れない。
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戦後80年で日本の政治、経済、社会が身につけなかったもの、真摯に向き合わなかったものは〈自立〉だ。右顧左眄して強いものや世の流れに依存し、従属していれば、自分で考える必要はないし、自分を律する必要もないから、思考力も判断力も規範意識も育たない。論理も倫理もない社会になるのは当然だ。
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朝日新聞は解約した。
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9条は日本から戦争は仕掛けないということを決めているだけで、日本への戦争を止めることが目的ではない。9条があろうがなかろうが攻められるときは攻められるだろうし、その時は9条があろうがなかろうが、対抗するしかない。そのために9条の下でも自衛隊を置いているのではないか。
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この「国葬」は日本の分岐点になると思う。自民党政治の終わりの始まり。ただ、オルタナティブはまだ現れてはいない。
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検察の狙いはともかく再審開始を少しでも遅らせ、無罪判決が確定するのを先送りさせれば、その間に袴田さんは亡くなるだろうという目論見だろう。そうすれば検察のメンツも保て、2億とも言われる刑事補償金も支払わなくて済む。役人が考えそうなこと。
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日本にはたくさんのカント学者がいるはずなのに、日本社会は少しもカント化されない。いや、本屋に行けば近代思想、近代哲学、近代政治学、近代社会論等々の本が溢れているのに、日本社会は少しも近代化しない。本当にこの現実には目眩と嘆息しかないが、今日も近代とは何かを考え続ける。
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平等は まやかしだけの 消費税 金持ちに 苦しみ分からぬ 消費税 取る側の 便利さだけが 消費税 金持ちの 優遇穴埋め 消費税 万骨の 枯れ果つるとも 消費税
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よく改憲派から「護憲派は改憲の議論さえ許さないのはおかしい」という意見が出る。ぼくは護憲派だが議論はしてよい、むしろ積極的にするべきだと思う。ただ、それなら天皇制の是非についても大いに議論されるべきだ。こちらでは「議論さえ許さない」状況を作っているのは改憲派の方だ。
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自民党が思い描いている日本と現実の日本との間の乖離が甚だしい。選挙制度のマジックで国会の構成では絶対多数を維持しているが、実際の支持者は国民の半分にも満たない。自民党が進めようとしている方向に国民の多くは従っていない。強権を用いて無理に従わせようとすれば、国家は崩壊するだろう。