小泉環境大臣が記者会見し、2025年から全国の狩猟を対象に鉛弾の使用を段階的に規制し、2030年までに野生鳥類の鉛中毒ゼロを目指す方針を表明した。 歴代の環境大臣、環境省が成し得なかった全国での鉛弾規制を強いリーダーシップで実現させた小泉環境大臣に心から感謝したい! #鉛弾 #小泉環境大臣
1996年に初確認したオオワシの鉛中毒。原因の多くは猟場に残された獲物の肉に含まれる鉛弾を食べることによる。感染症や事故などとは違い、鉛中毒は防ぐ方法がはっきりしている。狩猟からの鉛弾を撤廃し、無毒弾に変えれば良いだけの話だ。犠牲になった多くの命を無駄にしないため絶対にあきらめない!
ハクチョウ類やカモ類の多くは長距離を移動する渡り鳥であるため、特定の湖沼など地域を限定した鉛弾規制だけでは解決策にはならない。また、猟場にばら蒔かれた鉛散弾は時を経て水鳥が飲み込むことも考えられる。まずは元栓を閉じるため、全国の狩猟から鉛弾を撤廃することが急務だ。
オオハクチョウにおける鉛中毒の一例。水鳥は消化を助ける目的で筋胃の中に小石を蓄える習性があるが、適した大きさである水鳥猟用の鉛散弾を飲み込み鉛中毒になる。このオオハクチョウは麻酔下で胃洗浄を施し胃内容物を摘出したが、多量の小石に混じって十個以上の鉛散弾が確認された。 #鉛中毒
ハクチョウ類やカモ類の多くは渡り鳥だ。地域を限定して鉛散弾の使用を禁止しても、日本を縦断して渡る途中で規制外の湖沼を利用すれば鉛散弾を誤食する可能性は十分にある。水鳥の鉛中毒を防止することを目的に、地域を限定して鉛散弾を規制しても、問題の解決には遠く及ばないことは明らかだ。
猟場に放置された散弾の薬莢。どれぐらいの鉛散弾がこれまで環境中にばら撒かれたのか… カモ類等は消化を助けるために筋胃の中に小石を飲み込む習性があるが、このとき鉛散弾を誤食して鉛中毒になることが古くから知られている。鉛散弾は北海道を含め、全国的に地域を限定しか規制しかされていない。
あと1~2ヶ月もするとオオワシが渡ってくる。 北海道は世界中で極東にしか生息しない彼らの一大越冬地だ。 健全な越冬環境を提供することが、今後も彼らと共に生きて行くために重要であることを念頭に置き、さらに何ができるかを考えながら彼らを待ちたい。 #鉛中毒 #風車衝突 #交通事故 #感電事故
手の平に乗るほどのヒナの時に保護されたオオジシギ。皆さまのご協力もあって、立派な若鳥に生長した。気が付けば季節はもう秋。この鳥を放すべきかどうか。。保護した者の立場としては野生復帰させたい。しかし、自然界で生活できない鳥を野に放すことは人間の自己満足に過ぎない「捨てシギ」行為だ。
事故に遭い、一命を取り留めたものの片翼を失ったオオワシ。翼を広げて自分を誇示する様は健常なワシと変わりない。野生には帰れないが輸血のドナーや事故防止器具の開発に大きな力を貸してくれている。原因は私を含めた人間。飼育下にあってもできるだけ快適な余生を送らせるのは人としての責任だ。
左の翼を痛めたオジロワシを保護した。顔つきは幼いが、換羽の状況から2歳だと思われる。幸い、怪我は重傷ではないが、ものすごく痩せている。入院中、しっかり栄養をつけてもらおう。 #ワシにも童顔はある
2年前の今日、シマフクロウ親善大使『ちび』が死去しました。8年という短い命でした。 生まれつき脳に障害がありながらも、シマフクロウと人をつなぐ架け橋として大活躍してくれました。 大切な、本当に大切なスタッフでした。彼と過ごした日々を思い出し、野生動物とのより良い共生を目指します!
中学生向けの英語教材で猛禽類の鉛中毒が取り上げられている。全国の狩猟から鉛弾を撤廃することを訴え続けて25年あまり。少しずつではあるが、この問題が世の中に周知されてきた。次の世代を担う子供達が大人になったとき、野生動物とより良い形で共生できる社会になっていることを心から願っている。
野生のシマフクロウをサーチライトで照らしてガイドをしている人がいるらしい。カメラマンが同様のライトを使うこともあると聞く。カエル等を食べに路面に降り、車のヘッドライトに目が眩んで轢かれるシマフクロウが多いことから、強い光が夜行性鳥類にとって悪影響を及ぼすことは間違いない。節度を!
私たちの活動を、“ダーウィンが来た!”で取り上げてください!というメッセージがNHKに寄せられてるそうだ。 オンライン講演会の後だったからかな? 嬉しいなぁ。
わたしです!
事故で肩を骨折していたエゾフクロウ。傷が癒えて上手に飛べるようになり、野生復帰が見えてきた。
本州以南では鉛ライフル弾や鉛散弾が合法的に使われている。鉛弾で射止めた後、必要な肉だけ切り取って投棄された獲物やその内蔵、半矢となって別の場所で死んだ獲物を食べて猛禽類は鉛中毒になる。鉛中毒は本州のクマタカなどでも発生していることが確認されている。 鉛中毒のオジロワシ(北海道)
冷凍ウズラのご寄付を頂いた。機会あるごとに、猛禽たちに順番に与えているが大人気だ。夢中で食べる姿を見るとこちらまで嬉しくなる。 サポート、どうもありがとうございます!
少しでも傷付いた動物たちの治療に関わりたい! と、仰っていただける皆さまからのメッセージにお応えして、Amazonほしいものリストに治療に“関連するもの”を載せさせて頂きました。ご無理のない範囲でのサポート、引き続きお願いいたします! amazon.jp/hz/wishlist/ls…
頭部外傷で脳症状を示していたオオタカ。だいぶ状態が良くなったので酸素を切ってみた。右目の傷がまだ痛そうだが、このまま行けば一般病棟に移れる日も近い。
狩猟残滓が放置されたり、半矢となった獲物が回収されずに死んだ場合、イヌワシやクマタカが肉と共に誤食し鉛中毒になる可能性がある。どのような形状であれ狩猟用の鉛弾を全国的に規制する必要があるのは間違いない。 #鉛中毒 #鉛弾 #鉛ライフル弾 #鉛散弾
忘れられない症例の一つ。シカ猟用の鉛サボット弾を飲み込んで鉛中毒死したオオワシ。この弾は散弾銃(ショットガン)で大型獣を狩猟する際に使われる一発弾で、鉛ライフル弾と同様に本州以南では現在も合法的に使われている。 #鉛中毒 #鉛弾 #鉛ライフル弾 #鉛散弾
今日も今年生まれの幼鳥が事故に遭い保護された。ただ数が増えればいいと言うものではない。健全な環境の中でその種本来の生活ができてこそ保護の手を緩めるべきではないか。冬季の餌資源の多くを給餌に依存しているタンチョウは、半野生と言っても過言ではない状態だと思う。 www3.nhk.or.jp/sapporo-news/2…
来月、獣医学会のシンポジウムで本州以南における猛禽類やカモ類の鉛中毒について報告する。山梨県で行ったクマタカの捕獲調査では6羽中2羽から高濃度の鉛汚染が確認された。千葉県と埼玉県で冬期に行ったカモ類の捕獲調査では捕獲個体の約15%~18%で鉛汚染が確認された。全国で鉛弾の規制が必要だ。
衝突事故による頭部外傷で脳に障害を負ったオオタカ。酸素室で入院中だが頭部の旋回はおさまらない。急変することもあり、予断を許さない状況が続く。