藤原帰一(@kiichifujiwara)さんの人気ツイート(リツイート順)

1
SWIFT決済停止もドイツの武器供与も、電撃戦によってウクライナが制圧されたら手遅れだったのに、三晩キーウ(キエフ)が抵抗し持ちこたえたので、有効な選択になった。戦争拡大を許さずにプーチン政権の侵略を排除する可能性が僅かとはいえ生まれた。キーウはいま四晩目。夜明けまで、あと七時間。
2
ストリープが受賞スピーチで言及しているのは、身体に障害を持つジャーナリストのことをドナルド・トランプが真似した、というよりも嘲った瞬間です。そんなことをする人が世界最大の軍事力と経済力を持つ国家の指導者となった悲しみを、メリル・ストリープは伝えました。演技ではない、心の声でした。
3
藤原帰一の「守護霊」が話した内容をまとめた本が刊行されているようです。改めて申し上げるまでもありませんが、私はこの「守護霊」の発言に一切関わりはありませんし、この書籍の刊行にも全く関与しておりません。その書籍における「守護霊」の発言について責任を負わないことを申し上げます。
4
なぜウクライナの人のことばかりを語るのか、ほかの戦争の犠牲者はどうなるのかという批判はあります。実際、この半世紀に起こった戦争で死者数が最も多いルワンダ内戦・コンゴ戦争では少ない推定でも四百万人の生命が奪われましたが、国際的な関心が高かったとはいえません。
5
日本が独自に核開発すれば、アメリカの核に頼っていることが日米関係の基礎にありますから、アメリカと緊張を招くうえに、日本が核武装する前に攻撃すべきだというインセンティブを与えてしまう。核への依存と核廃絶の願いに引き裂かれてきた現状が核共有や独自の核開発で改善されることはありません。
6
トランプ氏が同盟見直しを訴え、経費を日本が負担しなければ米軍撤退も辞さないと発言したためか、沖縄米軍基地撤退の機会として評価する声もあるようです。しかしトランプ外交顧問グレイの政策構想では、同盟を維持し中国に対してオバマ政権以上に強硬姿勢をとりつつ日本の負担は増やす方向です。
7
電撃戦を予定に組み込んだ瀬戸際政策を取る相手に対しては、戦争以外には実効的な選択肢がない。紛争拡大を阻止するために軍事介入が必要になるからです。欧米諸国が対ロ戦争に追い込まれてゆくのはそれが理由です。その選択は、間違ってはいない。でも多くの人命が奪われます。無念です。
8
昨日、大沼保昭・三谷太一郎両先生を代表とした「戦後70年総理談話について」と題する共同声明が発表されました。緒方貞子、入江昭、さらに添谷芳秀、石田淳などの諸先生とともに私も賛同人に加わりました。朝日の記事をご覧いただけますと幸いです。digital.asahi.com/articles/ASH7K…
9
侵略責任を認めることは自虐ではありません。それどころか、米国の抑止力に支えられたとはいえ軍事力行使に慎重な態度を貫き、腐敗と非効率に満ちたとはいえ議会制民主主義を保った第二次世界大戦後の日本に少しでも誇りを持つならば、戦争の美化こそが日本をおとしめる行動であるとわかるでしょう。
10
トランプは終わりました。だが、この人が大統領候補として活動したことは、アメリカ政治、さらにアメリカ社会に開いた深い闇を示しています。何でこんなことになったのか、どこまでトランプ現象がトランプ個人固有のものでありどこまでアメリカ社会に根ざした闇なのか、考えてゆきたいと思います。
11
私が安倍政権に抱く危惧は日本の植民地支配、日中戦争、そして第二次世界大戦に対するこの政権の考えです。その危惧が、私が新安保法制に抱く懸念とも結びついています。河野談話や村山談話を引き継ぐだけでなく、明確に日本政府の侵略責任を認め、そこから未来を語ってほしい。
12
どんな暴言をしても生き延びてきたトランプ候補でしたが、女性を性的対象に貶め、さらに性暴力の肯定としか捉えられない今回の発言は、これまでにない反発を引き起こしました。共和党現職議員は相次いでトランプ支持を撤回し、トランプの終わりを決定的なものにしました。
13
第一段階 否認 そんなことが起こるはずがない! (トランプが大統領になるアメリカ、その1)
14
ロシアのウクライナ侵略を経済制裁やウクライナへの兵器供与だけで阻止することは難しい。欧米諸国は対中抑止のためにも次第に対ロ戦争に追い込まれてゆくだろう。ロシアには勝ち目がない。プーチン政権は崩壊する。終幕までに数多くの兵士とさらに多くの国民が死ぬ。愚かで残酷で、意味のない戦争だ。
15
第五段階 受容 トランプが大統領になったんだ・・・ (トランプが大統領になるアメリカ、その5)
16
第三段階 取引 トランプを大統領にしないためなら何でもします! (トランプが大統領になるアメリカ、その3)
17
第二段階 怒り どうしてそんなことが起こるのか! (トランプが大統領になるアメリカ、その2)
18
第四段階 抑鬱 トランプが大統領じゃもうだめだ! (トランプが大統領になるアメリカ、その4)
19
今回発表した共同声明には、研究者としては広く尊敬されながら、政治的な選択について発言することを慎んできた方が数多く含まれています。政治党派による動員の結果などではありません。諸先生がご賛同になった背景には過去の戦争への向かい合い方を誤ってはならないという、強い危機意識があります。
20
横浜が、また負けた。横浜が弱いから、国際政治を勉強したり映画を観たりしてこれまで生きることができました。今年は強そうに見せかけたけど、やはり横浜。ありがとう。仕事に戻ろう。
21
ロシアのウクライナ介入はナチスドイツのポーランド侵攻と対比すべき武力による現状変更であり、認めてはならない行動です。認めないというのはただ世界各国が結束して非難するというだけでなく、行動を変えさせなければならない。ところがロシアは、経済制裁も武器供与も織り込んで電撃戦に走った。
22
左翼か右翼か、親日か反日かなどという尺度で、報道を評価する人がいます。でも、ほんとはそれは問題じゃない。状況をきちんと捉えているのか、過剰評価や過小評価に走っていないか、要は報道によって事実をとらえているのかが問題。イデオロギーや思い込みよりも、信頼できるかどうかが問題です。
23
クルーズの善戦によってトランプの優位は脅かされています。ルビオ劣勢によってこの二人の競争に焦点が絞られつつありますが、これ、いってみれば、ムッソリーニをマッカーシーが追う展開。トランプになってもクルーズになっても、共和党にとっては党の将来が危ぶまれるような選挙です。
24
ウクライナ侵略は、核抑止の安定どころか抑止の失敗という私たちが恐れてきた危険と結びついています。日本でも核兵器について希望的観測に基づいた議論が見られます。The Age of Hiroshima の日本語版が3月19日に発売されますので、核兵器のことは知っているとお思いにならず、ぜひご覧ください。
25
トランプ候補大統領選挙当選から一日余り、まだヘコんでいます。選挙予測がまるで外れたショックもありますが、それ以上にマイノリティが人口の37%に及ぶアメリカで、マイノリティへの差別的言辞を口にする指導者が生まれたショックが大きい。これからどうなるのかという不安です。