お馬さんあるある。モンキーの騎乗は駐立が一番不安定。脚での抑えが効かないし、馬はどの方向にも行ける。新馬戦のゲート前。馬はド緊張の極み。騎手も不測の事態に備える。なのに。不安気な馬の首にギューと抱きついちゃう度量愛情。自分は絶対ムリ。ていうか嗚呼こんな人に乗られたい。某酒井学騎手
お馬さんあるある。「もうちょっと若かったら」。馬の仕事を諦める人がいる。もし理由が本当にそれだけならば。ちょっと試してみたら?思い出作りでも良い。やっぱり無理って辞めたって全然良い。私の知人は50代で脱サラ。ウマの世界に入ってきたよ。自分が一歩踏み出せば。「縁」は果てしなく広がる。
お馬さんあるある、冬毛に生え替わる時期。だから毛刈りのシーズン。寒いのに?何故?見た目の為?って思うでしょ。実は冬毛は風邪の原因になる。汗で濡れた冬毛は乾き難い。身体を冷やしてしまう。だから毛刈りをして、代わりに馬着を着せて温める。私?冬毛なんて生えない。むしろ生えて欲しい。ん?
お馬さんあるある。推しの馬とか言ってる人ってどうですか?鬱陶しくないですか?って全然そんな事ない。もしその馬が現役なら振り絞って推して欲しい。4年後はほとんど表舞台から去っているだろう。目に焼き付けて欲しい。そして全力で推せば推すほど、もしその子供達が世に出てきた時は感無量だから
お馬さんあるある。競走馬に乗ってみたい貴方にお得な情報。毎日が富士急ハイランド。絶叫や悲鳴には事欠きません。何が起こるか分からないアトラクション。決められたコースは逸走する為にある。彼方から聞こえる「止めろ」の怒声。気がつけば貴方も細マッチョ。女子でもバンカラなガニ股に。楽しいよ
お馬さんあるある。馬との会話レベル。初級、話しかけるけど側に人が来ると止めてしまう。中級、悩み事を聞いてもらうようになる。上級、周りが全く気にならなくなる。達人、隣の馬房にいた人が勘違いして返事をしてきたら「(馬名)と話してんだよ!お前じゃねぇ!邪魔すんじゃねえよ!」とブチ切れる
お馬さんあるある。馬の仕事してる人って寡黙で大人しくて良い人ってイメージ?ありがとうございます。だが全然違う。お喋り多い。馬相手に話す癖がついてるから。沈黙苦手で一人で喋り始める。騒々しい人多め。馬とのコミュニケーションのせい。動きがいちいち派手。良い人?うーんそれは
お馬さんあるある。化骨。カコツ。要は骨の成長。脚元が4歳、全身は6歳頃に成長が終わる。そう考えると競馬は若馬には酷な世界。まだ脚元固まってないんだから。競馬の時期を遅らせる?実は育成技術の進化で調教は前倒し傾向。実際、化骨終わる頃にはもう完全に勝負付けが済んでいるというシビアな世界
お馬さまあるある。ご飯の好き嫌い激しめ。いるのは2タイプ。嫌いな物が入っていたら全てを受け付けないタイプ。全く食べない。もうひとタイプは徹底的に避けて食べる。朝、飼い葉桶にトウモロコシの粒だけが全て綺麗に残されてたりする。その集中力と器用さと執念が競馬に活かされるといいのにね。
お馬さまあるある。引退競走馬支援。色々な形がある。意外と知られてないのが学生馬術。多くの競走馬が部員の手で再調教され競技馬として活躍している。彼らは部活動として馬に乗り、世話をし、更に外でバイトもする。賃金を馬の飼葉代に当てるために。そんな彼らの現状に応援と支援が届きますように。
お馬さんあるある。飼葉(ご飯)の時間。馬も気配を察するから大騒ぎ。けど与えるのは順番になる。焦らされる後半組は激オコ。ガンガン壁を蹴っ飛ばす。立ち上がる。ヨダレ垂らしながら頭振る。法螺貝みたいな声で唸る。だから皆んなスッゴイ変顔。正直、この時間だけはお馬さんもあんまり可愛くないの
お馬さんあるある。鼻出血が認められるとしばらく出走できなくなる。ただの鼻血で?実は肺の毛細血管が破れて出血してる。肺がそれだけハードワークしてる。休ませるしかないし、再発の確率が結構高い。「血の滲むような努力をしました」って言うけど、馬からしたら「ホントに滲ませてみろよ」って話。
お馬さんあるある。お馬さんに乗る人。下馬の前に絶対することがある。それは愛撫。もう全世界共通。これは「お疲れ様」であり、「頑張ったね」であり、「ありがとう」でもある。たとえ思い通りに乗れなくても、途中叩き落とされても。最後は愛撫で終わる。こんな世界を全人類が知るべきだと思うのよ。
お馬さんあるある。この馬の可愛さを少しでも伝えたい!って馬房の中で撮影したら、「何ナニ?だいしゅきー」って寄ってきちゃう。コラコラ寄り過ぎだゾぉって言いつつ、まんざらじゃない。で結局撮影できたのは毛。画面一杯にピンぼけの毛。けどイイねがつかないのは納得いかないの。だって可愛いのに
お馬さんあるある。100%の鼻呼吸。一気に吸い込む。一回の呼吸で最大15ℓ。人間の15倍。だから鼻も長くなる。理由?分からないの?朝、寒空で鼻から思い切り吸ってごらん。痛いでしょ。馬の鼻は冷気を温めるの。長い鼻を通過する間。もし小顔だったらツーンし過ぎて競馬どころじゃ無いでしょ。馬面万歳
お馬さんあるある。歯は一度生え変わる。知らないと飼い葉桶に残された歯を見つけて「アワワ⁈歯が取れちゃってますー!」と騒ぐ事になる。もし若馬で突然ハミを着けるのを嫌がったりしたら歯をチェック。今にも抜けそうな前歯があるかも。そしたら?ペンチで引っこ抜くんです。しばらく嫌われます。
子供らが 無邪気に触れる キミの亡き骸 ブログ更新しました プーちゃんことプレストシンボリが永眠しました 30歳でした 御一読いただけると笑えます。 御熟読いただけると納得します。 御拡散いただけると功徳が積めます。 kashikoyama.blog.jp/archives/16157…
お馬さんあるある。みんな困ったナカヤマフェスタ。今でも仲間と会えば盛り上がる。お互いに苦労自慢。「タラ・レバ」話も解禁。あのレースも勝ってる。また管理したいか?となればNoだけど(笑)全て良い思い出。そして気がついた事が。実はフェスタで怪我人を1人も出してない。コレ自慢しちゃダメ?
お馬さんあるある。思っている以上に「蹄」って柔らかい。硬いイメージは蹄鉄のせい。実際は硬いものを踏むと血豆ができちゃうくらい。コレがまた痛い。骨折?を疑うくらい痛がる。コレが「挫石(ザセキ)」。馬場で石を見かけたらサッと拾う習慣が身についたら、あなたも立派なホースマン。
お馬さんあるある。怖い「腹痛」。まずできることは「歩かす」こと。刺激で腸の働きを促す。便秘にはジョギングが効果てきめんなのと一緒。獣医の到着を待ちながらひたすら歩かせる。固唾を飲んで様子を見守る。「ビボッブビブビーー」で拍手喝采。こんなにも待ち望まれる放屁がある事を知って欲しい。
お馬さんあるある。異物を食べて吐く犬に毛玉を吐く猫。けれども馬って実は「吐き戻すことができない」。一度食べたものは一方通行。もしお腹にトラブルがあって滞れば、ドンドン渋滞してしまう。ウマの「腹痛」がとても怖い理由はコレ。飲み過ぎて吐いてるソコのあなた。吐ける身体に感謝しよう。
お馬さんあるある。マンガで描く牝馬の特徴。大抵まつ毛をシュッと長く書いて表現する。実はコレ正解。実際にまつ毛が長い牝馬は多い。最初はどの馬も同じ顔に見えるけど、そのうち「牝馬っぽい」顔付きが分かってくる。凄い可愛い女の子にドキドキするようになる。キスしたくなる。馬の話よ念のため。
お馬さんあるある。みんながドラマを期待する。盛り上がって、ココで劇的な勝利。感涙にむせびたい。けど現実は予定調和を許さない。メイケイエールも凱旋門も。残酷なまでに叩きのめされる。けどね、落ち込む必要も卑下する要素も全く無い。これがエンディングじゃないだけの話。まだ続きがあるって事
お馬さんあるある。凱旋門賞。残念ながら私達は届かなかった。レース後、某調教師が振り絞った。「必死に準備してきたけど・・また何かが足りなかったという事だ」。その「何か」とは。いつか必ず分かるだろう。見せてくれるのは一体誰か、どの馬か。今年は4頭。 本日、日本時間23時05分出走。刮目せよ
お馬さんあるある。ナカヤマフェスタの凱旋門賞。悔しかった。レース後泣き疲れるほど泣き尽くした。その晩の慰労会。最初に某調教師がお礼を言う。「ここまで連れてきてくれてありがとうございます」。その視線は天に向かっていた。前年亡くなったオーナーへの挨拶だった。また泣いた。