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リコール首謀者をチヤホヤしていた「保守」文化人の、署名の不正が発覚して以降の沈黙には既視感がある。籠池理事長を「素晴らしい愛国者」と持ち上げていた人間たちが、森友問題の加熱と同時に蜘蛛の子を散らすように翻意していった光景だ。「日本人の美徳」を口にしながら節義も人情もない輩どもか。
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件のメンタリストは一応の謝罪をしたそうだが、彼だけではなく、相手の話の腰を折って揚げ足をとり、「論破」で大衆の溜飲を下げ、脚光を浴びる幼稚な者が、この頃は文化人から政治家まで多い。議論の要諦は、相手を尊重し合い、最後まで話を聞き、「落としどころ」を虚心坦懐に探すことにあるはずだ。
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文春砲が火付け役になり、菅政権を大きく揺るがしている東北新社・菅正剛氏による官僚接待問題。接待の額の多寡は問題ではない。問題は、官房長官時代から菅首相が「自分に従う者は登用、従わない者は飛ばす」という恐怖政治で官僚を震え上がらせてきた「構図」にこそある。ワクチン確保も無策続きだ。
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牛久の入管施設で、数十人の収容者がハンガーストライキによる待遇改善を訴えている。外国人技能実習生の窮状も酷い。いずれも「憧れの国」日本にやってきた人々を裏切り、国策で「反日外国人」を量産してしまっている。銭勘定だけでなく、道義心をもって真の「国益」とは何かを考えるべきではないか。
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小池都知事の学歴詐称疑惑がついに「週刊文春」でも大々的に取り上げられた。その内容も過去に「動かぬ証拠」としてメディアに公開した卒業証書写真がいかに怪し気な代物であるかを詳細に分析した読み応えのあるものだ。無論、それも現物を出せば一発で蹴散らせる批判なのに都知事はなぜ拒むのか。
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80年代、反日カルト・旧統一教会をもっとも厳しく糾弾していたのは有田芳生氏やTBSニュース23の筑紫哲也氏など、むしろ世間から「左翼」と呼ばれる人達だった。彼らは反日的な教義を問題視する事はあまりなかったが、この問題に関する限りは「愛国者はどっちだ」と言いたくなるほど皮肉な話であった。
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三島由紀夫烈士は「檄文」で「自衛隊は敗戦国の不名誉な十字架を背負わされ、諸氏の任務は最終的には日本から来ない」と喝破。日本の自主性の回復を訴えたが、日米安保条約60年の今年、安倍首相は「この条約は不動、不滅だ」と宣言。改憲を唱えるが日米地位協定の屈辱治外法権は放置。何が美しい国だ。
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安倍首相は国会答弁で「PCR検査を1日2万件出来るようにする」と明言した。だが実際には未だに1日8千件も出来ない状態が続いている。しかもその原因は誰にも分からないというのだから呆れる。まさに無責任体制そのものだ。統治力なき行き当たりばったりの緊急事態措置延長は、経済破綻は避けられない。
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森友問題の捜査が司法において終結。大阪第一検察審査会が「不起訴」不当を議決した佐川元財務省理財局長ら10人に対し、再び大阪地検特捜部が「不起訴」処分としたためだ。何ともスッキリしない結末である。総理夫人の関与、文書改竄など疑惑が晴れた訳では無い。特捜部の不起訴理由も基準が曖昧だ。
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河井夫妻が、東京拘置所で悔やんでいる。「これは二人だけの秘密で」「他言無用」と仁義を交わし、お金を渡した事が、こんなにボロボロと明るみに出るのかと。流石に仁義なき戦いの地本場だ。首相の長年の反溝手を忖度して1億5千万円の運動費。勝利が至上命題だ。相変わらず、あの人は知らぬ存ぜぬ。
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都内でコロナの感染者が「本日40人を超えた」と知事が会見。五輪延期を確実にしたため、今後躊躇なく発表をし出すだろう。今までPCR検査を都合よく制限して、市中感染を拡大させて於いてだ。この責任は国と都にある。その挙げ句の都市封鎖は大愚策。検査による重症者等の振り分けと施設確保が先決だ。
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保健所が中々コロナの検査をしないのは「医療崩壊を防ぐ為だ」とか「院内感染を防ぐ為だ」とかいった言い訳があちこちで出回っていた。だがそもそも誰が陽性かも判別出来ずに感染拡大を防げるわけが無い。緊急事態宣言で人と人の接触を妨げるより、感染無症状者を突きとめるPCR検査を徹底するべきだ。
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岸田政権の「忠犬ポチ」ぶりには呆れるが、この様な国家観なき政治を生んでしまったのは有権者の姿勢にも問題がある。政治家を人気投票の類いで選び、目先の利益に惑わされた結果、今日の事態がある。正に「衆愚政治」だ。小選挙区制度の弊害もあり、この制度を変えなければ、日本はもっと駄目になる。
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エコノミストOnline、報道1930での竹中平蔵氏の発言がヒドい。月7万円のベーシックインカムのかわりに、現状の年金と生活保護を廃止せよと言うが、月7万でどう生きろというのか。散々国民の生活をどん底に叩き落としておいて、まだ政権にすり寄り甘い汁を吸いたいか。日本の白アリを政界から叩き出せ。
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日米貿易交渉はヒドかった。交渉開始から1年という短期間の決着だった。中間選挙を控え、成果を急ぐ米国側に押し切られた感は否めない。市場が開放されたことにより、これから米国産肥料付け農産品がどんどん入ってくる。日本農業が、地方がますます疲弊する。安倍首相よ、どこがウィンウィンなんだ?
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和歌山の事件から数日経ち、大分の演説会場では、警備が厳戒化。しかし、手荷物検査はともかく、「プラカード・ヤジ」まで禁止するとは、やりすぎではないか。デモをテロ行為扱いしたバカな自民党議員もいたが、健全な言論に、言論で受けて立つ覚悟がないのだ。子供の対応だ。
twitter.com/asahi_kantei/s…
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国産戦闘機を開発する努力もせず、宗主国から欠陥戦闘機を割高で売りつけられる。大多数の国民の生活の苦しさには目もくれず、消費増税で大企業の内部留保を膨らませる。何よりも大切な天皇陛下の大嘗祭は、プレハブで。安倍政権は「保守」を名乗りながら、何を保守すべきなのか全く理解していない。
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8月21日、東京地方裁判所103号法廷で「種子法廃止等違憲訴訟」の第一回口頭弁論が開かれた。多国籍バイオ企業による食の危険・不安の包囲網から、憲法の「生存権」を争点として、山田正彦元農相をはじめ弁護団が陳述に立った。国民の食の安全、生命に関わる問題だが、何故かメディアは取り上げない。
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大村知事リコール署名で8割以上の不正が判明したが、リコールの会会長の高須院長も応援団長の河村市長も「私こそ被害者だ」などと今更知らぬ存ぜぬをはじめた。なにやらこの不正を「中共の陰謀」とまで問題をすり替える向きもある。真相究明こそが誠実な態度である。潔くない。今の「保守」の病理だ。
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オバマ前大統領が回顧録を出版。その中で鳩山元総理の事を「不器用だがいい感じの男」と原文で書かれているが、NHKのニュースでは鳩山氏は「日本政治を迷走させた象徴ーと指摘している」と悪意ある誤訳を流した。デタラメ報道だ。対米自立を訴える人々への嘘のレッテル貼りだよ。 NHKどうしちゃった。
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知財の国際競争力の話として、中国の「千人計画」に日本の研究者が参加、「知財を中国に取られている」との非難がある。だが背景には、日本の研究者が就職難や待遇に苦しむ一方、中国は莫大な予算を使い環境と待遇を提供していると言う。研究者を叩く前に、まず日本国内のシステムを見直す事が必要だ。
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赤木氏の手記では、野党に資料を提出する前に与党の了承を得るという「与党レク」なる省内のルールを告発している。真に国民想いの能吏が自殺するまで追いつめられ、自民党の顔色を伺うだけのパワハラ上司たちは佐川氏をのぞき全員栄転。こんな腐敗でいいのか?正義を担保するために声を挙げるべきだ。
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本ツイッターでは10日前から「最長政権花道」論を唱えていたが、安倍首相がついに辞意を表明した。「戦後レジームからの脱却」「日本を取り戻す」と掲げたが、成し遂げたのは集団的自衛権行使容認だけか。保守派には評価する声もあるが、対米隷属を強化しただけ。米国の尾を踏めない腰抜け政権だった。
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86万の署名が必要な愛知県知事リコールに、半分集めたと43万の署名数を主張し、体調不良となり続行なしとの事で終了したが、実態は署名の8割が不正だったというではないか。こんなインチキ許されるのか。おためごかしの愛国運動っぷりだが、靖国の英霊に誓った決意は何なんだ。英霊を利用するだけか。