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試験勉強中の長女「この向田邦子の国語の教材納得いかないんだよね。父親が横暴で胸糞すぎる。ジャンプラの連載だったらマイナス評価つきまくって打ち切りだよ。創作なんだからもっと面白くして」
「創作じゃなくてエッセイ…」
「え!実話!? じゃあなんで父親を殴らないの???」
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よくわからないけどバズってるので宣伝しますね。『エモい古語辞典』よろしくお願いします🙇♀️🙇♀️🙇♀️あと私の書き方が悪いのですが先生は悪くないです。これ小学生の頃の話で国語専門の先生ではないですから…。
asahipress.com/bookdetail_nor…
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「昭和四〇年代前半には(…)、家庭料理が『母から娘へ』伝えられるもの(=伝統的なもの)とされ」「それは、あくまで舌の肥えた一部の上流階級の『伝統』にすぎないのだ。しかしその『誰かの家の伝統』は、料理に付与された精神論の強まりとともに、無批判に受け入れられてしまう」
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昭和後期、家事育児を一人で背負って働いた女性たちの怒りもさることながら、母のように家事と勉強の両立をがんばっても女であるため大学進学を許されず、家庭に入るしかなかった大多数の女の人たちの涙もあるはずで、そのような怒りと涙が自分の足元にあるのだということは忘れないでいたいものである
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90年代の早稲田の場合、Twitterもないのでフェミニストこそ弱者を差別しているのですゾ~的な詭弁を練ったりもせず、どストレートな女性蔑視発言をする男子が多かったのですが、だいたい生い立ちを聞くと家でまったく家事をしてなかった人ばかりでしたね。
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若い頃、呉智英に影響を受けすぎて戦後民主主義やリベラルやフェミニズムをバカにしておけば社会科学や歴史や国際情勢に疎くても知識人として人の上に立てると思い込んでいた人がたくさんいたので、そこら辺の人たちが50代になってTwitterで燃えてるのかも。>RT
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@knjab839511 あ、ありがとうございます❗️これです❗️
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書き忘れた。『エモい古語辞典』には「揺蕩う」も入っています。あまりに一般的な言葉は入れない方針でしたけど、このときの経験のおかげでみんながみんな知っているわけではないという認識があったので収録しました。
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「ベルマークは非合理的だからやめよう」「ベルマーク貼りを楽しんでいるお母さんもいるはずよ!それを否定するとはなんて乱暴なの!」「部活顧問の負担を減らして教師の労働をホワイト化しよう」「部活顧問にやりがいを感じてる教師もいるんだ。それを否定するのか!」みたいなやりとりが給食でも…。
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「昭和四〇年代前半に台所や家庭料理の神聖化は成功し、家庭料理は崇められる存在となった。家庭料理と性別役割が強く結び付けられ、『家庭料理』という日本の伝統を受け継いでいくことが女の使命となり(略)」以上、『きょうも料理』より
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『ノーム 不思議な小人たち』です。
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次女はぴっちにはぴっちの世界があると信じており、毎日学校から帰ると「猫の学校はどうだった?」「猫の音楽はなに歌うの?」と猫のスクールライフを聞き出すことを日課としており、母はアテレコで「ヒトふんじゃったを歌うニャー」「猫の体育は魚食べ競争ニャー」などと適当なことを言うのだった。
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「そしてこの家事労働化しつつあった『伝統』維持機能は嫁・姑双方から、主婦の役割として『我が家』だけではなく、社会的にも重要な使命であると認識されるようになった」
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私は1か月くらいはいついてみたのだが、フランス語を勉強したことのない8年生が「東大がミル・プラトー訳したから俺たちもドゥルーズを訳そう!」と言い出し、「誰が翻訳するんですか?」「アテネ・フランセ通ってる2年の女に下訳をやらせればいい」みたいなやりとりをしてたのが面白かったです。
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単純に不利なのもつらいが、合格最低点が男女で243点も違ってて問題ないと思えるくらい公正という概念がなく、しかもそれを適当な言い訳でごまかせると思っているような人たちに東京の公教育が仕切られているのもつらいわ。
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そのフランス語のできる2年生女子はおそらく2年で唯一の女子なのだが、「学祭で女子学生にセーラー服着せてウェイトレスやらせよう」と男子学生が盛り上がっていたときにひそかにブチ切れていたらしく、部室ノートに罵詈雑言が書き連ねてあった。気持ちはわかるけどなんでやめないんだろう…と思った。
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黒人奴隷に家事をさせている家で育った白人が、黒人が自分と同じ学校に入るのをいやがるように、女だけが家事をする家庭で育った男子は女子に自分と同じような自我や知性があるのが許せなかったりするのだろうと思った。
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というかうちの子は何を書いているのか。
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「うちのオカンが好きなミュージシャンを忘れたらしくてね。反帝全学連委員長と獄中結婚したって言うねんな」
「加藤登紀子やないか」
「でもな、J-POPも歌うらしいねん」
「ほなちがうかぁ」
「それがな、別荘が革マル派に襲撃されたらしいねん」
「加藤登紀子やないか」
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このあと田舎で散歩や釣りを楽しんだり本を読んだり楽器弾いたりして、最後に「苟縦心於物外 安知栄辱之所如」(心を解き放ったら、名誉とか恥とかどうでもよくなっちゃうよね)と〆る。いい詩だ。
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思い起こせば一緒にテニスした記憶もあるし結構楽しんでたような気もするけど、すぐやめてしまった。中上健次に憧れている8年生が下級生の膝をフォークで刺したりする噂を聞いてヤバ…と思ったからです。