301
昔読んだドラえもん、のび太が道具使って「全日本人の知能レベルをのび太に合わせる」ってしようとした時、「日本中がきみのレベルに落ちたらこの世の終わりだぞ!」って怒るシーンがあるんですけど、現実の大人が言う「俺が理解できず使いこなせない知識は教えなくていい」って主張も同じ印象である。
302
単純作業が苦にならない勤勉な人間、機械とかITが未発達な時代にはそれだけで価値あったんだろうと思うけど、逆に今だと「めんどくさいから何とか自動化してやれないかって考えてしまう」っていう怠惰さの方が圧倒的に価値生むので、学校の道徳教育とか会社の文化醸成とか転換点に来てるのではないか。
303
たまにこんな感じで
長方形に整形された
メール送ってくる人
あれ一体何なのかと
疑問だったんですが
身内にそのタイプを
見つけたので聞いて
みると「わざわざそ
うなるように改行し
ている」とのことで
謎は深まるばかりで
ある。
昔のメーラーは右端
で折り返す機能がな
かった的な理由だろ
うか。
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今年たぶん例年以上に冷房の設定温度高めにしましょうって社会的圧力高まりそうな気がするんですけど、教育系の実証研究で「室温高い(確か26℃以上とか)とそれだけで数学のテストの成績が下がるかも」って報告があったくらいなので、うっすら頭悪くなってる状態で仕事の意思決定するの結構なリスクだ。
305
ある世代にはかっこいい扱いされてた文化が下の世代から見てダサく感じられる一因として「自分の周りにいる尊敬出来ないタイプの大人が好きそう」っていうイメージと結びついた「負のロールモデル」みたいなメカニズムが存在してるのではないかという仮説を持っている。
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なお環境省は暑さ指数の情報を公開してるので計算方法知らない方もとりあえずこれ見て、赤なら「屋外での運動禁止」、オレンジでも「激しい運動や持久走は禁止」って水準だと考えればいい。
wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
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ちなみに「暑い時期は水分をこまめに補給しましょう」「スポーツドリンクを利用するとよいでしょう」と文科省の公式の文書で言及されてるので、昭和体質の先生にスポーツドリンクの持ち込み禁止って言われた場合もこれ根拠に交渉したいところである。
mext.go.jp/content/210528…
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あ、最初のツイートで「文科省がガイドラインで」って書きましたけど正確には最初の画像は環境省が定めたやつで、文科省もこの環境省のやつ紹介しつつ「これ参考に学校や地域でガイドライン定めなさい」って姿勢っぽいです。念のため。
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本日私的に比較的緊急性の高い電話をしないといけなかったんですけど、auの通信障害のために電話が使えず、どうしたもんかと検討した最終手段として10年ぶりぐらいにskypeに課金してそこから先方の固定電話にかけてなんとかなった。古のインターネット知識で救われた感ある。
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日本が好きで日本の少子化は何とかすべき、という主張はいいとして、なぜ一部のおじさま方たちがその対策を子育て支援バンバンやっていきましょうという方向じゃなく、若者とか女性とかLGBTとかの自己選択権制限しましょうって方向に行きがちなのかという点については前から不思議なとこである。
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日本に何千万人かはいるだろう「穏健な思想を持った政治に関心なくて投票しない人たち」の政治的影響力ゼロな一方で、その1000分の1程度の規模しかない、「数万人が同じ方向で熱心に政治にお金と時間ガンガン使う集団」がやべぇことを実現させるための政治的影響力は意外と大きかったりするのだ。
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投票とかも含めて「政治的なことを言ったりやったりすること」を嫌がる人少なからずいますけど、そういう姿勢って逆に「やべぇ政治活動する人たち」をのさばらせる原因になってる側面ある。まともな人が政治的にアクティブじゃないと相対的に「やべぇ政治活動」の持つ影響力が上がってしまうのだ。
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医療関係者が今「マジでたいへんな状況だからみんな気をつけて」って言ってるの、「自分が忙しくて嫌だから」とかじゃなくて「通常だったら助かるはずなのに助からないような人見るのが辛いから」って意味だと思ってたんですけど、前者の意味にしか認識できない人ふだんどんな意識で仕事してるんだ。
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自分が「面倒臭さの非対称性」って言ってる現象なんですけど、経営者でも行政でも、人に面倒くさいことさせるルール制定するだけの権力持ってる人ほど自分自身がその面倒くさいことする可能性が低いため、気軽に面倒くさいルールを導入して組織や社会の生産性を下げにかかるリスクが常に存在している。
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お金だけでは買えない経験ってものがないわけじゃないけど、それはスポーツとか芸術とか仕事とか勉強とかに異常なレベルのエネルギー費やした結果得られるものくらいだと思うし、「異常なエネルギー費やしていい環境」というのはたいてい家族や税金で買われたものである感謝を忘れてはいけないと思う。
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逆に世界のどこに行ったとか、ちょっとした社会活動したとか、ちょっとした起業したとかいう意識高い系経験は全部純粋にお金だけでも買えるやつであり、このへんの領域で「お金だけでは買えない」のって、経験とかぬるい話じゃなくそれだけでドキュメンタリーのコンテンツになりかねないものくらいだ。
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「相手の本性を見たければ○○をさせろ」ってストレス負荷かけること推奨する人たまにいるんですけど、「ストレス高めの環境こそが本性」って前提おかしくないかと思ってる。仕事だろうがプライベートだろうが、自分と付き合う相手は多くの状況でストレス高めな状態になりますって暗黙の表明では。
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個人的には、物理的だったり心理的な安全性確保された状態で健全に話しあえる状態こそが本性というやつじゃないかと思ってて、高ストレス下で多少何かやらかしても「大変だったねー」って思うだけだし、自分が付き合う人に対しては極力「安全な状態の本性」を出し合える間柄でいたいと思う。
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「本当に賢い人は難しい話を専門外の人にもわかりやすく説明できる」みたいなこと言ってる人たまにいますけど、「賢さ」にもいろいろあるし、例えば「難しいことの厳密性保ったままスキなく高速で議論できる」とかの方向の賢さを、この種の話する人は検知するセンスがないんだろうなと思う。
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「わかりやすい話」ざっくり言うと、
1)受け手に求める前提知識
2)話自体の長さ
3)厳密さや発展性
のトレードオフを最適化する行為であり「専門外の人向けのわかりやすい話」が上手な賢い人、ある種の諦念で3)の部分ガンガン捨てて「わかった気にさせるのが上手い」って側面しばしばある。
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「本当に賢い人は難しい話を専門外の人にもわかりやすく説明できる」説、裏返すと「私が理解しにくい話をするのは話者が本当に賢い人ではないから」ってひどい責任転嫁であり、そんなこと言ってる間に理解できなかった話の前提知識から丁寧に説明してくれてる入門書の一冊でも読めばいいのにと思う。
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IT関係のスキル全般の習得において「公式ドキュメントを読む習慣があるか否か」って地味にめちゃくちゃ大事なポイントで、習慣ない人って本当に全く読まないし、代わりになぜか微妙な入門書買ってきたり、微妙な技術記事を拾ってきたりして学習効率損ねがちみたいなところしばしば見かける。
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メディアの人たちも専門知識に敬意払ってくれる人ばかりじゃなく「自分たちの考えたシナリオに専門家っぽい権威だけ演出したい」みたいな人けっこういるので、そこに抵抗するのって労力使うし「それよりテキトーに空気読んでチヤホヤされた方が得」って妥協しはじめるとすぐダークサイドに落ちそう。
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スターウォーズに「フォースのダークサイドに落ちる」って表現ありますけど、日本のメディアに出る「専門家」が、最初出てきたときは自分の専門のことだけマジメに話していたはずなのに、気がつくと「専門家って看板使っていい加減なことばかり話す」ようになるのも一種のダークサイド落ちだと思う。