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お馬さんあるある。全速力の調教。追い切り。ゴールを過ぎてフッと馬の気を緩ませた。激怒する某調教師。それが一番怪我しやすいんだと。馬も疲れてる、そこで気を抜かせたら、何が起きるか分からない。確実に速歩に落とすまでが追い切りだ。言われた業界用語五七五「最後までハミを外すな馬鹿野郎」
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お馬さんあるある。お腹が痛くなったお馬さんが辛そうに横になってしまいました。貴方はどうしますか?1寄り添う。2声をかける。3じっとしてんじゃねえ歩くぞコラと起こして歩かせる。正解は3。歩く事で腸の活動を誘発する。痛みの程度によるけど基本的にはまず歩かせる。オナラやボロが出れば一安心。
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お馬さんあるある。とにかくしょっちゅう放屁する。寝ててプー、歩いてピー、速歩でプップップ。馬は腸がとても長く、閉塞しやすい。だから放屁は腸がしっかりと活動している証。健康である事のひとつの証明とも言える。え?さっきは私が健康である事を皆さんに知って欲しかっただけなんですが、何か?
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お馬さんあるある。捕食される側の草食動物はあまり寝ない。横臥して寝る時間はほんのわずか。ってのが嘘だとは言わないけども。昼休み明け、厩舎に入るとすっごいイビキかいて寝てる馬もいるし、人がそばに居ても寝続ける馬もいるし、なんなら揺らして起こしても断固として眠ったフリをする馬もいる。
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お馬さんあるある。馬は常に学ぼうとしている。何かコミニュケーションがあれば其処から何かを学ぼうとする。だから自分の関わり方で馬の行動は変わってくる。この馬は我儘だ、乱暴だと決めつける前に「自分との関わりが一因では?」と思えるホースマンが増えれば、さらに優しい世界になるに一票。
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お馬さんあるある。馬の身体でとても特徴的な匂いのする部分がある。それは「蹄」。えもいわれぬ癖になる匂い。手入れ後、手に残る香りをついクンクンしてしまう人は多い。そして犬もこの匂いが大好き。削った蹄は大好物のオヤツ。だから装蹄師さんは何処へ行っても100%犬に好かれるらしいよ。
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お馬さんあるある。たしかに気性の悪い馬はいる。調教を拒んだり、馬房の前を通る人に襲いかかったり。けど人を騙そうととしたり、追いかけてまで傷付けようとする馬はいない。つまり性根が悪い馬なんていないのよ。馬は腹が立つ理由があるから怒っている。それだけ。シンプル。人間みたく面倒臭くない
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お馬さんあるある。もし貴方に信頼している人がいたとして、その人の為にどれ程頑張れる?そこに打算は?もし裏切られたらどうする?馬は信頼している人の指示だったら走り続ける。どこまでも。いつまでも。疑うことなく。限界を超えて絶命する瞬間まで全力疾走する。だから人が裏切っちゃ駄目なんだよ
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お馬さんあるある。私はほぼ競走馬しか語れないけど、馬場馬術とかも知って欲しい。前にぶっ飛ぶばかりが馬じゃない。とんでもない全筋力のエネルギーを内に溜めさせる。完璧なコントロールの下、一糸乱れぬ規則正しい動き。見ていて怖いくらいの躍動感がほとばしる。馬って凄いんだよ!見て!って世界
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お馬さんあるある。ついつい部下の悪口を言っちゃう貴方。馬がお勧めです。別に乗らなくても良い。馬を引いて歩くだけでも十分です。教わった通りに指示してるのに期待したようには動いてくれません。馬が馬鹿なのか?無能なのか?いいえ、貴方の指示が独りよがりなんです。だいたいそんなもんです。
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お馬さんあるある。これは分かって欲しいんだけど、ほとんどの競走馬は何かしら問題を抱えている。全く何処も問題無い馬はいない。ギリギリの選択で最大限の負荷をかける、究極のアスリートゆえの宿命。八分の仕上りで勝てるようなレースなんて無い。今、目の前で走る馬はそれを乗り越えてきたって事。
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お馬さんあるある。乗馬クラブで馬に乗る時。台の上に乗り、まず左足をアブミに乗せる。踏ん張ってエイッと跨る。実はコレ、競走馬に乗る時には絶対やらない。危なすぎるから。片側に全体重かかる瞬間が。暴れてくれって状況になる。片側のアブミだけ入った状態でぶっ飛んだら。未来予想図は相当悲惨。
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お馬さんあるある。オジュウチョウサン。2016年にG1初勝利。それは私が馬業界を去る前の年。それから私が僧侶になり、籠って修行している間も。更には私が俗世間へ戻り、今年まで。7年間G1を勝ち続けた。ステイゴールド産駒の圧倒的で比類なき根性を体現し続けた。遂にラストラン。拍手で迎えたい。
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お馬さんあるある。モテたい人。まず馬を始めてみよう。馬と根気よく付き合う事で、大抵のことは許せる包容力がつく。馬の気持ちを理解しようと努める事で、相手を気遣える人になる。モテポイント爆上がり。モテる要素しかない。最終形態は馬に夢中になり過ぎ、人の相手が疎かになって超絶モテなくなる
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お馬さんあるある。騎乗終わってハミを外す。馬が顔を寄せてきた。よしよし。よく頑張ったね。それでもさらに。顔をガシガシ擦り寄せてくる。ちょっ、愛情表現強すぎ。ちょっ、痛いんですけど。もう!私のコト好き過ぎるんだから!困りながらも嬉しそう。実はお馬さんは顔がカユイだけだったりする。
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お馬さんあるある。気性の荒い馬。病気でしばらく続く治療。毎日のように注射に補液。その甲斐あってやっと回復した。獣医さんが様子を見に来る。続いた注射の恨みだろう。先生の顔を見るなり猛然と襲い掛かった。サッと攻撃を避けながら「オ、やっと元気になったな」とニッコリ。先生、カッコ良いわ。
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お馬さんあるある。サイバーエージェント。ウマ娘がメガヒット。馬に興味持つ人が増えた。お陰で競馬界も乗馬界も潤う。更に競走馬も購入。お陰で馬産地も潤う。遂にはワールドカップ無料開放。お陰で全国民の瞳潤う。全てにウィンウィン。こんな幸せな循環が世界に広がれば良いのに。日本国馬栄誉賞。
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お馬さんあるある。引退が多く発表されるこの時期。どの馬も悲喜こもごも。いろんな想いがあるだろう。全ての馬にもお疲れ様って思う。これから事前に発表された引退レースを走る馬もいる。全ての馬に無事に帰ってきてと願う。心から願う。まだまだこれから。穏やかにセカンドキャリアへ進んで欲しい。
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お馬さんあるある。馬着。馬の防寒着。一定の割合で「絶対裸族」な馬がいる。ちなみに着せる時は大人しい。人目を離れた途端に断固拒否。端を咥えてガンガン引っ張る。無理矢理に脱ぐか、破いて破壊するか。どこかの馬房から聞こえる、布が裂ける派手な音。覗きに行くと満足げなハルクホーガンがいる。
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お馬さんあるある。鼻グイ。鼻先でグイッと押されること。何かしらの欲求を抱えている。実は甘える動作。「早くして」「もっとして」などの意味を持つ。やられた人はかなり嬉しい。一馬力なので結構な衝撃。よろける位押される事も。見た目には激しい拒絶。なのにエヘヘと喜ぶから奇妙なSだと思われる
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お馬さんあるある。初めての体験乗馬。ドキドキ。「ハイお腹を蹴って」ポコン!きゃー動いた。「スゴい!上手ですよ!」「次は速歩!スゴい!動かせてますよ!」実は指導員が全部動かしてる。声と位置で馬に指示。耳を見てみて。ずっと指導員補の方を向いてるから。離れた途端ガラッと変わる馬の態度。
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お馬さんあるある。全馬人を巻き込んだ論争が勃発。鼻フニフニか唇タプタプか。フニタプ戦争がついに始まったのだ。どちらが馬人をより癒すのか。馬との共生が始まった六千年前以来のテーマ。この不毛で微笑ましい争いに今、終止符が。どっちが癒されますか?コメ欄で熱い想いをどうぞ。
#フニタプ戦争
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お馬さんあるある。熱意のある手紙をくれた人が3日で辞めた。競馬ゲームにハマり勢いで来た人が今は牧場長。職を転々としてた人がそろそろ別の仕事したいって3年で辞めた。向いてるとかいないとか、通用するとかしないとか、本当に全然分からない。ハッキリしてるのは始めなければ始まらないって事よ。
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お馬さんあるある。「ズブい」 足が遅い事ではない。反応が鈍いこと。エンジンのかかりが遅いこと。ベテランの馬に多い。乗ってて疲れる。対策としては新人君を乗せたりする。未熟な操作に激怒してヤル気スイッチが入ったりする。「あの馬で掛かるなんて逆にスゲーよ」と妙な褒められ方をしたりする。
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何度も質問されて何度も答えている質問ではありますが、何度でも丁寧に答えさせていただきます。なぜならそれが自分の責務でもあると思っているからです。以下、すごく長くなります。
個人的な見解でもあります。そ…
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