中嶋 哲史(@J_J_Kant)さんの人気ツイート(いいね順)

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自民党が思い描いている日本と現実の日本との間の乖離が甚だしい。選挙制度のマジックで国会の構成では絶対多数を維持しているが、実際の支持者は国民の半分にも満たない。自民党が進めようとしている方向に国民の多くは従っていない。強権を用いて無理に従わせようとすれば、国家は崩壊するだろう。
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世の中をすぐに変えることはできないけれど、今起きていることをしっかり記憶・記録しておくことは、世の中を変えるために必要なことだ。この間、政府は何をし、何をしてこなかったのか、その結果国民はどういう目に遭わされ、困難な生活を強いられたか。この事実を決して水に流してはいけないと思う。
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慰安婦像を撤去したからって事実は何も変わらない。「なかったこと」にできるのは内輪の世界だけだ。全世界が忘れ去ってくれるまで、撤去を続けていくのだろうか。
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世界にはならず者がいるのだから仕方がない。では我々もならず者になるべきか。人がならず者になるには必ず理由がある。ならばその理由を取り除くべきではないか。もしその理由がヒトの本能でないならば。
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無能な政治家たちによる馬鹿げた政策が国を衰退させていくということ。これが自分の国の出来事でないならば、他山の石として貴重な教訓となるのだが。
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森友事件というのは安倍=日本会議改憲「革命」の一角が森友氏と昭恵夫人の勇み足で衆目にさらされた事件であって、これをあまり掘り返されると「革命」の成否に関わるので、損害賠償と引き換えに自ら裁判を打ち切ったのだろう。
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体感として90年前後から今までの常識、規範、倫理といったものが通用しなくなっているなと感じていたが、古い規範等が時代遅れとなり、新しい規範に取って代わられるというならまだしも、ついにそれは形成されず無規範状態がどんどん深まっているように思われる。
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母親の葬儀がすべて終了した。亡くなってから火葬まで1週間を要した。今は火葬場が混雑しているらしい。
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平和を願うことなら誰でもできると言う人がいるけれど、そう言う人ってその誰でもできることさえできない人だね。
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Twitterは掛かってはならない医者、依頼してはならない弁護士、信用してはならないジャーナリスト、教えを求めてはならない大学教授を教えてくれるので、とても有益なメディアだ。
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「何が正しいかは一概に言えない」「正しさは人それぞれ」「正しくあろうとすることが一番危険」などと嘯いているうちに、「正しさ」が何であるかが本当に分からなくなってしまって、次々起こる問題にまともな解決策を見いだせなくなってしまった哀れな国。
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政治家に倫理性を求めるのはないものねだりかもしれないが、せめて合理性だけは強く要求したい。政治から合理が消えれば国に未来がないということは、80年前に経験しているではないか。
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よく改憲派から「護憲派は改憲の議論さえ許さないのはおかしい」という意見が出る。ぼくは護憲派だが議論はしてよい、むしろ積極的にするべきだと思う。ただ、それなら天皇制の是非についても大いに議論されるべきだ。こちらでは「議論さえ許さない」状況を作っているのは改憲派の方だ。
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多くの日本人の思考には、自分が自分を大切にするように、他者も他者を大切にしているのであって、そこには何の優劣もなく、自分が大切にすることを認められるためには他者が大切にすることも認めなければならないという相互性の原則がすっぽり抜けている。
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「ステルス治安維持法」と「ステルス国家総動員法」体制が始まっている。
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結局、日本で相対的に最も多い塊は「自民党が何をやっても決して逆らわない」人々であって、自民党以外はじめから視野の外だから、選挙になれば当然自民党が第一党になるわけで、ことさら独裁を意図しなくても、自然と独裁が完成してしまう国なのだ。
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多くの日本人は日常的に自己抑圧的に生きているから、中身が何であれ「はっきりものを言う」ことに対して喝采してしまう傾向があるように思う。はっきりものを言うことは必要なことなのだけれど、問題はその中身であって、ただ姿勢や態度だけに惹かれるのは危険である。
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岸田がアドリブで言ったとされる「社会が変わってしまう」という言葉は、図らずも当人の本意を超えて問題の本質を明らかにしてしまった。まさに彼らの望む社会を維持するために個人の自由や権利が抑圧されているのであって、変わるべきはその社会の方なのだ。社会にこそ問題があるのだ。
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ああ、せめて普通に世界標準の国であって欲しい。
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もうかれこれ10年ぐらい前になるけれど、ものすごく真面目な生徒から、ものすごく真面目な顔で「シェイクスピアってご存知ですか?」と聞かれたことがあって、社会の共通教養というものがもはやなくなったのだなということを実感した瞬間だった。
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正直言うと、選挙の話題が盛り上がれば盛り上がるほど、気持ちは冷めていく。どう考えても多くの国民にとって悪い方へと向かっているのに、その政治を止める手立てがない。抵抗の力はあまりに弱く、孤立している。このまま崩壊が誰の目にも明らかになるまで墜ちていくしかないのだろうか。
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日本には「人」という観念あるいは概念がないんだな。一切の肩書や属性、関係性を離れた「人」という観念が。
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こういう時代だからこそ、自分の足元を固めなければならない。正しい人間にならなければならない。それは正しいか、何が正しいことなのか、正解はどこにもない問いの答えを求め続けなければならない。正しくあろうとすることから逃げてはならない。
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日本は決して民主制国家ではなく、端的に言って貴族制国家だ。国会議員と官僚は世襲貴族と法服貴族と考えればすっきりする。憲法が規定する国民主権は外形的擬制に過ぎない。選挙は民主主義を装う国家的茶番である。自民党を支持するということはこの貴族制を支持するということである。
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自分と異なる意見、価値観、支持政党、生き方、好み、性、職業、学歴、地域、民族、国籍等々に対する耐性や寛容のある人がどんどん減っているように思う。違うこと=敵がデフォルトとなって、常に防衛的かつ攻撃的構えで人に相対する人が増えている。人間の器が小さくなったのだろうか。