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かつて、入試問題の採点をしているとき。
「○○の証明をするための実験手法を説明しましょう」という設問に対し、模範解答と異なる手法を書いてきた受験生がいた。
ただ、その方法で実際にその事象が証明出来るかはその場の教員が誰も解らなくてね。
で、採点をストップして実験を始めたんだ。
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結果は、見事に証明された。
誰一人、その答えを知らなかったし、受験生が解っていて答えたかどうかはわからかいけれど。
僕らは、その受験生の解答を正解にした。
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それだけの話なんだけれど、「模範解答と違う」から誤答と判断するのは、思考の幅や探求心の成長を阻害すると思ってる。
あの時、採点の手をとめて実験を始めた理科主任を、僕は今でも尊敬してるし、教科を教える上でそうありたいと思っている。
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バズったら何か宣伝する習わしがあると聞いているのですが、特に宣伝するものもないので更新中の1年間の実験・観察授業のまとめでもご覧ください。リプライツリーでまとまっていて、もうすぐ完成。
簡単な実験内容と板書をまとめてあります。乱筆と板書の字が汚いのはご容赦。twitter.com/raptorial_owle…
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そういえば、呻いているあいだに「小さな系の集合による大きなシステムの構築」に関するとてもエレガントな仮説を思い付いた気がするのだが、目が覚めた時には何も思い出せなくなっていた。夢だったのか。
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水晶体がレンズである、という説明をすると、生徒たちは「ふうん、マァそうだろうナ」という顔をする。光を屈折して投影するのは知っているのだ。
けれど、水晶体で文字が拡大できることを見せてあげると、生徒たちはそこそこ歓声をあげる。授業は見せ方次第だと思う。
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標本用にいくつか採集した。休み明けに大学に持ち込んでみるか…。
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ぜひとも刺身で食べたいところだけれど、さすがに漂着したものだし生食は避けたい。
昔ハイアイアイ群島のハイダダフィ島を旅行した時に、見学させていただいた臨海実験所の職員さんが、小さめの2cmくらいのラディオドンタ(たぶんフルディア)の佃煮を分けてくれたことがあるが、醤油味しかしなかった。
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ハイアイアイ先住の人は、大きめのアノマロカリスを油で揚げていたから、揚げてしまえばいいのかな。
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以上、拾ったアノマロカリスの食レポでした。
ちょうど12時だし、お昼にするか。
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午後には種明かしをしなければならないらしいので、早々に。
すみません、ホラを吹きました(みんな知ってる)
アノマロカリスなどラディオドンタ目の動物は相模湾どころか世界中どこを探しても見つかりません。既に絶滅しています(みんな知ってる)
やーい、だまされたー(いやみんなわかってる)