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クラウドファンディング『野生に帰れない希少猛禽類の命を繋ぎ、活躍の場を与え、より良い共生へ』も残すところ一ヶ月を切りました、予想を越える皆様から温かいご支援を戴き、とても心強く思っております。
野の者達とのより良い共生に向けてしっかり取り組んで行きます!
readyfor.jp/projects/IRBJ
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列車事故に遭い、トロッコで救出されるオオワシ。
発見された場所は見通しの良い直線で、事故現場のかなり前から沢山のカラスやオオワシ、オジロワシが線路脇から低く飛び立ち、シカの死体の存在や更なるワシが群がっている可能性を察知できた。
#シカの轢死体を覆隠すれば事故防止の応急措置となる
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列車事故に遭って脊椎を損傷し、入院していたオオワシ。今日の午後容態が急変し、死亡した。助けられなかった命。収容日に撮影した動画に残る『よく生きてたなぁ!』という自分の一言に、改めて人としての責任を感じ胸が痛い。
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クラウドファンディングをきっかけに私たちの活動に興味を持っていただきました皆様。野生猛禽類の現状や保全の取り組みは、こちらの著書に詳しく書いております。ご覧戴けましたらとても嬉しいです。
野生の猛禽を診る―獣医師・齊藤慶輔の365日
amazon.co.jp/dp/4894537397/…
irbj.net/shop/#bookSaito
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オオワシやオジロワシの列車事故が後を絶たない。そのほとんどが死亡事故だ。人間が列車に跳ねられたらどうなるかを想像して戴ければ、そうなることは容易に想像が付くだろう。九死に一生を得たものは治して野生復帰させるとともに、再発を防ぐためにあらゆる努力を惜しむべきではないと強く思う! twitter.com/raptor_biomed/…
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日経新聞で取り上げて戴いた記事をご覧になった方からの連絡が多くなっている。経済界が、野生動物が傷付く原因の多くが人間活動によるものと認識し、保全活動をサポートしてくださることに繋がれば心強い。
傷ついた野鳥にすみかを 獣医師ら寄付募り飼育: 日本経済新聞 nikkei.com/article/DGKKZO…
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交通事故で上嘴を根元から失ったオジロワシ。
義嘴の使い方が上手くなった!
一命を取り留めたものの野生に帰れない猛禽の生活の質(QOL)と救命率の向上を目指して活動しています!
readyfor.jp/projects/IRBJ
#拡散希望 #野生生物とのより良い共生を目指して
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昨年12月、道北から引き取ってきたオオワシ。今日は痛めている脚の診察。治してくれるとわかっているのか、触診の間中おとなしくしていた。人に馴れるのではなく、お互いの行動に慣れるのは、診療に際しては良いことだと思う。
野生猛禽類とのより良い共生を目指しています。readyfor.jp/projects/IRBJ
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昨日、日高地方から収容したオオワシの続報。
搬送時に呼吸困難が認められ、奇声も上げていたことから鉛中毒が疑われました。
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やはり鉛中毒!血中の鉛濃度は極めて高濃度、レントゲンでは胃内に鉛ライフル弾の破片と思われる陰影を2つ確認した。解毒剤を投与しICUの中で高濃度の酸素を供給したが夜に死亡。日高地方では2020年にもオジロワシの鉛中毒が確認されており、当地域を中心に続発する可能性がある。環境省に情報提供を!
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この冬初確認。 年末年始に使われた可能性や鉛弾規制の無い道外から持ち込まれたも可能性もある。
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鉛弾の使用に関する情報や弱ったワシを見かけたら環境省に情報提供を!
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今年1月17日にオオワシの鉛中毒が発生した浦河町からほど近い新ひだか町では2020年1月にオジロワシの鉛中毒が発生している。同地域を猟場にしているハンターが年末年始に鉛弾を使用した可能性が高い。今回も胃の中に鉛ライフル弾が確認されていることから射止められたエゾシカの肉を食べたと思われる。
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日高の浦河町で1月17日に発生したオオワシの鉛中毒が、北海道テレビのHTB NEWSで動画入りで取り上げられました。
htb.co.jp/news/archives_…
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毎日新聞の記事です。
news.biglobe.ne.jp/domestic/0119/…
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鉛中毒は見ているだけで辛い。苦しそうな努力呼吸、脳にまで鉛が回ることで発する奇声。。
凄まじい苦しみをもたらし、治すことが困難であるからこそ予防が大切だ。有毒な鉛弾から、銅弾(ライフル、サボット・スラッグ)やスチール弾(散弾)などの無毒弾に移行するだけで防げる病なのだ!
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@yamakatulily 特にハクチョウ類などの鉛中毒はマコモなどの水草に絡んだ釣りの仕掛けごと釣りおもりを飲んで発症することがあります。私は諏訪湖のコハクチョウでこれによる鉛中毒を経験しています。もちろん、環境中にばら撒かれた水鳥猟用の鉛散弾を砂肝に蓄える小石と間違えて飲み込み発症することもあります。
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こうして消えていった命をいくつも背負っている。彼らの死を無駄にしたくないから、同じ事を繰り返したくないから、何年も本気で保全活動に取り組めている。獣医師であり、通訳であり、スポークスマンであり続けたい。