お馬さんあるある。エルコンドルパサーの取材。朝の番組で生放送。打ち合わせをして当日。馬慣れしてないTVスタッフ。中継準備を警戒しまくる他のウマ達。突然ADがレフ板を高々と掲げた。もう大パニック。逃げ惑うお馬さん。響き渡る私の怒声。TV慣れしてるエルコンだけが平然とカメラに寄って行った。
お馬さんあるある。モンキーの騎乗は駐立が一番不安定。脚での抑えが効かないし、馬はどの方向にも行ける。新馬戦のゲート前。馬はド緊張の極み。騎手も不測の事態に備える。なのに。不安気な馬の首にギューと抱きついちゃう度量愛情。自分は絶対ムリ。ていうか嗚呼こんな人に乗られたい。某酒井学騎手
お馬さんあるある。馬運車。見かけて窓から馬が見えないかなーなんて思ったりする。実は輸送中は窓を開けない。勿論、空調完備。直接の外気は喉をやられるから。以前、空調壊れた馬運車が窓全開で競馬場へ。到着後、馬の咳が止まらずに出走取消の事例もある位。だから窓開いてたら馬は乗ってないのよ。
お馬さんあるある。30年馬に携わって一度も大怪我しなかった私が「死ぬかも」と思った瞬間3選。①発情した牝馬の手入れ中、壁に挟まれた時。②発情した牝馬のウラ掘り中、全体重を任された時。③発情した牝馬の体温測定中、フルスイングの蹴りが顔を掠めた時。つまり恋する乙女は人生狂わすという話。
競馬のトラブルあるある。衝撃だった。馬場入場で片側の手綱がハミから外れた。コントロール不可能。大惨事になる?馬は爆走。騎手はタテガミ握って耐える。スタンド前を通過。止められそう?との問いに「ムリー!」と楽しそうに答えて2周目に向かった騎手の胆力と技術に驚愕した。たしか田中勝春さん
馬が好き。けど触った事ない人に伝えたいあるある。体験乗馬でも何でもいいから接してみて。撫でて。そしてギュッと抱きしめて。鼻水とか唾液とか気にしないで。鼻水はアロマ。唾液はハーブ。馬は毛穴からマイナスイオン出てるから。密着して。癒されて。必要なのはお土産の人参と汚れてもいい上着だけ
お馬さんあるある。「サラブレッドは走るために生まれてきた」って言葉は嫌い。わたし達は出会う縁があった馬と分かち合いながら、頼り頼られながら日々を生きている。その時、その瞬間を精一杯生きている。経済動物とか宿命とか、そんなの目の前の馬に関係無いんだよ。必死に而今を生きているんだよ。
競馬関係者よく受ける質問あるある。 「パドックや返し馬で、どの馬が勝つか分かりますか?」 もちろん、良い状態の馬を見つける事は可能です。さらに馬体、動きなどから距離やコース適性もある程度想像できます。 つまり、そこから導かれる答えは。 「分かりません」 #分かるんだったら出家してません
競馬も乗馬もばんえいもホースセラピーも、そしてウマ娘も。馬を愛するすべての人が繋がりますように。・・あ、まだ馬をそれほど愛していない人もね。 御一読いただけると嬉しくて毛が抜けます。無いけど。 twitter.com/insidejp/statu…
可愛い馬あるある。舌をペロンと出す。出しっぱなし。人が来るとペロン。はい分かりましたよ。プニプニ触ってあげる。至極の表情。舌が乾いてくるとクルンとしまう。立ち去ろうとする。フト背中に感じる気配。振り返ると。また舌を出してコッチを横目で見てる。ナニこれ可愛い。コレ実はナカヤマフェ
競走馬あるある。ダービー終了。そして今週から始まる「新馬戦」。目指すのは来年のダービー。若駒の新しい戦いが始まる。競馬の一年が始まる日。ダービーに始まり、ダービーに終わる1年。ダービーがお正月(or大晦日)と言われる理由。けどダービーの推し馬は忘れずに。応援し続けてくれると嬉しいな
お馬さんあるある。空前の芦毛、白毛人気。それは分かるんだけど、ブラッシングをしていて1番気持ち良いのは「青鹿毛」。ビロードの様な滑らかさ。吸い込まれる様な深い海の蒼色。日本刀の様に妖艶な輝き。ブラシを入れる度に色の鮮やかさが増していく。もうたまらん。皆さんが好きな毛色は何?
お馬さんあるある。捕食される側の草食動物はあまり寝ない。横臥して寝る時間はほんのわずか。ってのが嘘だとは言わないけども。昼休み明け、厩舎に入るとすっごいイビキかいて寝てる馬もいるし、人がそばに居ても寝続ける馬もいるし、なんなら揺らして起こしても断固として眠ったフリをする馬もいる。
それでは茨城のドリフトキングの映像をご覧下さい。 #ヒポトピア #ホースセラピー
お馬さんあるある。2度目の凱旋門賞は気性難が暴発して惨敗。引退し種牡馬入りが決定した。移動日の朝、関係者が集まり記念撮影。別れの挨拶。労をねぎらいつつ愚痴が多め。「大変だった」「ホント疲れた」そしてあるスタッフの一言で全員固まる。「やっぱり産駒はココに集まるのかなぁ」ナカヤマフェ
お馬さんあるある。雨上がりの日の外乗。初心者の方が乗っていた馬が立ち止まった。水たまりで。水面に鼻を寄せ、前掻きが始まる。バシャバシャと上がる水飛沫。見てわたしの馬!可愛い!水遊び始めたよ!・・・嗚呼ソレは違うのです。その馬は、もうすぐ、あなたを乗せたまま、水たまりで、「寝ます」
馬乗りあるある。ドラマやアニメ。騎乗シーンのせいで没入できない。違和感強過ぎる。「進撃の巨人」馬の疾走シーン。ハミも変だけど、何よりも手綱の持ち方。逆。怖過ぎる。その点ウマ娘。そもそも的な違和感から始まる。だから逆にコッチが没入ポイントを探しにいく。「ないない」より「あるある」
新馬戦あるある。生産牧場で産まれてから、離乳、馴致、育成、そしてトレセン。一頭の馬がゲートに入るまで、どれだけ多くの人が関わっているのか。どれだけの想いを背負っているのか。そして、その馬自身がどれだけの困難を乗り越えてきたのか。そんな事をちょっと想像して応援してもらえると嬉しいな
お馬さんの仕事あるある。これはもう本当に伝えたい。馬が亡くなる時は関係者全員、辛くて、悲しくて、申し訳なく思っている。すでに精一杯のことをしている。そして自分の無力感に憤っている。病気でも事故でも、予後不良で薬殺でも。勝手な想像で責め立てないで。静かに寄り添いせめて冥福を祈ろうよ
お馬さんあるある。鼻グイ。鼻先でグイッと押されること。何かしらの欲求を抱えている。実は甘える動作。「早くして」「もっとして」などの意味を持つ。やられた人はかなり嬉しい。一馬力なので結構な衝撃。よろける位押される事も。見た目には激しい拒絶。なのにエヘヘと喜ぶから奇妙なSだと思われる
お馬さんあるある。基本的に警戒心強め。で、新馬戦。初めての競馬場にパドック。何よりまだ幼い。大人しく歩いているようでも、内心ドキドキ。優しい目で見守ってね。あまり知られてないけど「傘」は苦手です。古馬でも怖がる。勿論「パドックで傘は禁止」では無いのだけど、クルクル回しちゃダメよ。
お馬さんの仕事している人あるある。いわゆる馬肉。「最後まで敬意を持ってちゃんと食べるのが我々の責任だ」と先輩。サラブレッドの肉がヒトの口に入ることは無いと思うが、なるほどと思った。一緒に食べた。その時に感情が暴発。それ以来食べてない。食べる食べないは人それぞれ。良いも悪いも無い。
お馬さんあるある。推しの馬とか言ってる人ってどうですか?鬱陶しくないですか?って全然そんな事ない。もしその馬が現役なら振り絞って推して欲しい。4年後はほとんど表舞台から去っているだろう。目に焼き付けて欲しい。そして全力で推せば推すほど、もしその子供達が世に出てきた時は感無量だから
お馬さんあるある。イライラし易い人に乗馬をお勧めしたい。正確な指示を出せないと動いてくれない。何故動いてくれないのか、から、自分のどこが間違っているのかへと思考が変わっていく。思い通りにいかない事への苛立ちは、素直に自分の問題へと帰着できる。独りよがりな思い込みは通用しないんです
お馬さんあるある。みんながドラマを期待する。盛り上がって、ココで劇的な勝利。感涙にむせびたい。けど現実は予定調和を許さない。メイケイエールも凱旋門も。残酷なまでに叩きのめされる。けどね、落ち込む必要も卑下する要素も全く無い。これがエンディングじゃないだけの話。まだ続きがあるって事