今年もたくさんの応援やご支援を賜り、ありがとうございました。 嬉しいことも悲しいこともありましたが、皆さんのいいね!やコメント、そしてリツィートを励みに頑張ることができました。心よりお礼申し上げます。 みなさま、どうぞ良い年をお迎えくださいませ。
毎日毎日、死んだり傷ついたりしたワシ達を診ていると、人間が作り出した原因の元栓を閉じることの大切さを痛感する。野生動物とのより良い共生社会を目指し、病んだ自然環境を治療する事に軸足を置いて活動を続けるつもりだ。 #環境治療 #野生動物との共生 #symbiosis #たまには健康なワシ達を観たい
オジロワシの鉛中毒が発生! 北海道で鉛弾の使用が規制されてから20年目にあたる2019年。今年も鉛中毒が発生した。空知地方で発見された瀕死のオジロワシをドクターカーに収容し、血中鉛濃度を測定したところ急性中毒のレベルを示した。解毒剤を投与し酸素を吸入させながら釧路に運んだものの重体だ。
通報のあったオオワシの幼鳥を引き取った。右翼と背中を負傷しており、背中は深い裂傷となっている。地上に止まっていたか低空飛行している時に大きなものと衝突した可能性が高い。収容地の隣はJRの線路で、付近にワシの餌となるシカの轢死体も確認されているとのことから、列車と衝突した可能性も高い
頭部外傷で脳症状を示していたオオタカ。だいぶ状態が良くなったので酸素を切ってみた。右目の傷がまだ痛そうだが、このまま行けば一般病棟に移れる日も近い。
サハリンで生まれたオオワシの雛たち、みんな巣立ちを終えた頃だろう。石油天然ガスの開発地帯を越え、宗谷海峡を渡り、立ち並ぶ風車に当たらず、電柱にとまらず、鉛弾を含まない餌を食べながら渡っておいで! 首を長ーくして待ってるよ!
牛舎で発見されたエゾフクロウ。 跗蹠骨(足根中足骨)を骨折していた。外固定を施して入院中。
傷ついた野生動物の救護や事故の後遺症などによって自然界に帰れなくなってしまった希少猛禽類の管理は365日休むことができない仕事です。世の中たいへん厳しい状況が続いておりますが、私たちもこの活動に支障が出ないようになんとか凌いでおります。
今年も傷ついた希少猛禽類を一羽でも多く救いたいと思っています。私達が救護の最前線で使っている制服(一部SUPPORTER表記)を支援してくださった皆さまに特別提供しています。そのロゴなあに?から、希少猛禽類の現状をお伝えただく切っ掛けになれば、とても嬉しいです。 readyfor.jp/projects/IRBJ2
まさかこの動画がTwitterの警告の対象になるとは思ってもみなかった!現実を直視してこそ、はじめて野生生物との共生を目指せると思う。人間と野生動物の間にある軋轢を正しく知り、意識を高めてもらうため、啓発の意味を込めて投稿しているつもりだ。… twitter.com/i/web/status/1…
終生飼育されているオオワシやオジロワシの力を借りて開発している感電防止器具。北海道電力の協力を得て、全道約2500ヶ所以上の送配電柱で採用されている。事故による後遺症などで野生に帰れなくなってしまった彼らは、自然界に生きる仲間の命を守っている! readyfor.jp/projects/IRBJ2
交通事故死したタンチョウを収容。まだ温かく、死後硬直も解けていない。頭頂にある裸出部の血色が非常に悪いことから体腔内出血も疑われる。せめて頭の赤い部分がトサカであることを示す教材としてこの写真を残します。。ありがとう #いたたまれない気持ち
ゴールデンウイーク中も何かと忙しい! なので、ちびの所に現実逃避に行ってみた。でも僕を見るその眼差しは。。全てお見通しって感じだね(~_~;) ※ちびは生まれつき脳に障害があり、自然界で生活することができませんが、『シマフクロウ親善大使』として環境教育の最前線で大活躍しています。
物言わぬ動物を診て、何が起こったのかを明らかにするのも獣医師の大切な仕事。列車と衝突して翼を折ったものの九死に一生を得たオオワシの耳の皮下には緑色に変色した内出血が認められた。頭も強打していることの証。頭部外傷により急変しないことを願うばかりだ。
麻酔下で裂傷の縫合を終えたオオワシ。越冬のためにワシ類が飛来する冬季、列車事故が多発している。列車と衝突して死亡したシカが線路横に長時間放置され、餌として集まったワシが後続車に轢かれる事故だ。線路脇に移動したシカ死体を飛ばされないシートでワシから隠せば、しばらく防ぐことができる。 twitter.com/raptor_biomed/…
右翼が不自由な終生飼育オジロワシ。 いつもはこのように穏やかな時間を過ごしています! #オジロワシ #終生飼育個体 #釧路湿原野生生物保護センター #猛禽類医学研究所 #環境省オジロワシオオワシ保護増殖事業
『どんなもんだいっ!』 と言ってるかどうかは解らないけど。。幸いにして血液中の鉛濃度は低かった。 初めて渡ってきた越冬地で、十分に餌を食べられていなかった様子。しばらくしっかり栄養つけて、北海道を満喫してくれ! #でも線路際でシカを食べるなよ 活動のサポート readyfor.jp/projects/IRBJ
新年あけましておめでとうございます。 今年こそ全国の狩猟から鉛弾が撤廃され、この国から鉛中毒が根絶される第一歩となることを期待しています。また近年多発している列車事故や風車衝突についても状況改善に繋がる具体的な手立てが進むことを願っています。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
過去にオジロワシのバードストライク(風車衝突)が発生した風車群に行ってみた。列状に並んだ風車は相変わらず迫力があるが、すぐ横に新たな巨大風車群が建てられようとしていた。オジロワシが何ペアも繁殖している地域。建設後も影響の有無をしっかりとした体制でモニタリングする必要がある!
今日は仕事でもプライベートでも嬉しいことがあった! 治療後にリハビリを続けていた3羽のワシが自然界へと帰って行き、コロナ下でも頑張っていた親しい人が獣医師国家試験に合格した。 みんな、おめでとう!! #これからが本番
中学生向けの英語教材で猛禽類の鉛中毒が取り上げられている。全国の狩猟から鉛弾を撤廃することを訴え続けて25年あまり。少しずつではあるが、この問題が世の中に周知されてきた。次の世代を担う子供達が大人になったとき、野生動物とより良い形で共生できる社会になっていることを心から願っている。
明日もワシの亡骸を収容に行くお約束。。3日間も雪の上に横たわっているらしい。 獣医師なのに治せない、だからこそ人的な傷病死亡原因の予防が大切なんだと思う。
咬まれたバンダー見習い君はお気の毒だったけど、やっぱりモズは“猛禽”だった!
シマフクロウが列車に轢かれて死亡した。多くの時間と経費をかけて希少種を増やす取り組みが行われているが、人間活動によってその命は一瞬にして奪われている。希少種の保全において増やす取り組みと減らさない取り組みは自転車の両輪である。官民が協力して事故の軽減に取り組むことが大事だと思う。
野生動物画家の岡田宗徳さんから大きな荷物が届いた。開封した私と渡辺獣医は思わず息を飲んだ。ちび。。?!