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「実家が太くないと学問ができない」を「国家が太っ腹だから学問ができる」に変えたおかげで実家の太くない人間が学問に進み、それゆえ実家が太い人間が学問に特別な価値を感じなくなったところで「実家が太くないと学問ができない」に戻す昨今の状況、完全な梯子外し、釣野伏からの包囲殲滅では…。 twitter.com/fukanju/status…
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貞本版エヴァでも思ったが、「終わらせるために終わらせた」という印象の作品だった。「(旧エヴァの二の舞にせず)最低限の義理を通すために終わらせた」感があり、シン・ゴジラとかシン・ウルトラマンの路線に移行したい監督がエヴァを清算したかったのかなと思わせる、手切れ金みたいな作品だった。
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子供を作るということが、人生の「夏休みの宿題」みたいになってしまうことはあると思うのだが、不思議なのはキャリアを重視するような真面目で勤勉なはずの人が、宿題を後回しにするどころか「夏休みが何月何日までなのか」すら調べようとせず「そんなこと誰も教えてくれなかった」などと宣うことだ。
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実際、自分の職場でも半日ほどの「メンタルケア講習」みたいなやつを全員強制で受けさせられるから何かと思ったら、まさにこの「自分で自分の機嫌を取りましょう、自分の心は自分でケアしましょう」という内容で、「頑張って壊れない労働者になりましょうね」と言われている気がしてならなかった。
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吉野家の幹部の失言は品がないし(業界の慣用表現だとしてもそれがどう受け止められるか考え足りないという点で)脇が甘すぎると思うけれど、それで更迭というのは違うと思うのだよな。実際に若い女性を薬漬けにしたわけでも、それをしたいと表明したわけでもない。ただ比喩が不適切だっただけで。
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「自分で自分の機嫌を取る」を学校で教えるようになったとは、正式にメンタルのケアは自己責任の範疇に含まれることになったということですよ。自分で機嫌を取れていない、不満を外に出す人間は能力的にも道徳的にも欠陥人間ということになり、その不満の訴えは欠陥人間の言うこととして低く扱われる。
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これまで婚姻と子をもうけることは一体のものとして自明視されてきたから婚姻制度というルールがあったけれど、そいういう意味では時代に合っていないのだろう。「子を育てているか、そうでないか」で適用される制度に改めていく必要があるのかも知れない。同性婚を認めるならばそれを前提とすべきだ。
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映画を観ながら無惨様の「いつまでもエヴァに拘っていないで結婚して子供を育てて暮らせば良いだろう 殆どの人間がそうしている 何故お前たちはそうしない?」「ファンの相手は疲れた いい加減終わりにしたいのは私の方だ」みたいなコラが頭をよぎって仕方なかった。監督はエヴァに飽いている。
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ただこういうことを言うと「産みたいのに産めない夫婦だっている」と、不妊カップル(の「かわいそう力」)を盾に反発してくる人もいるが、不妊はあくまで不幸な例外であって、そうした不可抗力の同情すべき(というと怒られるかもだが)人々と単なるフリーライダーは厳に区別されるべきだろうと思う。
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言わば学者がこれまで努力して積み上げてきた相互の信頼、誠実さ、客観性から生じる「学者」「学問研究」への信頼や権威を使い潰して自分の望む結果を誘導するフリーライダーなのだけど、性善説に基づかなければ1ミリだって進まなくなる学問研究の構造的に、人文科学はフリーライドに脆弱なのだなあ。
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東アジア全体で出生率が低下する中で日本は踏みとどまっている方だというのは、「結婚して子供を持つ」という規範が社会の変化に耐えてよく残った方だからなのだろうな。この規範が崩壊していると、少子化対策は手厚いシングルマザー婚外子扶助という人間の動物化を加速する策か移民しかなくなる。 twitter.com/aruto250/statu…
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この件、「辞めた人間の売名行為」「辞めた人間が出しゃばって現役に迷惑をかけるな」などの批判が出ているが、被害者(当時)が「15歳の男」でなく「15歳の女子」だったら真偽を疑う声など上がらないし、非難もセカンドレイプ批判も火力がこんな程度ではなかったろうになあ。
news.yahoo.co.jp/articles/d7a7e…
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以前も似たようなことを言ったけど、夫婦別姓を推進する人は、そもそも姓の廃止を目指すべきではないのかな。相手の姓になりたくないのは分かる。だが自分が自分の親の姓になるのはなぜOKなのか。そして自分たちの子供には姓を与えるべきではないはずだが、そこの議論があまり無いのはなぜなのか。
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そうして、「心の命じたまま」をやっても社会的に死なない範囲の行動に収まる人たち、もしくは多少の逸脱も許される類いの人たちは、心のままに振る舞って一貫性を省みることもないのだろう。もちろん自己認識としては、自分の行動は一貫しているとしか思えないのだろうしな。
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責任から逃れられないと見るや「日本人全員が『共犯者』」と自分の責任を薄めようとするし、「こう聞きたい。『あなたは何かしてきたんですか?』」と責任を押し付けてくる。メディアは権力者の自覚が無さすぎる。
ジャニー喜多川の性加害問題は日本人全員が「共犯者」である
newsweekjapan.jp/nishitani/2023…
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「利得が見込まれる場合」は言い過ぎとしても「組織運営が順調な場合にしか昇進させてはいけない」「昇進が不利な局面では昇進させてはいけない」ということで、つまり「女性には立て直し手腕を期待してはいけない」ということになってしまうものなあ。これはさすがにバランスが悪いのでは。
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まあこの、「心の命じたまま」をやってしまうと社会生活が成り立たない、社会的に死亡してしまう、そういう人間は「心」ドリブンをやりたくてもできないのだよな。だからアタマで行動することが習い性になって、そうすると一貫性なんてものを気にしてしまう人間も出てしまうのだろう。
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またその副作用として、「強者然とする強者」がすっかり食い荒らされ、あるいはそれを察して身を隠すようになり「強力なリーダー」というものが不足するようになってしまった。それは弱者・被害者のフレームに慣らされた我々には良いことのようにしか思えないが、そのために社会はだいぶ傾きつつある。
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これはクリエイターの経済的な(必ずしも収入の少なさという意味ではなく)不安定さも良くないと思うのだけど、「大ベテラン」「頂点の一角」くらいの位置を占めていてさえ「私なんてほんと弱者」という態度を取るのを見ていると、権威を帯びながら「反体制」をするロックやパンクを彷彿としてしまう。
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日本単独野営協会によれば「大切なのは被害を受ける側に対策を求めるのではなく、加害者側になりうる考えを持った人が、自分を見つめ直し、人としての基本的な気遣いをしようという気持ちを持つことです」だそうだが、言われればそれをできる人間しかいないなら最初から苦労はないんだよなあ。
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エビデンスは全て無視し、自分の意見をbenevolent sexismと指摘した表現にだけ飛び付いて「これでは『話にならない』ので以後関連議論はしない」と切り捨てて議論を回避する態度は、本当に本当に本当に、予想通り過ぎてガッカリするとしか言いようがないが、これが現代の「社会学」の姿なのだろうな。 twitter.com/SeanKy_/status…
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この数日話題になってた「20歳以上の年齢層でも(中略)男性では40%近くが『交際経験なし』だった」ってやつはまさに社会のショーウィンドウ化によるものだと思うんだよな。もはや男にとって女性とは、「リスクが高く、自分の尊厳を傷つけるもの」でしかなくなりつつある。
nippon.com/ja/japan-data/…
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個人的には、国民として敬意と勤労(税)を捧げるのと引き換えに皇室には良き君主であって欲しいけれど、そういうのはもう80年ほど前にお断りされてしまってるのだよな。敬意を捧げても関係ないとなると後はもう「俺は俺の責務を全うする!」という人が幸運にも代々続いてくれるのを期待するしかない。
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これはものすごく、性行為をめぐるヒトのオスとメスのプリミティブな争いという感じがするな。セックスと庇護や扶養は交換であるという原始的な取引のルールが暗黙の前提として心の深いところに埋め込まれていて、オスもメスもヤリ逃げや托卵で何とか一方的に利益だけ得られないかと暗闘するわけだ。
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「疑う」ということを知らず、しかし「疑うことが大切だ」と教えられたら、今度は「どう疑うか」については教えられた通りにしか疑えない。点数が高くなる「疑い方」が「正解」なのだということしか分からない。自分の中から発した何かと外界にあるものをぶつけるという疑い方ができない子供の仕草だ。