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なおこのメタファーで言うと、あなた全然専門家とちゃうやんって人が専門家ってうたってメディア出だして、最初からフルスロットルでいいかげんなことばかり話してるケース、どんな分野であれ専門知識積み上げてきた先人に対する敬意欠いた純度100%の「ダークサイド専門家」ってやつだと思う。
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この認識のギャップがどこから来るかっていうと「高校までの勉強とか比にならないレベルの学習量必要なことを仕事で役立てる」とか、あるいは「多少の地頭だけで出来るようなヌルい仕事してねぇよ」って感覚が具体的にイメージ出来るかどうかなのかもしれない。
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世の人々、謎に「地頭」ってものに期待しすぎじゃないかってところがあって、「大して勉強せずにそこそこの学業成績でした」みたいな人材を上手く鍛えたら大きく伸びそうって思ってるのかもしれないけど、逆に「長年大した勉強したことがない」人に何かを学ぶ習慣持たせるの難しくないかと心配になる。
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キツいことあって凹んでる人に「止まない雨はないから」とか言って慰めた感じ出してくる人、リアルタイムで大雨降ってる状況で「止まない雨はないから」って傘ささずに外出したりするんだろうか。「今濡れて寒いのがキツいので傘が必要なんです」って話と「いずれは止む」って話噛み合ってないだろう。
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選挙運動手伝ってもらう人にお金出しちゃいけないって法律、理念としてはわかるんですけど、そのせいで「謎に無償で選挙運動手伝ってくれる人たちをたくさん手配してくれる組織」の政治的影響力が増してしまうの制度のバグな気がする。あれ一種の「労働力のワイロ」として機能しうるものではないか。
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研究者の利益相反(Conflict of Interest)だと、企業からもらった金銭以外に「役務の提供」ってやつもちゃんと開示しないといけないことになってたりするんですけど、政治周りでもそのへんの透明性あげた方がいいんじゃないかなという気がする。
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けっこう前からずっと言ってるんですけど「どれだけ賢くて何かの分野で偉業を成し遂げた人であれ専門外の発言に関してはポンコツである可能性に注意した方がいい」みたいな意味で、「ニュートンとヒキガエルのゲロ」って表現は警句として世の中にもっと知られていい気がする。 twitter.com/philomyu/statu…
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「置かれた場所で咲きなさい」って言葉、誰が言い始めたのかわからんけど植物育てたことない人な気がする。pHとか水はけとか降水量とか気温とか、相性悪いところだと植物全般容赦なく速攻枯れるので、むしろ「咲ける場所に置きなさい」って考えた方が良いのではないだろうか。
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あと植物の種類によっては侵略的外来種になるレベルの「マジ幅広い環境で咲きよるやつ」もないわけではないけど、たまたまそのタイプの人が「咲く場所を選ぶとか甘え。とにかく置かれた場所で咲きなさい」とか言ってるなら世の中そんな種ばっかりじゃねえよと思う。
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いじめにしても教師の体罰とかにしても、学校の中のことだとなぜか傷害罪とか暴行罪とか強要罪がなぁなぁにされたりするの、法治国家としてどうなのか、ということ昔から疑問に思ってる。子どもたちが最初に触れる社会である学校で刑法なぁなぁにするの、遵法意識育てる上でマイナスじゃなかろうか。
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そして日本の学校教育もそこまで顕著じゃないにせよ「子どもがたくさんいる中で高等教育の貴重なリソース投じる適性ある人材選別する」みたいな設計だったりしないだろうか。少子化進んでくると「業界全体で貴重な若手を手厚く育て始める」みたいな意識の転換が社会全体で必要だったりしないだろうか。
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日本の昔の職人さん文化全般、大したこと教えない中で下働きさせてるうちに育つ人材をよしとしてないかっていう気がしていて、あれ大量の後継者候補がいる状態で才能ある人材選別するのには有効でも、数少ない貴重な後継者候補人材育てる上では明らかに非効率な方法ではないかという仮説を持っている。
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SNSでたまに見かける「弱い人は復讐する。強い人は許す。賢い人は無視する」っていう「名言」、誰が言い出したのか正確な出典調べても出てこないんだけど、もし本当なら復讐されるような悪いことする人に有利すぎだし、強くて賢い人だって「法的にきっちり償わせる」くらいのことふつうにするだろう。
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似たような概念で「金持ちケンカせず」というのもあるけど、あれも現代において正確に言うと「ただし必要に応じて法的措置はためらわない」みたいな但し書きつける必要あると思うし、場合によっては何かやらかした際のリスクがちょっとした「ケンカ」などよりもえげつないものになることもありそう。
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本田圭佑さんの「直接の面識のない若手プレイヤーはさん付けする」っていう姿勢、世間でいじられてる空気も感じるんですけど、個人的には長年日本語の「さん」って敬称を良い文化だと感じていて、それほど堅苦しくもなく、相手のジェンダーや教育歴も関係なく敬意を払えるのめっちゃ便利だと思う。
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十分親しい間柄なら呼び捨てもニックネームも好きにしたらいいし、同じ組織に所属してアイデンティティ共有できるなら国会やジャニーズ事務所に準じて年齢性別問わず「~くん」、公的な場で専門家同士が呼び合うなら「~先生」、それ以外は全部「~さん」でいいんじゃないかと前から思っている。
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FIFAのルールで、選手の移籍金が発生した場合にはそのうち最大5%が12才から23才までに所属したクラブにも分配されるってのがあって、実は滝川第二高校も岡崎さんの移籍で2千万円くらい得てるんですけど、ふるさと納税とかも返礼品目当てとかじゃなくこういう仕組みにした方がよくないかって思ってる。
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例えば自分、神戸市立中学と兵庫県立高校に育てて頂いてるのに住民税一円も神戸市や兵庫県に払ったことないんですが、所得に対して10%かかってる住民税のうち1%分くらいは神戸市や兵庫県の教育予算に分配されても罰は当たらんのじゃないかという気がする。
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仮にこの制度が実施された場合、少子化対策したり保育環境整えて子育て世帯の移住促進したり子どもたちの生涯所得をあげるような質の高い教育に投資することが確実に将来の税収増になるってインセンティブにもなるので、日本全体の経済成長考える上でもプラスだったりしないだろうか。
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ほとんどの人は「若い頃にハマった音楽だけを一生聞き続ける」みたいな話昔読んだことがあるんですけど、個人的に「頭の老い」みたいな現象はそのへんから始まるのではないかという仮説を持っている。音楽でも漫画でも、新たな楽しいことのインプットすらできない人が新しいこと学ぶの難しくないかと。
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年長者の中にはどんな新しいことの話しても「なぜかそれに関連する個人的な思い出の話」へ持ってこうとするタイプの人がちょくちょくいるんですけど、あれも「若い頃にハマったことだけの話を一生し続けたい」という状態なのではないかと思うし、自分自身がそうならないよう全力で逆らい続けている。
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新しい分野のこと勉強しようとAmazonのレビュー見つつ本漁ってるとどんだけ高評価な本にも否定的なコメントついてることあって、初学者向けに全体像概説する本には「浅い」、フォーカス絞って詳しく説明する本には「視野が狭い」、全体像詳しく説明する本には「わかりにくい」って書いてる気がする。
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平均的な日本人より所得にも資産にも恵まれてるおじさま方がわざわざメディアで「これからの日本人は貧しくとも心は豊かに生きよう」とか言うの昔から謎だったんですけど、「金はやらんが暴れず生きて欲しい」という意味だと仮定すると筋が通るし、幸か不幸か多くの若い世代がその状態達成してそう。
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おせちの縁起全般、ただのダジャレじゃねぇかということが昔から気になっていて、色んな人ん家の「ダジャレ好きな親戚のおじさん」の発言が長い年月かけて伝来したり集積したのがおせちの由来なのではないかという偏見と共に毎年新年を迎えている。