退院が見えてきたクマタカの幼鳥。街中で建物に衝突したため、収容された場所で放す訳にはいかない。リハビリと併せて野生復帰させる場所を検討中。 #クマタカ #建物衝突
よし! ようやくクマタカらしくなった! 野生復帰までカウントダウン開始!
建物に衝突して保護されていた若いクマタカを自然界に帰した。飛び去る姿を見送るとき、嬉しさよりも先にホッとする感情を抱くのは、彼らの居るべき世界は決して人間の手元ではないと信じているから。厳しい大自然の中で精一杯生き抜いて欲しい。 治療のお礼? それは悲しい姿で戻ってこないことだよ!
野の者は野へ! クマタカ自身、そして私たちも待ち望んでいた瞬間だ。 そっと地上に置かれ、一瞬戸惑ったものの、我に返ったように森の中へと消えていった。
朽ちてゆく古木の身体を礎にして、新しい世代の木が育まれる倒木更新。 まさしく命の受け渡し。。これが輪廻というものなのだろうか? #命の受け渡し
朝4時、リハビリ中のシマフクロウが太陽の下で餌捕りに励んでいる。食欲が旺盛なことは良いことだ!
語りかけてくるようなシマフクロウの眼差し。この鳥はしっかりとした自我を持っているように思えてならない。
気嚢を膨らませ、野太い声を発するシマフクロウの雄。
今年3月若いオオワシを放鳥した。ワシは北海道を北上し宗谷海峡を経てサハリンに渡った。北上を続けたワシは間宮海峡の最狭部に達し、昨日と今日はサハリンと大陸を一往復! 地球規模で移動する渡り鳥。彼らの保全は人間が勝手に作り上げた国境という概念に囚われてはならないことを物語っている。
様々な原因で傷付いた猛禽を自然界に帰してきた。野に放つ時、抱く感情は、“嬉しさ”よりも“ホッとする”だ。彼らを傷付け、時には死に至らしめている元凶の多くは人間活動。救護や検視を通して得た情報を道標に、彼らに優しい自然環境を取り戻す「環境治療」を進めて行きたい。youtu.be/vBMcQau_H1k
みんな。。頑張っているよな!
野生動物の救護活動が生態系の保全に無意味だと仰る方がいる。私はそう思わない。希少種では種の保存に直結するし、普通種でも彼らの身に何が起きているかをいち早く察知できる。大量死に繋がりかねない疾病や人間との軋轢を正確に把握し、改善や予防に繋げる為の重要なヒントを得ることができるのだ。
傷病野生動物の救護を個体の保護という狭い視点から捉えることなく、傷付いた動物達は自然界からの声無きメッセンジャーだという認識をしっかり持てば、救護活動が生態系の保全に立派に役立っていることが解るだろう。
野生動物の救護に関する発信に、たくさんのメッセージや転載を戴きとても嬉しく思っています。今後も傷ついた野生動物の命を救うとともに、彼らが痛みや命と引き替えに伝えてくれたメッセージを紐解き、人間とより良い形で共生できる環境の実現を目指したいと思います。 27年前の私と傷ついたオオワシ twitter.com/raptor_biomed/…
長年救護活動に携わっていると思いがけない出会いをすることがある。 この猛禽も道東では目にすることが難しいのではないだろうか?
傷ついた野生動物の救護や事故の後遺症などによって自然界に帰れなくなってしまった希少猛禽類の管理は365日休むことができない仕事です。世の中たいへん厳しい状況が続いておりますが、私たちもこの活動に支障が出ないようになんとか凌いでおります。
皆様から寄せられております応援のメッセージやご寄付はとても心強く、私たちの大きな励みになっております。この場をお借りしまして、この活動へのご理解とご協力に厚く御礼申し上げます。 終生飼育動物について irbj.net/activity/utili… 活動へのサポート irbj.net/support/index.…
これは。。やっぱり。。 彼かな。。?💧
明かなヒグマの爪痕の写真、どっかにあったなぁ。。と探していたら、こんなのを見つけました! 以前サハリンで撮った、オオワシの巣によじ登ったヒグマの痕跡。巣立ち直前だったオオワシの雛はヒグマに捕食されていました。
ロシア北極圏で発電所の燃料貯蔵施設が破損し、ディーゼル燃料2万トン以上が河川などに流れ出す事故が発生。プーチン大統領は非常事態を宣言した。 cutt.ly/QyBFJTl(読売新聞) cutt.ly/oyBFZsU(The Siberian Times)
三年前、ハクトウワシと見間違えるほどのオジロワシを保護した。翼の腱を痛めていたが、野生復帰を果たしている。白い頭部と暗色な胸部の境界が不明瞭なことが最近話題のハクトウワシと見分けるポイントの一つ。近くで見るとオジロ顔なのだけど、ハクトウワシの顔との違いを表現できる文才は私には無い
オオワシやオジロワシの鉛中毒が多発した事により、北海道の狩猟で鉛ライフル弾が使用禁止になったのは2000年。2014年からはエゾシカ猟時の鉛弾所持も禁止された。それにもかかわらず昨冬もオオワシ1羽とオジロワシ2羽の鉛中毒と他2羽の高濃度鉛汚染が確認されている。 鉛中毒死したオオワシのX線写真
鉛弾規制が遵守されておらず、道外とのアクセスが良い道央で多く発生していることから、規制の無い本州以南から持ち込まれ使われている可能性も高い。 来年度、鳥獣保護法を改定する際、狩猟用の鉛弾を全国的に禁止すべきだ。 bit.ly/3dMQrPz 写真:オオワシの胃内から発見された鉛ライフル弾
IUCNのレッドリストに関しBirdlife Internationalがタンチョウの絶滅危惧種から危急種への格下げを検討している。個体数こそ増えたものの給餌などの人的な餌に依存し人間活動による事故も多発していることからその生息状況は安泰とは言いがたい。私はカテゴリーの格下げは時期尚早であると考えている。
野外調査中のスタッフがJRの線路上にとまるオジロワシを発見! カラスも群れていることから、近傍にエゾシカの轢死体などがあり誘引された可能性が高い。このままでは近年増加しているワシの列車事故に繋がることが懸念されたため、環境省経由でJRに対して現場確認と必要に応じた対処をお願いした。