葛西伸哉 ラノベ作家(@kasai_sinya)さんの人気ツイート(リツイート順)

『Gレコ』の「科学技術の進歩が問題を解決するなどと思うな。人類は身をわきまえて、成長という幻想から覚めねばならん」というのは、一度滅びを経た《遙かな未来》の物語として描いているからカドが立たないというのは、多分ある。
あと、もちろん「親が賛同している。誇りに思っている」ケースだってある。 「世の親というものは、皆わたし(たち)と価値観を共有しているはず」という傲慢な油断。
『リコリコ』は一貫して「ディストピアをどう覆すか」じゃなく「ディストピアでどう生きるか」の物語なんだよな。 軸はブレてないし、それはそれでひとつの現代的な切り口ではある。 twitter.com/AkatsukiUNI/st…
例えば青森県。 全県で映画館が6軒しかなくて、なおかつ都市間はよくて一時間に一本のJRで一時間なんだよ。 八戸でしか公開してない映画をつがる市の高校生が見たかったら、下手したら泊まりがけだ。 片道三時間なんだから。 しかもこれは周辺町村よりは「マシ」なケース。
何度か言ってるけど、全国区マスメディアの社員や中央省庁の官僚が「首都圏都市部ホワイトカラー」の常識しか知らない人に占められる事による《日本全体》への解像度の低さというのは結構デカい問題なんじゃないだろうか。 twitter.com/moritakisetsu/…
「嫌いな奴を蔑称で呼ぶ」と礼儀や品性というよりも「思考が雑」になるから意識して避ける。 twitter.com/shakeeach/stat…
『ガンダム』一作目で「宇宙移民のプロセス」「連邦の政治機構」「開戦の直接の原因」などに触れなくても(というか巧妙にブラックボックスにぶち込んであるのも)「アムロという、それらには興味のない少年」が主人公兼視点人物だから、それが最適な表現という事。
ジョジョの受容史。 黄金時代のジャンプで根強い人気があった→多くの影響を残した→影響があまりに普及しすぎ&作品の長期化で「今さら人気を云々する必要がない、空気や水やガンダム」のレベルになった→その後、アニメ化されて「水だと思ってた人」が初めて原液に触れた。 こういう事かも。
できる事は全部やった。その時々で最良と思われる判断を下したし、それは倫理に適ったものだった。 だけど「前提となる情報」が不充分だったから、結果的に最大の悲劇になった。 主人公が無力だったり無為だったり間違ったりした訳じゃない。
これも何度か言ってるが『約束のネバーランド』が始まった時のジャンプ、同期の新連載も含めて3本が「大人社会はクソであり子供を支配抑圧搾取してるから立ち向かえ」だったんだよな。 twitter.com/ShinHori1/stat…
多数派にとって不快な表現によってしか救われない人は救われなくていいのか。多数派と同じにならなければならないのか。自分は救われたいと叫んではいけないのか。 それもまた《魂の殺人》ではないのか。
政党単位で見た時に「表現規制派」でないところって存在しないんじゃないだろうか。 権力というのは本質的に表現規制したがる「性質」があり、だからこそ憲法に明記して守らねばならない。
ちょっとズレるけど。「キャラ設定に《逆説の接続詞》が3回以上出てくるようなら再考せよ」というのもあるよな。 twitter.com/ichiro_sakaki/…
例えば「露伴は機能性合理性よりも美意識を優先する」というところから、レザーのトレーニングウェアとか。
私が「作品に魂がこもってない」だの「ロボットアニメの魂」だのという言い方に否定的なのは『第三者に測定できない、客観的判定が不可能な要素によって、相手を無条件かつ絶対的に否定できる』道だからである。 「有色人種には魂がない」「女性には魂がない」
「加害者の未来のために云々」という話を見ると、「罰」が相手を更生させて適切に社会復帰させるためではなく「加害者を苦しめ、未来を奪うためのもの」という認識が広まってるのを痛感する。
『翔んで埼玉』。 「権力者は被差別者同士を憎み合わせる事で構造を維持する」「権力者に取り入って《奴隷頭》の地位をせしめる奴もいる」「被差別者もまた、自分たちより《下》を平然と差別する」を描いてるから、実は『Black Sun』よりよっぽどシビアじゃないだろうか。
『沈黙の艦隊』って連載中にソ連が崩壊しちゃったのも「時代」だけど、実は今さら展開すると厳しいのが「大国・先進国のトップレベルは、それぞれ思惑や価値観は違えど理性と知性に基づいて判断している」というところではないだろうか。
そもそも「ロボットもの」は「ある程度安全に肉体損壊描写ができる」ジャンルである、という視点。
『咲-Saki-』シリーズなどで多用されている「下着さえ見えなければ、履いているとは思えないギリギリラインの素肌まで見せても可」と併せて考えると、更に頭が痛くなる。
一般論として。 「テロリストの要求は呑むな」というのは大原則なのだが、その要求が「法を曲げろ」ではなく「法を正しく運用・執行しろ」というのであれば、それを「テロリストの要求だから」と拒絶するのは正しいのか。
万全円満のハッピーエンドじゃなくて ・世の中の問題は完全解決じゃないけど、ちょっとはマシな方向に向かってそう ・主なキャラはそれぞれ責任を取ったり重圧から逃れたりして幸せに暮らしてる というのは、現実にも通じる問題を扱ったエンタメとしては誠実な落としどころじゃないかな。
円谷が、予算が厳しい中で巨大怪獣戦をやろうとした工夫。 ・コンピューターワールドで、狭かったり建物が抽象的でもOKのグリッドマン ・基本、荒野ばっかりの大怪獣バトル ・メタフィールドにしたネクサス で、グリッドマンはちゃんと「ビルを壊せる」んだよなぁ。
その結果「とりあえず人間でさえあればほぼ誰でも構わんと誤認されてる仕事、自動化機械化が難しくてコストに見合わない仕事」において、人間のダンピングがひたすら進行する。
ものすごく即物的というか身も蓋もない話として「否定し、禁じられると、それによって権威を持つ」という側面もある。 無駄に持ち上げられているセブン12話とか、「教科書が教えない」系の売り文句とか。 「上映中止、出版停止」というのは実は利敵行為なんだよ。