目を覆いたくなるような症例に出くわすことがある。交通事故で上嘴(くちばし)のほとんどを失い、両眼にも重い外傷を負ったオジロワシ。効果的に行える治療の少なさと個体の行く末を考えると辛い気持ちになる。気丈にも立ち上がってくれているワシを見習い、今後何ができるかを前向きに考えてみたい。
2023年3月9日、道北で風車に衝突し、右翼が切断されたオジロワシ。これまで何回もこのような状況を経験している者として、「バードストライクは迷信に近いもの」とテレビのニュース番組で発言したコメンテーターの知識と意識のレベルを疑わざるを得ない news.yahoo.co.jp/articles/ad9a6…twitter.com/i/web/status/1…
交通事故で上クチバシを失ったオジロワシに義嘴を装着。徐々に慣れてもらいながら、微修正を加えてフィット感を高めていきたい。
高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)で死亡したハシブトガラスが多数確認されている春採湖の近くで、カラスの死体をくわえたキタキツネが横切った。道内ではHPAIで死亡したキツネやタヌキが確認されている。犬を散歩させる際には、愛犬がカラスの死体に近付かないよう、くれぐれも気を付けていただきたい
列車事故に遭った巣立ち後間もないオジロワシは、予断を許さない状態が続いている。 親鳥から目立ちやすい線路の上で、餌を待っていたのだろう。 両脚の骨折や烏口骨(肩と胸を結ぶ骨)の粉砕具合から、相当のスピードで走ってきた列車と衝突したものと思われる。
発電用の風車に衝突し、右翼が切断されたオジロワシ。患部のトリミング手術を数日後に控え、穏やかな日々を送っている。体躯にも大きな衝撃を受けていることは間違いないので、全身麻酔が呼吸器系や循環器系に思わぬ負担となることがある。無事に乗り切ってほしいとスタッフ一同願っている。… twitter.com/i/web/status/1…
入院していたクマタカを放鳥しました!
昨年暮れに風蓮湖で保護した、交通事故疑いのオオワシ。本日無事、野生に帰りました。お別れの挨拶はなかなか強烈でした。。。
発電用の風車に衝突し、右翼の先を失ったオジロワシ。最初は何も食べてくれませんでしたが、少しずつ魚を口にしながら頑張ってくれています。 #バードストライク #オジロワシ #環境省オオワシ・オジロワシ保護増殖事業 #釧路湿原野生生物保護センター
すくっと立っていてくれた。戻ってきた目力や口を開けて威嚇する仕草に活力が感じられる。抜糸が済んだら屋外の入院室に移動できそうだ! readyfor.jp/projects/IRBJ2
鉄を求めてシカがレールを舐めに来るから。北海道でシカの列車事故が多発している原因を、そのようにまことしやかに言う方がいる。極寒の地でレールを濡れた舌で舐めたらどうなる?冬の道内ではそれがシカが線路に近付く主な原因では無い。除雪され雪が締まった線路周辺を通り道として多用しているのだ
交通事故で瀕死の重傷を負ったシマフクロウ。治療の甲斐あって、少し気迫が感じられるようになった。
左翼の先が切断された状態で保護されたオジロワシ。レスキュー当初はものすごい食欲で、いつも給餌に来るスタッフを待っている状態だった。このところだいぶ落ち着いてきたものの、体重は1.5倍に増加。顔つきの凜々しい肥満鳥になりそうなので、餌をよりヘルシーなものに変更し、量もセーブしている。
交通事故で左肘を脱臼していたオジロワシ。 今日、再び野鳥に戻った!
事故の後遺症で野生に帰ることができないワシたち。この若いオオワシも、威風堂々としているが左翼の先が無い。自然界に比べると遙かに狭い空間で、傷害ある彼らのQOLの向上を目指した環境エンリッチメントをいかに進められるか。“対話”をしながら更にチャレンジしてみたい。 readyfor.jp/projects/IRBJ2
野生動物たちの現状を一人でも多くの方に知ってもらいたい。このSNSをご覧になっていらっしゃる方々が、私の投稿を拡散リツイートしていただけたら嬉しく心強い。一万人のリツイートがあれば、しかるべき人に情報が伝わり、世の中が改善するかも知れないと思っている。 twitter.com/raptor_biomed/…
もうすぐ渡ってくるオオワシへ。北海道では事故や中毒に遭うことなく健やかに過ごしてほしい。風車、列車、自動車、電柱…ここには危険な物がたくさんあるけど、昨冬より少し安全対策を施せたよ。君らはきっとそれに気付かないだろうけどね。早く君たちに会いたいけれど、悲しい出会いはしたくないぞ!
私が監修した『世界で一番美しい鷲の図鑑』が発売された。心掛けたのは正確に執筆者の考えや想いを翻訳してもらうこと。日頃より猛禽類に携わる者としては、もっと取り上げてもらいたかったことや自分とは違う意見もあるが、素晴らしい写真を交えた総論的な図鑑としてはお勧めできる仕上がりになった。
列車事故のオオワシ。頭も強く打っているのだろう。給餌の際もボーとしており、口の中に餌が入っても反応に乏しい。脳障害が悪化しないことを願うばかり。
交通事故で頭を強打し、左眼が散瞳していたシマフクロウ。一ヶ月半経って、徐々に状況が改善してきた。写真で比較するとその違いは明らかだ。 雨降る秋の夜、路面にカエルが出てくるようになると、捕食しに路上に降りたシマフクロウが轢かれることが多い。注意が必要だ。 上:収容時 下:最近の診察時
他のワシの鳴き声に耳を傾けるオジロワシ。よく観察すると、実に表情豊かだと思う。
厚岸の線路脇で発見されたオオワシの死体。口腔内はシカ肉が充満していた。轢死したシカを食べにワシが線路に降り、後続車に轢かれる事故が後を絶たない。ワシが発見する前にシカの死体を撤去することが望ましいが、少しでも時間を稼ぐための覆隠シートを環境省と共に開発中。 readyfor.jp/projects/IRBJ2
みなさん、ご心配いただきまして、どうもありがとうございます。昨夜の地震は無事やり過ごしました。過去に震度6を経験していますが、今回もなかなかの揺れでした。地盤が凍って硬い時期で良かったです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
皆さまのお力添えによって、毎日本当にたくさんの命が助けられています。中には後遺症が残り野生に帰れない動物もおりますが、新しい治療技術の開発や輸血のドナーなどとして傷付いた猛禽類の救命を手伝ってくれています。この場をお借りして、皆さまに厚く御礼申し上げます! amazon.jp/hz/wishlist/ls…
発電用風車に衝突して右翼を失ったオジロワシ。断翼部のトリミング手術が無事終了しました。