札幌での講演会終了後、すぐに釧路に戻り、搬送されてきたオジロワシの幼鳥を治療。左肘を骨折しており、外固定による整復を施した。 巣立ちに失敗したのか、巣から落ちたのかは定かではないが、完治までに時間がかかるため、親元に戻せるかどうかは微妙な状態だ。
巣立ち間もないオジロワシが列車に跳ねられた。「死体を回収したので取りに来てほしい」とJRより通報を受け、念のため確認するとまだ辛うじて息があるとのこと。搬送し検査すると脛骨と烏口骨を骨折し虫の息だ。巣立ち間もない幼鳥は飛び回らず、線路上にとまっていたところに列車が突っ込んだらしい。
列車事故のオジロワシ。 とりあえず一晩越えてくれた!
列車事故に遭った巣立ち後間もないオジロワシは、予断を許さない状態が続いている。 親鳥から目立ちやすい線路の上で、餌を待っていたのだろう。 両脚の骨折や烏口骨(肩と胸を結ぶ骨)の粉砕具合から、相当のスピードで走ってきた列車と衝突したものと思われる。
列車事故により、両足の骨折に加えて肩の骨が砕けたオジロワシの幼鳥。骨折が落ち着くまで、最低でも一ヶ月間は腹這いで過ごすことになるだろう。全身打撲による内臓損傷や体腔内出血も否定できず、楽観視はできない状態だ。 twitter.com/info_irbj/stat…
列車事故のオジロワシ幼鳥。 なんとか二晩目も乗り切ってくれた。 今後は持久戦となるだろう。
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今日も乗りきってくれた列車事故のオジロワシ幼鳥。調子は決して良いとは言えず、酸素を吸入させているものの時より呼吸が苦しそうだ。胸腔内出血や肝臓などに受けた衝撃の影響が徐々に身体に現れている様子。骨折による脚の血行障害も深刻だ。少しずつでも状況が改善してくれることを願っている。
北海道の猛禽を護りたい! その想いを形にした「北海道の猛禽Tシャツ」の先行予約を開始しました。 irbj.net/shop/#moukin_T 野生動物と人間のより良い共生を目指して、Symbiosis!(共生!)をロゴで入れました。 売上は傷ついた猛禽類の救護や終生飼育動物の継続飼育などに使わせていただきます。
列車事故に遭ったオジロワシの幼鳥。 相変わらず調子が悪い。 高速走行する列車に跳ねられたのだから、生きているだけで不思議ではあるが、なんとか一命を取り留め、できるだけ後遺症のない余生を送らせたい。そう思う気持ちは日に日に強くなるが、目の前にあるのは厳しい現実ばかり。
交通事故に遭ったものの、一命を取り留めたシマフクロウが動物園で次世代を育んでいる。発見、治療した者にとっては最大の恩返しだ。 news.yahoo.co.jp/articles/9a389… #札幌円山動物園 #シマフクロウ
巣立ちに失敗し、肘の骨を折って入院中のオジロワシ幼鳥。今日、一般病棟に移りました。
列車事故のオジロワシ幼鳥は、今日もギリギリの状態が続いている。そっと覗くと目を開けてくれるだけで嬉しい。
列車事故により瀕死の重傷を負ったオジロワシの幼鳥。命と引き替えに、片足の先を失った。ICUの中で生死の境をさまよっているが、生きようとする気力はまだ残っているようだ。
7月3日に北大で開催されました、日本毒性学会主催 市民公開セミナーの見逃し配信が始まりました。(8月15日まで) 絶滅の危機に瀕した猛禽類との共生を目指して ~鉛弾に起因する鉛中毒との長い戦い~[猛禽類医学研究所 齊藤慶輔] stream-web.elms.hokudai.ac.jp/Mediasite/Play…
列車事故に遭ったオジロワシの幼鳥。 二回目の輸血を施したが厳しい状況には変わりない。ワシの列車事故を無くしたいと切に思う。
残念ながら、列車事故のオジロワシ幼鳥が今死亡しました。眠るように穏やかな最期でした。 応援してくださいました全国の皆さま、どうもありがとうございました。 #最後まで頑張ってくれたオジロワシとスタッフに感謝します
先日、北大で開催された猛禽類の鉛中毒に関する市民公開セミナーは8月15日までアーカイブ配信されています。 twitter.com/raptor_biomed/…
今日大空町から搬入されたオジロワシの成鳥。くちばしの根本に大きな傷痕があり、広がった鼻孔は貫通していた。よほど大きな怪我だったのだろう。 今回の収容原因としては、烏口骨(肩から胸にかけての骨)の変位や血液検査の値から、打撲を伴う事故性のものが示唆された。
レントゲン撮影前の一コマ。 オジロワシはなぜかカメラ目線。
野生動物や私たち自身と関係のない話題はあまり掲載しないのですが、野生動物医学にも関わっている後進の獣医師が一生懸命頑張っているので転載します。札幌方面に在住の方で情報をお持ちの方は、ぜひ協力してあげてください。 twitter.com/tsukichan999/s…
肘を骨折したオジロワシの巣立ち雛。 おとなしく過ごしてくれているので、もうしばらくしたら癒合の様子を確認することにしている。
大空町で保護されたオジロワシの成鳥。何らかの衝突事故が疑われるが、重篤な状態ではなく、キャリーケージから一般の入院室に移すことができた。 体重はなんとオジロワシにしては最重量級の5800g! どことなく横綱のような貫禄がある。
オジロワシって水鳥だったっけ?? と思いたくなるような、魚捕りのワンシーン。
オジロワシとしては巨大な“横綱オジロワシ”をフライングケージに移動させた。他のオジロワシに比べてひときわ大きく、オオワシにも引けを取らない貫禄だ。