オジロワシの耳の穴に関するツイートが思いがけず大きな反響を呼んでいます。野生動物に目を向けてくださる切っ掛けになれば。。という気持ちで、フクロウの耳をご紹介します。聴覚を頼りに狩りをするフクロウはこんなに大きな耳を持っているんですよ。 猛禽類医学研究所HP:irbj.net
Jump !! 猛禽の活力みなぎる姿が、権力や強さの象徴になってきたのが解るような一瞬。しかし実際には、野生の猛禽達は健全に過ごしにくくなってきた自然界で、自分たちの生活を少しずつ今風に変えながら一生懸命生きている。
このオジロワシは二度と自然界に戻ることができませんが、生きてくれているお陰で新しい技術が開発されました。後遺症により野生に戻れない猛禽類(終生飼育個体)を私達は環境省から活用個体として引き取り、生活の質に配慮しながら治療方法や事故対策の開発に努めています。 irbj.net/activity/utili…
列車事故で入院中のオオワシ。自分ではまだ食べてくれない。興奮して開けた口の中に餌の小片を差し入れて、味を確かめさせながら本能を呼び覚ます。少しずつ少しずつ。。 傷ついた希少猛禽類の命を全力で救い、より良い共生社会を目指したい! readyfor.jp/projects/IRBJ2
事故の後遺症で野生に帰ることができなくなったオオワシやオジロワシ。集団越冬地となる日本では、事故や中毒に遭わず、安心して冬を過ごせる環境の健全化「環境治療」こそ、傷付いた動物の治療にも増して大切だ。人間との軋轢によって生まれた終生飼育動物は、それを教えてくれえるメッセンジャーだ。
交通事故死したタンチョウを収容。まだ温かく、死後硬直も解けていない。頭頂にある裸出部の血色が非常に悪いことから体腔内出血も疑われる。せめて頭の赤い部分がトサカであることを示す教材としてこの写真を残します。。ありがとう #いたたまれない気持ち
今年2羽目となるオオワシの列車事故死体を引き取った。シカの轢死体を食べに線路に近づき、後続列車に跳ねられる事故は先月だけでも9件発生している。 #シカ死体が撤去されるまで覆隠することで防ぐことができる
今日、列車に轢かれたのは若いオジロワシだった。右翼がほぼ切断されている。シカの列車衝突を防ぐのは容易ではないだろう。しかし、線路脇に除けられたシカの轢死体に集まるワシの列車事故は、餌となるシカ死体の処理や情報共有&注意運転で、ある程度防げると思われる。
養魚池の防鳥網に絡まって保護されたシマフクロウ。無事、野生に帰りました!
通報のあったオオワシの幼鳥を引き取った。右翼と背中を負傷しており、背中は深い裂傷となっている。地上に止まっていたか低空飛行している時に大きなものと衝突した可能性が高い。収容地の隣はJRの線路で、付近にワシの餌となるシカの轢死体も確認されているとのことから、列車と衝突した可能性も高い
今日の夕方、北海道テレビ(HTB)のニュース内で放送された、風力発電とバードストライクに関する特集。風力発電の利点のみならず、克服すべき問題や新しい取り組みもしっかり取り上げられています。私たちが数年前からベンチャー企業と共に進めている、バードストライクリスクの少ない風力発電機の研… twitter.com/i/web/status/1…
2017年に日本野生動物医学会誌に投稿した総説 北海道における野生鳥類の石油汚染・中毒とサハリン開発がもたらす脅威について海外から問い合わせが相次いだ。英語要旨を共有し質問に答えるとともにフランス語で要約を作成し送信した。モーリシャスにおける油流出事故の影響に世界が関心を寄せている。
2003年から同じ森林で行ってきたクマタカの鉛汚染状況調査。今日捕獲した個体は、2005年に初めて捕獲に成功してから9回目の検査となった。過去には高濃度の鉛に汚染されていたこともあったが、今日は幸い正常値だった。北海道で鉛弾規制が始まって19年目。今年こそ鉛中毒発生0になることを願っている
自分で魚をつかんだ! までは良かったが、そのまま固まって10分経過。。忘れてしまった?💧
昨夏、交通事故で瀕死の重傷を負い、ICUの中で生死の境を彷徨ったシマフクロウ。折れた翼が繋がり、脳障害による視覚異常も乗り切って、リハビリケージの池で魚をハンティングできるようになった。厳冬期が過ぎたら少しずつ魚捕りの難易度を上げ、野生復帰を目指す予定。 readyfor.jp/projects/IRBJ2
国道の近くで収容されたオジロワシ。骨折は認められなかったものの、内部臓器の損傷が疑われ、交通事故に遭ったものと思われる。凛々しい顔つきは『何でもないよ!』と言っているようだが、左足の痛みを我慢しているのは見る人が見ればバレバレだ。しばらくの間、絶対安静が必要です!
日本には地域を限定した鉛弾規制しか存在しない。猛禽類や水鳥の鉛中毒が根絶されるよう、日本政府は責任を持ってこの提言を遵守し、全国の狩猟を対象に鉛弾から無毒弾への切り替えを進めるべきだと思う。 写真:一発の鉛ライフル弾に被弾したシカのX線写真。白い点は肉の中に飛び散った鉛弾の破片
先日、オホーツク海沿岸で放したオオワシとオジロワシ。 ケージから出た瞬間、入院生活で眠りかけていた野生の本能が一気に呼び覚まされているように思えてならない。
『まもってくれる?』 サハリン北東部、巣の上で親鳥の帰りを待つオオワシのヒナ。以前、この地域で行われていた大規模な石油天然ガス開発『サハリン2』に対して、科学的データを根拠に環境影響調査をやり直させたことがあります。(詳細はこちらから:youtu.be/vNhr0Q8QKLM
クラウドファンディング『傷ついた希少猛禽類の命を全力で救い、より良い共生社会を目指したい!』には、寄付の記念となるリターン(お返し、返礼品)がたくさん用意されています。こちらのIRBJ刺繍ロゴワッペンもその一つ。直径7㎝、裏面はマジックテープ加工がされてます。 readyfor.jp/projects/IRBJ2
今日は若いオオワシを3羽野生に帰しました。 自活できていることの確認や、保全に繋げるデータ収集のため、しばらく衛星追跡させてもらいます。
もともとオレンジ色の眼をしているオオコノハズクは眼球内の出血が見落とされやすい。庭先で収容されたこの個体は右側の眼球下部に出血があり、ガラスと衝突した可能性が高い。室内が暗いとガラスに外の景色が映りやすい。明るい色のレースのカーテン等を閉めておくことによってこの事故は予防できる。
午前中は環境省を交えた風力発電に関する会議だった。明日はJR北海道の関係者と環境省を交えて意見交換を行う予定。少しでも事故を防げるのであれば、どんなに忙しくても時間を工面するつもりだ。今後何をすべきかを論じるよりも、今何ができるかを考える機会になって欲しい。 readyfor.jp/projects/IRBJ2
猛禽類の交通事故も多いけれど。。 夜になると他の野生動物たちも路上にいることが多い。どうか皆さん、野生動物たちの存在を頭の片隅に入れて、安全走行してください!
鉛弾の誤食による希少猛禽類の鉛中毒を防ぐため、北海道では2000年から銅製のライフル弾、2001年からは銅製の散弾がエゾシカ猟で使われています。さらに、2004年からはヒグマ猟などでも銅弾を使った狩猟が問題なく行われています。 写真:銅製のライフル弾