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散々言われているけども、こういう経済力も知性も美しさも持った高い階層の人間が、道徳的に正しい消費活動をしてさらに道徳的な基盤を強化するということのために、店員という労働者階級の人間の負担をかけることが当然のこと、むしろ労働者側の不道徳を正す善行、みたいになっているわけですよね。 twitter.com/Ryang_Fang4/st…
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先日、移民が出てくるアニメを観たのだけど、「勤勉だが虐げられている移民」と「移民を迫害する怠け者で向上心のない下層日本人」という対立が描かれていて、やはりそういう描き方をするのだなと思わされる。「こんな奴らより移民の方々の方が私たちの仲間にふさわしいでしょう?」という目線だ。
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と言うのも、女性ホルモン投与を受けたMtFのblogを読んだ時、ホルモン投与を受けて「不安さや心細さを常にうっすら感じるようになった。それに比べると男性だった時は精神の上に鎧でも着ているかのような感覚があった」という旨のことが書かれていて、ホルモンが感覚に及ぼす作用は大きそうだからだ。
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そういう意味では「精子の老化」についてもどんどん警鐘を鳴らすべきだと個人的には思っている。若い男もさっさと身を固めて子供を作るべきですよ。まあ、カップルの男女がお互いに危機意識を持って人生設計をしないといけない問題であって、どちらかだけが焦っても効果は上がらないのが厄介なのだが。
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こういう議論をみていても思うけれど「男性の性欲は環境と刷り込みによるもの」という認識が流通するようになれば、次に来るのは「男性の性欲は『治療』可能なもの・『治療』すべきものだ」という論だろうな。(特定の形でない)性欲がある状態そのものが病的である、という。
togetter.com/li/1878287
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代官山蔦屋は本の扱い以前に、店の演出する世界観と、ああした世界観を良きものとしてスッと受け入れられるアッパーミドルおよびそのワナビーの客が構成する空間にどうしようもなく苛立ちや嫌悪感を覚えてしまう。階層は当然のもの、そして上層に行くほど真・善・美であるのだ、とでも言うようなそれ。
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インテリリベラルが、平等たるべき社会で己の特権的地位を疑い、特権的地位たらしめた評価を相対化し、なお平等であるために何をすべきかを考えることをせず、「実際に優れているのだから仕方ないだろう。大衆は身の程を弁えろ」などと臆面もなく言うのでは、もうリベラリズムなど崩壊しているだろう。 twitter.com/gonoi/status/1…
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日本の政治家の不甲斐なさにイライラしているところに、外国で「正しい側が勝つ」様子を見せられて、勇気凛々、意気が軒昂になりすぎてしまったのかも知れないな。自分たちの正しさをもっと叫んでいって良いのだ、そうすべきなのだ、と。
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良い子にしていなさいと言われ、ならば良い子にしていたら周囲が色々と報いてくれるのだと思い込み、頑張って良い子をやっていたけれど、そうしたら実際には「手のかからない人間」として気配りの対象から外されただけ、顧みなくてもいい人間として誰からも気にされない存在になっただけ。という。
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実際のところ引用RTをざっと読んでみても、既に産んだ人や産む気のある人からは(多少のわだかまりはありつつも)おおむね好意的に受け止められているように見えるんだよな。こう言っては何だが、怒り狂っているのは、子供を産む気がない人が、私にとって不公平だと憤激しているようにも見えてしまう。
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実際に国民の総意というか平均的な意識はそうでしょう。たまたま皇室に生まれついただけの自由な個人に生き方を強制することなんてできないし、そんなことがあってはならないと思っているから「あれは本人がやりたくてやってくれているんだ」と処理するし、次の代でもそうなることを都合よく期待する。
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ただ、これは読む前から心配しても仕方ない話なのだけど、「能力主義と言いつつ実際には能力でない要素が大きいものを事後的に能力差ということにしているだけじゃないか」という批判を受けた人々が「能力の評価方法が間違っているのだ。評価をもっと正確にすべきだ」という方へ行かないといいのだが。
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マスコミしかり、選挙しかり、「正義」に燃える人々が、トランプとその支持者を倒すために、自分の持ち場でできることをした。統一された意志ではなく(それもある程度はあったかも知れないが本質ではなく)、そういう個別の「善意」の積み重ねがあった。自分にはそういう風に思える。
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もちろん愛がそこにあればその方が喜ばしいことは言うまでもない(ただ婚姻してから愛をはぐくむこともできる)。婚姻しても子を産まない夫婦だっているではないか、という指摘もあるだろうが、産めるのに産まないというのは婚姻制度へのフリーライダーに他ならず、本来は想定外の存在のはずなのだ。
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あるいは「幸せそうに見えても私はまだまだ幸せなどではない」と言いたいのだろうか。だとしても、自分にはどうにも「金持ちには金持ちの辛さがある。まあ貧乏人には分からないだろうけど」と言っているのと大差ないように思える。(とは言え実際にこういう趣旨のことを言う人はネットにも沢山いるが)
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ここらへんの構造は、よく批判されている「賃金が労働ではなく苦痛への対価になっている」というのと相似形に思えるな。「苦痛に共感できない相手の苦痛は対価に反映されない(無能の低賃金は自業自得なのでいくら苦痛だろうと評価に値しない)」という構造も同様に内包していそうではある。
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これは男女関係なくだけど「自分らしく生きねばならない」「自分らしさを確立せねばならない」「そもそも自分らしさとは何か」みたいなところですごく無理のある規範を持つようになってしまっていると思うのだよな。そうして一旦その規範を持ってしまえば、もう「自分らしさ」の奴隷になってしまう。
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自分は少なくとも今この瞬間は不幸ではなく幸福な側にいるのだと思うけれど、いつ不幸の側に転落するか分からない不安はあり、その時が来たら自分にはどうしようもないだろうと思うし、現にいま不幸に苦しんでいる人を見ると「本当なら自分があそこにいるはずだった」としか思えない後ろめたさがある。
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まあ「足切りしろ」とは思わないが、受験させて点数を公開することは面白いかもしれないな。点数の低さでむしろ支持される議員も出てくるかも知れないが、「知的なイメージで売り出しているのに点数が低い」みたいな危険な議員が判明することには意味がありそうだ。
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さらに正確に言うならば「ただ『おはよう』と言い合うだけで私を幸せな気分にしてくれるような相手が欲しいだけなのに」と言ったところか。表現を誤ると、まるで自分が「些細な希望さえ叶えることができない人間」のように思えてきて惨めになってしまう。これでは精神衛生上も良くない。
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登場人物たちが事前に「いいかみんな、今日でエヴァを終わらせるぞ!」「応!」と示し合わせたかのように息を合わせて風呂敷を畳む畳む。そして出てくる結婚と子供と生活の大事さを伝えるメッセージなのだが、そりゃ監督は結婚できたからいいけど、それがかなわなかったファンは辛いだけでしょこれ…。
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ああいうCMは、見てしまうと「どちらでもない」という選択は難しいし、またそれが許されなくなるんだよな。「リトマス試験紙」とか「髪を切るか首を切るか選べ」と突きつける効果がある。しかもそれは反射的に選択されてしまう。はっきり言って、「自社アピールのために分断を煽る」CMに見える。
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「これは正義のためだからOK」というエクスキューズすら浮かばない(なぜならそれは当然に「正しい」から)ままに、対立陣営が同じことをしたら許さないであろう様々な「正義」の行使が、自主的に、草の根レベルで行われたのだろうな、と思う。大きいことができる人は大きく。小さな人は小さく。
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山形の芋煮会で使われる重機が毎年新品を使用している(芋煮会で使用した後はオーバーホールされ販売され、翌年はまた別の新品を使う)という話は、なにか式年遷宮で新しくなりつづける社殿を思わせるな。やはり芋煮会は神事なのか。 twitter.com/Redpanda76/sta…
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これはクリエイターの経済的な(必ずしも収入の少なさという意味ではなく)不安定さも良くないと思うのだけど、「大ベテラン」「頂点の一角」くらいの位置を占めていてさえ「私なんてほんと弱者」という態度を取るのを見ていると、権威を帯びながら「反体制」をするロックやパンクを彷彿としてしまう。