『え? また検診?』 「仕方ないでしょ!? 君がバンデージ外そうとしたんだから💢」
ワシの列車事故を防ぐため、今できることは官民あげて何でもするべきだ。これまで被害に遭ったことがわかっている130羽のオオワシやオジロワシの死や痛みを無駄にしないために。
釧路帰着。長旅お疲れさん! 輸液により少し顔つきが良くなったな。今晩は暖かい部屋でよく休んでくれ。
皆さまのお陰でクラウドファンディングが成立し、終生飼育個体の当面の餌代や医療機器、四駆車の更新が現実的となりました。文字や言葉ではとても表現できないほどスタッフ一同感謝しており、しっかりと傷病動物の救護や終生飼育個体の継続飼育と活躍にむけて取り組んで行こうと襟元を正しています。
建物(窓ガラス?)に衝突して全身打撲を負ったクマタカの幼鳥。今日、酸素室から出て一般病棟に移ることができた! 頭部を強打して脳症状が認められていた個体なので油断は禁物だが、危機的状況は脱したものと思われる。
有刺鉄線に右翼を絡めてぶら下がっていたエゾフクロウが持ち込まれた。翼の裂傷が酷く筋肉の挫滅も認められた。縫合を施したが翼を引き付ける力が確認できない。人間と野生動物の間には様々な軋轢が存在する。人の生活に起因する事故に巻き込まれた野の者たちに手を差し伸べるのは人間の責任だと思う。
交通事故に遭い、治療とリハビリを続けていたエゾフクロウ。ようやく野生復帰できる目処が立った! 痛んでいる尾羽も徐々に生え替わるだろう。
交通事故で上のくちばしを根元から失ったオジロワシ。後遺症で野生に帰れない猛禽の一羽一羽に対して活躍の場を見出したいと思っているが、このワシがいたから義嘴の開発に取り組むことができた。嘴が途中で折れた鳥には何回かインプラントを施したが、この鳥のような完全欠損の症例は世界的にも珍しい
再びベックちゃんの食事風景です。義嘴が少しずれると食物を落とすこともあります。もう少し改良するから、それまで我慢してね! 交通事故で上の嘴(くちばし)を失ったオジロワシ。獣医師、歯科医師、歯科技工士のコラボで義嘴を作成しました。今後も改良を続ける予定です! readyfor.jp/projects/IRBJ2
交通事故に遭い、なんとか助けようとしたにも関わらず死亡してしまったエゾフクロウ。鳥類生態学をご専門にされる大学の先生から「剥製にして環境教育に生かしたい」とのありがたいお申し出を戴きましたので、活用していただくことにしました。猛禽類とのより良い共生を目指す活動に参加してくれます!
列車事故で入院していたオオワシ2羽を野生復帰させたことが読売新聞(北海道版)の記事になりました。 yomiuri.co.jp/local/hokkaido…
交通事故で翼が折れたシマフクロウのリハビリを開始。まずは地上に置いた俵木ととまり木を階段状に設置し、翼を開いて飛び上がる練習から。右の翼がまだしっかり開かないが、自力での開閉を促すことによって大きな負荷をかけることなく関節の可動域を広げる効果が期待される。マイペースで頑張れ!
仕事柄、多くの猛禽に会ってきたが、最後まで野生の気迫を失わず帰って行った、このクマタカ幼鳥は忘れられない。再び鉛に汚染されることなく、元気に過ごしていることを祈りたい。 猛禽類の鉛中毒について irbj.net/activity/cause… #鉛中毒 #クマタカ
ただいまリラックス中! ずっと観ているとこっちまで眠たくなってくるよ 終生飼育個体が健やかに過ごせる環境を目指しています readyfor.jp/projects/IRBJ2
全身麻酔をかけて胃内の水鳥猟用鉛散弾5個を摘出したが、同時にシカの毛も多数確認された。ハンターによると鉛散弾がシカの止めさしに使われた可能性があるとのこと。無毒弾でエゾシカを倒したとしても、最後に鉛散弾で撃ったのであれば同じ事。粒径7mm以下の鉛弾がこのように使えるのは規制の盲点だ!
交通事故で上クチバシを骨ごと失ったオジロワシ。獣医師、歯科医師、歯科技工士による異業種コラボにより、使える義嘴が完成した。野生に帰れないこのワシの存在が新しい技術を生み出したことを忘れてはならない! 野生に帰れない猛禽の継続飼育もこのクラファンの目的です! readyfor.jp/projects/IRBJ2
骨折等の外傷は無いものの、栄養不良に基づく重度の貧血と低蛋白が認められた。緊急輸血を施し、ICUの中で酸素吸入をさせている。血液のドナーとして、後遺症により野生に帰れない終生飼育個体が活躍してくれた。
一昨年の早春、釧路湿原野生生物保護センターの裏から野生復帰させた若いオオワシ。昨冬二度目の来日を果たし、道東などで越冬していたが、春になって再び北上を続けていた。久し振りに送られてきたデータによると、サハリンと大陸を隔てる間宮海峡を渡り、現在アムール川下流域で元気に過ごしているら… twitter.com/i/web/status/1…
暗くなると給餌池に飛来し、活発に魚捕り。昼間とは全く違う躍動を見せてくれました! twitter.com/raptor_biomed/…
カラスに襲われたトラフズクの頭部縫合創。諸事情により数日間傷の手当てが行われていなかったため、露出していた頭蓋骨の乾燥によるダメージが大きかった。できるだけ早く専門の獣医師による治療が施されるよう、地方行政による対応整備も必要だと思う。 twitter.com/raptor_biomed/…
オオワシやオジロワシが渡ってくる季節を目前に、傷病動物の受け入れ強化を始めました。皆さんから「少しでも命を助けるお手伝いがしたい!」という温かいお申し出を戴いておりますので、ご厚意に甘えてAmazon欲しいものリストに救護に必要なものを登録させていただきました。 amazon.jp/hz/wishlist/ls…
帰り際、「頑張って!」とオオワシに声を掛ける渡辺獣医。みんな回復を願ってる! #列車事故 #後肢不全麻痺 #ハンモック入院
絶滅の危機に瀕した野生動物の命と向き合って約30年。多くの猛禽を治療し、野生に帰してきた。私費をはたいて購入した中古の医療機器は、私の右腕となって消えそうな命に再び煌めきを与えてくれた。そして今、骨董品となった機材は壊れたら部品すら無いものも多い。全力で命を救い、共生を目指したい!
今日もご支援をいただきまして、ありがとうございました。人間が豊かに生活する代償として傷ついた野生の猛禽達に目を向け、一羽でも多くの命を助けたいという私たちの思いに共感され、手を差し伸べてくださったことが本当に嬉しいです。ご期待に添えますよう頑張ります!readyfor.jp/projects/IRBJ2
通報を受け、全身ずぶ濡れになりながら一人雪漕ぎと徒渉を続け、ようやく辿り着いた先の光景。遺体を担いでの帰り道、足取りは文字通り重かった。脚を痛めていたらしく、事故に遭った後、何とかここまで移動し力尽きたようだ。 #タンチョウ