トダ(@_t0da_)さんの人気ツイート(リツイート順)

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ある日新所長の部屋に行った 「どうした藤丸?」 クマだらけの顔を向ける新所長 「ジムさんは、よく俺を気にかけてくれました、キャシーさんはクッキーを焼くのが得意で…」 「…私の毎晩を知っていたのか 彼らの人生を、未来を、うう、うわああ」 「うっ、うわああん!」 2人で抱き合って泣いた
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「この呪殺、やはり道満殿が…」 「おおおそろしや!やはり晴明殿に嫉妬して」 「そうに違いない!」 …… 「道満、いくよ!」 「頼りにしてるからね!」 「…牙を抜かれたと思われましたかな? いいえ、いいえ、牙は研いでおりまする マスターの敵を屠るために!!」
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目がさめると誰もいなかった 部屋も食堂も空っぽ 「まさか大奥みたいに攫われて…!」 人っ子一人いないカルデアベースを走る 「おーい!おーい!」 … 「我々を知覚出来ないようだ」 「何らかの攻撃、認識阻害かも」 「おーい!みんな!」 「…先輩 みんなここにいます」 「マシュ!どこだ!」
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「どうやら俺達は城の内側にいるようだ」 「…アヴェンジャー?」 「マシュ、あの娘の宝具 あらゆる災厄を通さぬ鉄壁の城 今はそれが、燃え盛る外界を一切遮断する白亜の檻となっている」 「だが…共犯者!よりにもよって俺を連れたな! シャトー・ディフを脱したこの俺を! 手はある、行くぞ」
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「おなかすいてたんだね」 「マスターは許すかな?」 「きっと笑って許します、母は信じます」 … 「マスターは許すかな?」 「マスターが許しても母は許しません」 「我の下賜の品、盗むとは万死に値する」 … 「だから言ったのだ!あの墓には墓守がいる!気分を損ねれば殺されるから手を出すなと!」
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「可愛い子なんだけどねーどんどん大きくなるし、このまま大きくなり続けたら…というか最近ビーム出すようになったんだよね、家壊れちゃうよ〜」 …… 「何故アレを回収しないのですか!」 「馬鹿か!オジマンディアスから当時のマスターへの贈り物だぞ!死にたいですと言ってるようなもんだ!」
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遠方の爺ちゃん婆ちゃんに引き取られて、多少生活はマシになった 三食食べて、服もきれい 友達もできた 高校生になったある日 「藤丸、献血いこーぜ!」 「お菓子とジュース飲み放題らしい!皆行くってよ!」 三食食べても相変わらず腹ペコだった俺は、お菓子目当てに献血に そして、カルデアにきた
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まさにもて遊んでいた 骨も抜かず食い散らかし ただ私に石を投げた人達は全員 生皮を剥がされ広場に積まれていた 「…仇討ちとかじゃないんだと思う」 「はい きっと」 でも、彼女は私達を彼女なりに大切に思っている そう思ったから責めなかった 鬼は2人の憂いた顔を見て一層笑い 笑い声だけが響いた
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そういう 背筋が強張る程の違和感を感じる場面はそれから時々あった 「アナスタシアの村はずれ 礼装がなきゃ耐えられない猛吹雪の中 スーパーの袋をもって歩く女の人を見た」 「スカート膝丈だったんだよ? 幻覚かと思ったけど サーヴァントの皆も見たし足跡もあった …あれは何だったんだろうね」
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「昨日〇〇市で男性が刃物で切られ殺害されました、男性も刃物を所持しており、警察は通り魔事件との関係を…」 (もしかして、ちゃんばらのひとが「とおりま」だったの!?) …… 「って昔思ってたなあ」 「なんじゃあ、酷いいわれようじゃ!」 「今は分かるよ、守ってくれてありがとね以蔵さん」
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「戦力を温存することも作戦だ、悪いことじゃない」 「でも、でも私あからさまに贔屓してた!聖杯の入ったサーヴァントは はなから行かせる気すらなかった!」 「彼らはあなたにとって大切な存在なのですよ、そんなに責めないで」 「うう、ううう」
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「全く『藤丸立香の手記』とやら… オデュッセウスのところを見てみよう、いやちょっと気になるだけさ!ちょっとだけ! なになに…「胸のところがあいてる、木馬に乗せてくれる、優しくて爽やか」…… これじゃ簡単に召喚出来ると勘違いするわけだ! …ふふ」 『人理の為と、あの子だったからだよ』
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酒呑童子は遺骨を墓に戻すと 酒盛りを始めた 「懐かしいわあ、旦那はんお酒飲めへんかったもんねえ、死んだら下戸もなおったんとちゃう?」 墓前に酒を供える 「旦那はん生きてる時は周りが騒がしかったさかい 死にはった後も骨、いいように使われるなんて我慢できんわ」
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「道満は凄いんだ!」 藤丸立香はマシュに語る 「父さん母さんを式神に降ろしてってお願いしたら本当にやってくれた! 言動も行動も間違いない!本当の霊を降ろしてくれたんだ!」 マシュは道満に尋ねた 「あぁ、マスターのご両親?降ろすなど、勿論不可能 あれは拙僧がそれらしく操ってるだけです」
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結局俺は彼女を問い詰めなかった 酒呑童子は大切なサーヴァント、信頼してる それは何があっても変わらない でもあの洪水は?町を壊したのは? 聞けない、だって答えはわかってる きっと世界を取り戻しても母さんの遺体は見つからない あの肉が何だったのか、きっと俺はもう知ってるんだ おわり
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マシュのレベルが低かった頃 思わぬ消耗をした所を襲われた 倒れたマシュにローマ兵が槍を突き刺そうとする 「やめろ!」 足元の大きな石を拾って、それで 「ごめんなさい…先輩…」 ころしたかは分からない けど相手はもう動かなかった 「…いつもマシュにさせてたことだ」 2人で身を寄せて、泣いた
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「おはな、いれる」 「良いわねアステリオス、光栄に思いなさいマスター?女神が花を手向けるなんて」 … 「皆ありがと!賑やかで楽しい!」 「宗教的にははちゃめちゃですが…」 「カルデアでも皆仲良かったじゃん、同じだよ あと、息子確かに愚息なんだけど、手出さないでね」 「「「ギクッ」」」
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「私が消えなければマスターのことを覚えていられる、だから」 「それは…出来ない」 「連れてって、ねえ、連れて行ってよ ねえ、おい、連れて行け!!!」 変貌ぶりに驚き慌てて戻ると、該当するフレンドは消えており、1枠空きができていた 「あなたのこと、忘れたくないだけなのに」
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アビーは変わってた いつもユーゴっていうぬいぐるみを持ってた 遠い国から来たらしいけど日本語はペラペラ 「私ったらお利口さんなの!」 あと自分のことを皆に言うなって だけど元々言うつもりなかった どうせ「よそもん」の言うことなんか信じないし それに、せっかくできた大切な友達だったから
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「プハァ!ガッツが無ければ死んでいましたな」 「びっくり!本当に身代わりだったんだね」 「拙僧が嘘をつくとでも?こんなに純真無垢な法師陰陽師ですのにヨヨヨ」 「あーごめんごめん」 (あやつらの顔見ものでしたな〜よりによってマスターの命を救ったのが拙僧とはさぞかし業腹でしょうンフフ)
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「私の娘からこれ以上、爪のかけら一つも奪うな!」 「私は彼女を救う義務がある、命を救う義務がある! 例え彼女の命を、奪ってでも!」 『バーサーカーと、バーサーカー』
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「それよりホームズ、なにパイプなんぞふかしてる!」 「あなたなら簡単に倒せると分かっていたのですよ、ミスター!」 「…本当は結界もあるしあそこで戦わなくてもきっと平気だった」 「でも飛び出しちゃうんだね、彼はさ!」 こっそり話すダヴィンチちゃんの後ろで 所長は一際大きなくしゃみをした
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サポートに出したサーヴァントが消え 1週間ほど経った頃、フレンドから手紙が 「この度はありがとう おかげで随分助かりました 皆喜んでいます 余った分をお返しします」 いくつかの素材が添えられて それを見たダヴィンチちゃんが零した 「残念だがもう戻らないだろう」 「これは彼の体の一部だ」
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ばーちゃんの家が無くなった後 ドーマンがうちの庭に来た 「アイツ、引き取ったんじゃねーのかよ!無責任だな!」 仕方ないからうちで飼った … 「ドーマン、実は俺学校でいじめられててさ」 いじめっ子は来なくなった (あなた「ばーちゃん」と家族同然に仲良くしてくれましたからね、これくらいは)
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「あら?2人目なの?可愛いわねえ お嬢ちゃん今いくつ?」 「うーん、0さいかな?」 「?」 「おかあさん、いこー」 …… 「ジャックこの子のこと、嫌いじゃないの?」 「なんで?産まれてこられるから?」 「……」 「私たちも愛されて産まれたかった、この子もきっとそう、同じなの、だから、すき」