北方領土で海鳥の死体が多数発見されています。 北海道の沿岸でも収容・回収される可能性があるので、様々な可能性を念頭に、慎重に対応しなければなりません。 moto-tomin2sei.hatenablog.com/entry/20220812…
野生動物の救護活動が生態系の保全に無意味だと仰る方がいる。私はそう思わない。希少種では種の保存に直結するし、普通種でも彼らの身に何が起きているかをいち早く察知できる。大量死に繋がりかねない疾病や人間との軋轢を正確に把握し、改善や予防に繋げる為の重要なヒントを得ることができるのだ。
クラウドファンディングへのご賛同とご協力、ありがとうございます! これだけ多くの皆さまが、現状に心を痛め、傷ついた希少猛禽類を一羽でも多く救い、より良い共生を目指す活動に共感してくださっていることは、関係事業者や政府に対して改善を訴える大きな力になります! readyfor.jp/projects/IRBJ2
【モザイク処理済み】昨日、オホーツク方面から新たなオジロワシの死体が届いた。線路上で発見され、口腔内に大量のシカ肉があったことから、列車に跳ねられ線路脇に放置されていたシカの死体を食べていて後続車両に轢かれたと思われる。朝には同じ原因で入院していたオジロワシを看取ったばかり。同様… twitter.com/i/web/status/1…
今年二月に知床の港で溺れていたオジロワシ。垂直な岸壁をよじ登れず、船舶のバウになんとか這い上がったところを保護された。図らずとも私が受け取り釧路まで運んだが、肘関節を何かに強打していることに加え、古傷ではあるが鉛散弾にも被弾していた。治療とリハビリを終え、本日無事に野鳥に戻った。
翼に後遺症が残り、野生に帰れないトビ。 環境教育の現場で活躍しています!
全国の皆様からお送りいただきました支援物資が今日も届きました。私達にはすぐに買えない高価なものや日常的に使う消耗品もあり、本当に心強く嬉しく思っております。これらを活用して一羽でも多くの命を救うと共に、飼育個体のQOL向上やしっかりと記録を残すために大切に使わせていただきます!
ちび、渡辺獣医と雪の上を散歩。 ※ちびは生まれつき脳に障害を持っているため、自然界に帰ることができませんが、シマフクロウと人間を繋ぐ“親善大使”として、環境教育の最前線で頑張っています!
今日もたくさんのサポートをいただきまして、ありがとうございました。一つ一つのご厚意が確実に傷ついた動物達の命をつなぎ止めます! 募集期間は残すところ3週間あまりになりました。老朽化した医療機器を一つでも多く更新できるように、最後までよろしくお願いいたします。 readyfor.jp/projects/IRBJ2
今日はオジロワシを野生に帰すことができた。毎日のように人よって傷付けられ、死んでゆく野生動物。なんとか一命を取り留めたものの二度と自然界に帰れなくなったもの。彼らと向き合っていると、たくさんの幸運が重なって居るべき場所に帰ることができたこのワシの幸せな余生を願わずにはいられない。
もうすぐ新人が入社してきます。入院患者の世話をしながら、少しずつ覚えてもらう「猛禽の言葉」。今は先輩スタッフに任せていますが、最初の頃は私が直接教えていました。こちらは入門編。落ち着いている時と、緊張している時では羽毛の様子が違います。頭頂、後頭、喉、背中、それぞれの逆立ち加減で… twitter.com/i/web/status/1…
オジロワシって水鳥だったっけ?? と思いたくなるような、魚捕りのワンシーン。
目つきと反応が良くなった! それだけでも嬉しい。
交通事故に遭ったシマフクロウの眼底検査。眼球自体の損傷は思いの外軽い…視覚異常はやはり脳神経系の損傷によるもののようだ。野生動物医は内科や外科はもちろんのこと、眼科や歯科(くちばしの整復や義嘴製作)領域までカバーしなくてはならないが、一つ一つの症例が知識と技術を押し上げてくれる。
傷病動物の回復の度合いは表情でわかることも多い。 交通事故で生死の境を彷徨ったエゾフクロウも、ICUの扉からこちらの様子を伺うようになった。穏やかながら目力が戻ってきたのが嬉しい。
ぐったりしたオジロワシを抱きかかえるとまだ温かかった。解毒剤を投与し酸素室で入院していたが、今朝力尽きた。昨日撮影した表情を見ると、悲しくて悔しくて。猛毒の重金属で作られた鉛弾は道内で使用したら犯罪者、道外なら罪に問われない。一刻も早く鉛弾を撤廃してくれと、伝えに来たのだと思う。
交通事故に遭い、断翼手術のため麻酔をかけられるノスリ。命を助けるためとは言え、翼を落とすのは獣医師も辛い。普通種であることから、法的には“生活の質”の維持を考えた安楽殺も選択肢の一つとなっているが、まずは手を尽くして目の前の命を救い、その後のことは鳥の状態を見ながら改めて考えたい。
オジロワシ巣立ち雛の検診。 うん!帰れそうだ(^^)
一昨年の夏、阿寒町から収容され、一命を取り留めたものの片翼を失ったオオジシギ。札幌円山動物園に引き取っていただき終生飼育されていましたがこのたび死亡したそうです。暖かい温室の中で大切に飼育していただき、幸せな余生だったと思います。ありがとうございました! city.sapporo.jp/zoo/03doubutsu…
【今晩ですよっ!】 先週、G7関連のニュースで放送が延期になってしまった、 NHK “ダーウィンが来た!” が今晩放送されます! 私たちの活動、特にクチバシを根元から失ったオジロワシ“ベック”への義嘴作成プロジェクトや風力発電による影響などが取り上げられます。 みなさん、ぜひご覧ください!… twitter.com/i/web/status/1…
交通事故で上のクチバシを根元から骨ごと失ったものの、専用の義嘴(ぎし)を使って食事ができるようになったオジロワシ“ベック”。先日のNHKダーウィンが来た!で紹介され、すっかり有名になってしまっているとはつゆ知らず。。穏やかな毎日を過ごしています。 #オジロワシ #ベック #ダーウィンが来たtwitter.com/i/web/status/1…
今日はオオワシと飛んでみた。 やっぱり健康なワシはいいね!と思いつつ、脳裏をよぎるのは飛べなくなった彼らのこと。。 そうだ、自分にはまだやらなくてはならないことがたくさんある! 傷ついた希少猛禽類の命を全力で救い、より良い共生社会を目指したい!! readyfor.jp/projects/IRBJ2
昨日は雪道を往復400km以上走って衰弱したオジロワシを受け取りに行った。全国的に鳥インフルエンザが流行っているので、感染予防に細心の注意を払っている。その時々の状況に応じて、動物と人間の安全を確保することが、野生動物救護の分野でも重要なことは言うまでも無い。 readyfor.jp/projects/IRBJ2
道南で収容された若いオジロワシ。 外傷により飢餓状態だったため、毎日食べ放題にしている。
新年、明けましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 これからも野生動物の命と向き合い、最前線から発信して行きたいと思います。絶滅の危機に瀕した野生猛禽類とのより良い共生を目指して、みなさまと一緒に今できることから取り組んで行けたらとても嬉しく思います。