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「自衛隊は永遠にアメリカの傭兵だ」三島烈士の予言だが、実はある「密約」が昭和27年に交わされていた。吉田茂首相とクラーク米極東軍司令官との「指揮権密約」。有事には自衛隊は米軍指揮下に置かれると。これが軍事の従米政策だ。田母神さんは「軍事の独立なくして国の独立なし」と常々言っている。
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毎日の吉井記者が、鈴木顧問の飾らない人柄について書いている。若い頃は大学で左翼と殴り合う武闘派だったが、真髄は左翼ばかりの討論会に招かれても一人で出席したことだ。朝生にも20回以上出演した。付和雷同せずに独自の言論を行うため、読み・書く努力を怠らなかった。
mainichi.jp/articles/20230…
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鈴木顧問には若い頃「自分の考えと違う本も読むべきだ。独善的になるな」と指導された。今改めて鈴木顧問の著をひもとくと、平易でリズムがよくバランス感覚があり、それでいて本質を見据えた文章が多い。月30冊の読書を自らに課す努力家だった。インプットなくして、良いアウトプットは出てこない。
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東京多摩地域、沖縄などの各地でPFASの流出が相次いでいる。環境省が専門家会議を立ち上げたが、あまりに動きが鈍い。やはり流出元が米軍基地であるからかなのか。しかし「環境補足協定」で基地への立ち入り検査は可能である。大事なのは国民の健康だ。独伊で可能なことが何故日本ではできないのか?
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総理秘書官が放言で更迭。『戦後政治家暴言録』を書いた保阪正康氏は、失言のタイプを次のように分類。▽歴史解釈型▽女性蔑視・性差別型▽倫理観▽事実に反する虚偽▽無知丸出し▽イデオロギ―での罵倒など6パターン。だが平成以降は「扇動型」の新たな型が現れ、劇場型、幼稚化が促進されていると。
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米CIAのバーンズ長官が「習近平主席が2027年までに台湾侵攻の準備を整えるよう人民解放軍に指示」と発言した。先にも米軍高官が台湾有事の勃発を予測していたが、今回「2027年」という具体的な数字が出たのは驚きだ。中国気球の撃墜事件も起きている。米国は中国を挑発している。危険な兆候だ。
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米高官の対中挑発が勢いをます。本来、ウクライナ問題にしても武器供与ではなく両国間の平和を保つ努力をすべきだろう。一方のわが国は米属国化に突き進む。日本は今こそ国家・民族の主権・自決権を恢復、確保しなければならない。「国際協調」の名の対米追従より、まずは自分の足元を見つめることだ。
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トルコ、シリア両国を襲った地震。両国で死者1万人を超える大災害だ。報道を受け親日国であるトルコを救済しようという動きがあるが、シリアもまた親日国であることを忘れてはならない。災害が起きた時には敵も味方もない。分け隔てない被災者救援が必要だ。被災された皆様にお見舞い申し上げます。
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2月7日は「北方領土の日」。今年も「ロシアの不法占領」が強調された。だが歴史を紐解けば、大戦末期の「プロジェクト・フラ作戦」の下、米軍はソ連軍将兵1万5千名をアラスカで北方領土上陸の訓練まで施し、中立条約違反を後押ししたのだ。戦後、米国政府は北方領土の日本回復を公式に言及していない。
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日本共産党が怒り狂っている。民主的な党首公選を自著「シン・日本共産党宣言」で訴えた党員、松竹伸幸氏を外からの「分派活動」として除名にした。この対応を朝日、毎日等のメディアが批判しだが、共産党側は反発。「メディアからの批判は反共攻撃だ」と談話を発表。先ずは松竹氏の著書を読んでみる。
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明治以来かも知れないが、日本人はどうも「欧米発の情報=正しい」、「中ロ発の情報=フェイク」と思いたがる悪い癖がある。米国がデマの発信源でありうることは、ユーゴ・イラク侵略で証明済みだ。パクス・アメリカーナ維持のための参戦に引きずられてはまずい。正しいアンテナと分析力を持たないと。
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明治維新の原動力は「尊皇攘夷」であった。欧米列強の脅威から国家防衛を第一義としたが、不平等条約を結ばれその撤廃を果たす為に力を注いだ。戦後は「対米従属」一辺倒となった。今の日本の体たらくを見たら志士たちはどう思うか。現代の攘夷は、対米自立、真の独立恢復を成し遂げることではないか。
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岸田首相のウクライナ視察訪問は2月18日になるのか。秘かに計画が練られている。ゼレンスキー大統領から招聘があったが、いまやNATO諸国に兵器をおねだりし回っている「停戦破壊者」のところに行く必要はない。むしろ停戦に意欲のモスクワに行き和平談判、そしてウクライナに行くならまだ意味がある。
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皇室・皇族を警護する皇宮警察は倫理性が求められているが、「高御座(陛下の即位時の玉座)に座って互いに記念撮影」…などと悪ふざけが常態化しているという衝撃的な記事が報じられた。事実ならば皇宮警察の教育はどうなっているのか。近年、不祥事が多発だ。綱紀を粛正せよ。
dailyshincho.jp/article/2023/0…
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成田空港反対派が三里塚に設置したヤグラ・立て看板について15日夜から強制執行が行われ、機動隊と反対派が衝突し、何人か逮捕されたらしい。ヤグラ等は撤去された。冷笑ばかりの社会風潮に負けず、住民のために身体を張って国家権力に抗う反対派の心意気には頷ける所がある。
yomiuri.co.jp/national/20230…
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広島市教育委員会が『はだしのゲン』の平和教育教材としての使用を来年度から取りやめる。決して原爆被害の教育をやめるわけではないというが、「サミット」直前の決定には色々勘繰ってしまう。昭和天皇への評価はともかく、同作は中沢啓治氏の情念がこもっており傑作だ。
iraw.rcc.jp/topics/article…
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三菱重工業が国産初のジェット旅客機の開発事業から退く。足掛け15年、計1兆円が投じられた官民一体の「日の丸ジェット」は頓挫した。政府や自治体の多額の支援は捨て金か。日本側は欧米基準の型式証明審査段階で潰された。「日本には航空機産業を展開させない」という米国の強い意志が現れている。
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保守系政治家で「日本の自主独立」を課題とする者が極めて少ない。米国に睨まれるのが怖いのか。中韓には勇ましくふんぞり返るが、日米地位協定、米軍基地問題にも触れることはない。これでいったい何を「保守」するというのか。疑問だらけだが、自主防衛体制の整備に言及しないのは、怠慢であろう。
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『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)著者の矢部宏治氏が、同書のエッセンスを「現代ビジネス」上で公開している。米首席公使も「異常」と難色を示した日米合同委員会を捉え、対米従属が対「米国」というより対「米軍」従属であるという実態を暴露。
gendai.media/articles/-/105…
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矢部宏治氏が指摘しているが、日米合同委員会は陰謀論などではなく、日本を指導する現代のGHQかもしれない。「日米は対等な関係で、日本は独立した主権国家」と政府が主張するならば、日米合同委員会の合意事項を全面開示したらどうだ。合意事項が開示できないとなれば、これこそ「闇」ではないか。
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何事にも取り組んでいなければ失敗することもないから、他人の失敗が目につく。「冷笑」の背景にはこれがある。志の実現のために現実と格闘すると、思うように進まず、自分の非力を思い知らされ、友人に裏切られることもある。しかし、人間的成長に繋がるのは圧倒的に後者。失敗しても再起すればいい。
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