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改憲・核保有をするべきという結論を出すための議論に、改憲・核保有に反対する側が参加する必要などない。改憲や核保有をどうすればよいかという議論なら、すでに様々な場面で行われている。
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ご近所には愛想がよく好感度抜群のDV夫。 twitter.com/koichi_kawakam…
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規範は人々の間の信頼でもある。だから規範がなくなれば人々は相互の信頼を失い、個々がバラバラに孤立して生きざるを得なくなる。デュルケムの言った「アノミー」である。デュルケムの時代から100年遅れて、今日本は本格的な「アノミー」状態に入ったということではないか。
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国会が「茶番」だというのは多くの人が感じているはずで、少なくとも時折伝わってくる民主主義先進国の国会におけるような感銘深い演説や討論を聞くことはまずない。日本には演説や討論の文化がないと言われることも多いけれど、ないなら作るしかないだろう。こういうところに「日本風」は有害無益だ。
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権力者や資本家、経営者などの「持てる者」の考えや行動は、世界中でさしたる違いはない。ただ、日本と他の民主主義先進国との大きな違いは、持てる者の勝手にはさせないというまとまった勢力があるかないかである。
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マイナンバーカードの目的は政府が全国民の財産と生活状況を一元的に把握することだ。だから当然強制でなければ意味がないのだが、それができないものだから、あれこれと持たないことによる不利益を小出しにしてくるので、一体何がしたいのか分からなくなる。まあ、それが狙いなのだろうが。
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日本の「軍事大国化」だって、決して日本国民が主体的に望んでいることではなく、ただひたすらアメリカに従い、アメリカに見捨てられたくないという政府のために、国民生活が一方的に犠牲にされているという一例なのだ。
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人間社会を最後に決するのは、法でもなく制度でもなく、権力でも金力でもなく、一人一人の意志と行動なのだ。だから権力者は民衆の団結を最も恐れる。国民を分断し互いに憎み合うように仕向ける。それは執拗な反共キャンペーンを見れば明らかだ。知識人を含め、まんまとその術中に絡め取られている。
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自民党支持者は政府に依存してそこからおこぼれを頂戴する体制が理想だから、普通の民主主義国家にしようとした民主党政権が「悪夢」であったというのは当然で、筋が通っている。
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自民党の改憲草案に人権の制限があるのも同じ理由で、自分たちが野党となり権力作用を受ける側に立ったら、それは自分たちの自由の足枷になるのだが、彼らは未来永劫自分たちが権力を振るう側であることを疑っていないので、平気で人権の制限ができるのだ。
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権力との共依存関係に浸っていたい人はその共依存が壊れるのを恐れる。しかし、もうその関係を自ら断ち切り、自分の足で立たないと、経済の成長軌道にも乗れないし、安全保障も危うくなるし、国家としての独立も保てなくなるだろう。自分の国をそういう国にしてしまってよいのだろうか。
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人種、国籍、性別を問わず、すべての個人は対等平等であり、他者の生命、身体、自由、尊厳は、法律の定める刑罰を除いては(生命・身体については刑罰によっても)、決して侵してはならないという大原則を、公はもちろん私人もしっかりと身に付けなければならない。
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日本のキリスト教徒の割合は人口の1%程度で、30%の韓国、10〜20%と言われる中国と比べても極端に低い。正直言って原因はよく分からないが、民主主義、個人主義、自由、平等、人権等が根付かないことの謎を解く鍵があるように思う。要はどちらもよそよそしい、別世界のものという認識なのだろう。
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自分自身が金にしか関心がないから、困窮者への支援も金のためだろうと決め付ける。そんな金どこから出てくるというのだろうか。人は金のためでしか動かないと思っているのだろうか。まったく人間を舐めている。
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自民党政権では、未来永劫政権を執り続ける、政権交代は絶対に許さないということが自己目的化している。改憲もそのための手段に過ぎない。政権の座にあり続けるための政策が他のすべての政策より絶対的に優先される政権なのだ。しかし、それによって何がしたいのかさっぱり分からない。
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これがまさに大澤真幸が言う「アイロニカルな没入」の一例。こんなことで助かるとは誰一人思ってはいない。しかし、お上の決めたことだから、とりあえず守っておけば面倒なことにならずに済む。何かの儀式だと思って従っておけばよい。日本社会にはこういう無駄が満ち満ちている。 twitter.com/333mimina/stat…
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今後は、マイナンバーカードを持たない者は、保険医療制度からの締め出し、自動車運転からの締め出し、銀行口座開設からの締め出し、住民サービスからの締め出し、福祉からの締め出し、教育からの締め出し、不所持者を不審者として身柄拘束まで行くと思う。