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日本のような気候では、冬に年輪は出来ません。
色の濃い晩材が出来るのは夏から秋にかけてです。
年輪の幅と方角とは全く関係がありません。
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ここに詳しく書いてあります。
imasarahitoni.blog101.fc2.com/blog-entry-59.…
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ブログなどのSNSで、
あれは河合先生の天才的な頭脳から考案された継手・仕口であって、日本の伝統建築に使われてきた伝統継手ではありません。 当然、伝統技術でも何でもありません。
といったことを、昔のエピソードを交えて色々と・・
その結果、ニセ情報はネット上から姿を消しました。
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本当のところは
倉の中で、木材の持つ「湿度調整作用」が働いて、湿度の変動を抑えていたこと、さらに宝物がスギの唐櫃におさめられて、二重の湿度調整作用が働いていたことが、長持ちした要因であったことが知られています。
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40年も昔の事なので記憶が曖昧ですが・・
配属された林業試験場集成加工研の「ねじり試験機」を使って伝統継手の実験をしている東大の大学院生がいて・・
建築技術の木材接合特集に、内田祥哉先生が「面白い継手を考案した学生がいる」と書かれていて・・
目の前の学生がそのご当人だと知る由もなく・
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その昔、能代の業者さんに「樽は、液体の貯蔵や運送に使うもので、固定の蓋がある。使う木材は一般的には板目材。用途は酒樽、醤油樽など。一方、桶は必ずしも液体を入れるとは限らず、入れたとしても貯蔵が目的ではない。使う木材は一般的には柾目材。用途は寿司桶、風呂桶など」と教わりました
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木育関係者の皆さんはご注意を!
樹と木と木造に関するウソ知識の拡大再生産はなんとしても避けたいので、よろしくお願いします。
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@tatibanaadumi ボーイスカウトがこのウソ知識を「サバイバルテクニック」と称して広めてしまったことも、いつもで経ってもこのウソ常識が世の中から消えて無くならない一因かと思います。
日本山岳会も、ちょっと前までHP上でこのウソ知識を書いていましたからね。
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一般の方が入手しやすい参考文献としては:
私の敬愛する坂本功先生が書かれた
「木造建築を見直す」岩波新書、2000,5があります。
四半世紀近く前の本ですけど・・・。
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このネタは「プロでも意外に知らない木の知識」にも、「今さら人には聞けない木のはなし」にも載せてありますが、スペインのメトロポールパラソルなんかより、こちらの方がはるかにでかいですからね。まあ、世界最大なんて言ったもん勝ちですな。imasarahitoni.blog101.fc2.com 参照
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木材の使い分けは、やはり、水分に長期間接触する場合には板目、一過性の場合には柾目ということになります。