藤原帰一(@kiichifujiwara)さんの人気ツイート(いいね順)

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トランプ氏の暴言は選挙目当だ、大統領になれば変わるという言葉を聞きます。ただ、そんな暴言を口にする候補が選挙で当選するのがそもそも異常事態。トランプ氏には政策顧問も少ないので、大統領になった後の政策を見極める手がかりも乏しい。レーガンのように役割を委任するかどうかもわかりません。
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トランプ本人がツィートに使う言葉、そしてトランプを退けるときに使われる言葉はいかにも醜く、それがショックを拡大します。そのような言葉を私は使いたくありませんし、考えるのもイヤですが、罵倒の応酬が政治の議論を覆いつくしたとき、誤った選択をどう表現すればよいのか悩みます。
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今回発表した共同声明には、研究者としては広く尊敬されながら、政治的な選択について発言することを慎んできた方が数多く含まれています。政治党派による動員の結果などではありません。諸先生がご賛同になった背景には過去の戦争への向かい合い方を誤ってはならないという、強い危機意識があります。
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パナマ文書疑惑はガーディアンの記事が群を抜いていい。腐敗追放を訴えてきた習近平政権の足下で疑惑が炸裂です。Panama Papers reveal offshore secrets of China’s red nobility gu.com/p/4t3yp/stw
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イギリス国民投票でEU離脱が多数を占めた後どうなるか。まず、すぐ離脱するわけじゃない。連合条約第50条に従えば、イギリス政府がEU離脱を発表した後で、離脱まで二年の期間があります。とはいえ、ポンドは下落するでしょうし、イギリスへの投資は冷え込んでしまうでしょう。
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トランプ候補の暴言にはいろいろと感想を刺激されますが、書くのはやめましょう。ただ、この人がアメリカ大統領になる可能性が大きく退いたことだけが僅かな希望。クリントンが大統領になったら世界がよくなるなんて思いませんが、トランプが世界最大の軍を率いる事態はあってはならないと考えます。
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何点取っても逆転される。流石にもう勝つと思ってもまた負ける。お帰りなさい、横浜ベイスターズ。一勝だけで一週間余韻に浸る生活に戻ります。
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国際政治は厳しく、結局ベイスターズも勝ちませんでした。でも、いいことだってある。スターバックスがアップルパイを出すようになったんです。パイ生地が極端に薄く、おっきなリンゴがゴロンと入った独特なスタイルですが、ともかくアップルパイ危機は短期的には解決を迎えました。
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トランプ氏の外交顧問アレクサンダー・グレイとピーター・ナヴァロの文章は以下をご覧ください。駐留経費の大幅な増加を求めつつ日本や韓国との(さらにヨーロッパ諸国との)同盟を堅持するという内容です。foreignpolicy.com/2016/11/07/don…
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米朝首脳会談の合意文書(CNNより)。非核化へのコミットメントという意思の表明だけで、具体的な措置は述べられていない。4月に行われた南北首脳会談後の宣言と重なる内容。あげ底。
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パキスタンはもちろんのこと、インドも全面戦争に訴えるリスクはきわめて高い。インド空軍機を二機も撃墜したというパキスタン側の発表が事実かどうかもまだわかりません。ただ、それが事実であるとすれば、軍事的には優位に立つインドがパキスタンに反撃する公算は高い。選挙前だからなおさらです。
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歴史問題について書いたコラムがアップロードされました(契約によっては全文を見ることができないかも知れません)。祈る気持ちで書きました・・ご一読いただけますと幸いです。digital.asahi.com/articles/ASG2J…
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民主党大会で、クリントンという言葉が出るたびにサンダース支持者がブーイング。昨年8月から、トランプが共和党大統領候補になる可能性があると繰り返してきましたが、大統領になる可能性は低い、クリントンの可能性が高いと考えてきました。その判断が揺らいだのは、これが初めてです。
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教え子の結婚式で、相手の立場に立つことができなければ自分の主張を通すことは期待できないと申し上げました。もちろん新婚のお二人に捧げた言葉ですが、国際関係もそうです。相手の立場を無視して自己主張をするだけでは自分に有利な状況をつくることはできません。
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新安保法制の採決は認められない、政府は法案を撤回すべきだと考えます。月一回の朝日新聞のコラムでは三回連続でこのテーマを取りあげました。憲法違反の一言で終わりという議論もあるでしょうが、国際政治の視点から見た問題点を書いています。休日の関係から掲載は火曜21日夕刊になります。
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横浜が、また勝った。横浜が、首位キープ。生きているうちに一度優勝しただけでうれしい、これ以上を望んではいけないと思ってきたのに、つい欲が出て、夢を見てしまう。そして、出口の見えない国際紛争を前に、まだ見えない展望を探ろう、ほとんど不可能は不可能とは違うという気持ちになるのでした。
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民主党ではサンダーズがクリントンを負かす可能性はごく少なく、仮にトランプが共和党候補になれば64年大統領選挙のゴールドウォーターのように共和党が大敗するというのが通常の予測。ただ、クリントンは決して強い候補じゃない。トランプ嫌いがたくさんいるようにクリントン嫌いもいるわけです。
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クルーズの善戦によってトランプの優位は脅かされています。ルビオ劣勢によってこの二人の競争に焦点が絞られつつありますが、これ、いってみれば、ムッソリーニをマッカーシーが追う展開。トランプになってもクルーズになっても、共和党にとっては党の将来が危ぶまれるような選挙です。
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昔、石川真澄さんが、自民支持者は不満があっても野党には投票しない。不満があれば自民に入れる代わりに棄権すると指摘されました。ずいぶん前の分析ですが、これに従うなら、自民支持者の間で、今回の選挙に対する静かな不服従が起こったのかも知れません。
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読み手を考える、読者を絞らないという意味は、自分の文章に賛成しない可能性の高い読者にも届けるように書くという意味です。私は、四半世紀前まで続いた東西冷戦の時代よりもいまのほうが文章における党派性が強くなったという印象があるんですが、違う考えの人に届かなければ書く意味がありません。
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北朝鮮への抑止力は十分に存在しますが、抑止力によって核実験やミサイル実験を抑えることは難しい。圧力を加えたら相手が妥協するというのは希望的観測です。だから抑止を前提としながら外交交渉の機会を探るほかはない。さらに先制攻撃の合理性を過信してはいけない。状況に流されてはいけません。
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スコセッシ監督の最新作「沈黙ーサイレンス-」を観ました。スコセッシが撮りたくて撮った映画。最初から最後まで、画面も音も、みんな監督の頭の中に入っている。この仕上がり、「エイジ・オブ・イノセンス」以来のものです。
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武力を行使することなく平和を保たなければならない。これは、原則の問題ではない。どうすれば武力に訴えずに紛争を打開できるか、その具体的な選択を考えることが必要だからです。その裏には、力を用いなければ現実に多くの生命が失われる、ほかに選択がないという文字通り恐ろしい事態があります。
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トランプ大統領就任から一週間あまり、選挙のさなかに訴え、私を含む数多くの人が恐れていたことを実施に移しているだけですが、それでも毎回ショックを受けます。ひどい。
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メリル・ストリープはどんなに酷い役が来ても、それを跳ね返すように演技をつくり、それによって今一つの映画を見応えのある作品に変えてきました。そこを突っ込んで、メリル・ストリープはいつもミスキャストだと喝破したのがポーリン・ケイル。ですが、今回のゴールデン・グローブ受賞演説は名作。